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インドア派運動不足登山超初心者、高尾山の入り口に立つ

小さい頃からずっとインドア派だった。
だから登山とか、「え?なんであんな苦しいの好んで行くの?」
と、思っていた。

それがここにきて急に「高尾山に登りたい」である。
自分の事ながら意味不明、本気でわけわからん。

しかもどこの山でも良いわけではない。
高尾山が良いのだ。

なぜに高尾山か?
やっぱり小学生の頃、遠足で登った思い出の山というのもあるし
八王子にあるからアクセスがいいというのも大きいんだと思う。

というわけで秋晴れが気持ち良い金曜、午前10時20分、
インドア派運動不足登山超初心者、高尾山の入り口に立った。


さぁ・・・ココからいよいよ
人生初のソロ登山のスタートである。

運動不足なのに登山なんて出来るのだろうか。
途中で歩けなくならないだろうか。

まぁ、心配したってしょうがない。
もう入り口の目の前まで来てるんだし。

自分の心地良いペースで。
足をくじかないように歩く時に気をつける。
休憩と水分は、ちょくちょくとる。
ダメだと思ったら引き返す。無理はしない。

これを絶対守る!

さぁ、人生初、ソロ登山の始まりだ。
記念の一歩を踏み出す。
ドキドキとワクワクで、なんか1人盛り上がる。

高尾山には色々なコースがあるが、今回は初心者向きの1号路で行く。
舗装されているコースなので、足元はコンクリートだ。

登山というには味気ないかな?と思ったけど、なんのなんの。
道の両側は木々の緑でいっぱい!
チョロチョロチョロ・・・と小川の音も聞こえてきて、ものすごく心地良い。 

ああ・・・思いきって来て良かった。
道もゆるやかで、歩きやすい。
さすが初心者コースだわ・・・

でも、やっぱ少し暑くなってきたな・・・

それもそのはず、この日の八王子は夏日だったそう。マジか!
じんわり額に汗をかいている。
汗で体が冷えたら困る。
歩いて15分で上着を脱ぎ腰に巻いて山道を進む。

緑の中の登山、本当に気持ちいい・・・
この位なら無理なく行ける。
なんか楽しくなってきたぞ〜と、少し安心した頃

なんか坂・・・キツくなってきてる?

つか、傾斜が信じられない角度になってきてる。
ヘアピンカーブを曲がっても果てしなく続く急激な坂道。

これマイケル・ジャクソンの、例の斜め30度の
ポーズが余裕で出来る勢いじゃない?
(しないけど)

しかもコンクリートの固さが地味に足裏と膝に響く。

コレどこまで続くんすか〜?と反ベソになる頃
分岐点に到達した。

このまま1号路を進む?
それとも金毘羅台園地方面に進む?と標識が聞いてきた。

見ると、金毘羅台園地方面は土の道だ。
これぞ、ザ・登山道!コンクリートにヘトヘトだった私は即、
金毘羅台園地方面に進んだ。

これが大正解!
土の道の優しいこと、優しいこと。足がチョ〜楽ちん!

しかも、テクテク進んだ先の金毘羅台園地からの景色は…

これがもう最高!!絶景!!気持ちいい〜!!

じんわりかいた汗を拭き拭き、住み慣れた八王子の街を見下ろす。

上から見るとなんてちっちゃい…

なんか、あの中で、毎日くだらない事にイラッと
したりしてワタワタしてるんだなぁ〜
なんかちっちゃいなぁ〜私。

ここから見ると、どーでもいいわ〜

そんなこと考えてると、だんだんだんだん
気力が湧いてきた。

はぁ〜
なんか元気もらった!

金毘羅台園地のベンチでじゅうぶん休息をとり、
水分補給をしてパワーチャージ。
山頂目指してまた歩き出した。

その数分後、
「あ、さっきチョコとか飴とか口にすれば更に
体力回復に役立ったのかも」と激しく後悔。
いわゆる行動食ってやつ?

登山なれしてない超初心者は休憩の時間の過ごし方も
ヘタクソなのであった。
(次回はチョコ食べよッ)

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