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英語エンターテインメントエッセイ「英語のそこのところ」

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Native English Speakerはどうしてwhy を連発するの?  なんで、a やthe にこだわるの?  日本人にとって理解しにくい英語の感覚は、実はNative…
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#異文化コミュニケーション

著者 徳田孝一郎からのご挨拶

 拙著「英語の国の兵衛門」が上梓されたのは、2008年のこと。  なんとなく知ってはいるが、使いこなせてはいない英文法を使えるものにできる、ドタバタが面白いと、読者の方にはずいぶんとお褒めいただいた。面映い限りで、ちょっとほめ過ぎだよと思ったが、実際はまんざらではない(笑)  調子に乗って第2弾を、と自分も思っていたし、版元からも次の本のネタはないかと言われていたのだが、好事魔多しとはよく言ったもので、突然版元が解散してしまい第2弾は立ち消えとなってしまった。  やる気が

英語のそこのところ 第9回 『責任者を呼べ』よりも。。。

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  今日は12月26日。クリスマスも終わって、さぁ次はお正月ですね。  みなさん、年末の気ぜわしいムードの中でわざわざ英語のエッセイを読んでいただき、ありがとうございます。それとも、もう休暇に入られておられるでしょうか? 私はあまり大きなしっかりした会社に勤めたことがないこともあって仕事納めは29か30でした。  クリスマスが終わってからもう一仕事して、オフィスの大掃除して、忘年会。ほっと息をついたらもう大晦日。毎年、自分の部

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英語のそこのところ 第10回 Give & Takeを大切に

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  あけましておめでとうございます。みなさん、大晦日は呑みすぎませんでしたか? しっかり呑んで、紅白歌合戦を見て、二年詣りに行かれた方も多いと思います。もちろん、二年詣りから帰った元旦の朝(昼?)は、お雑煮にお屠蘇でしょうか。正月のほうがなんだか、ハードスケジュールのような(笑)。何はともあれ、今年も「英語のそこのところ」をよろしくお願いいたします。  さて、今日二日は書初めとのこと。いつもは日本語で今年の抱負などを書かれる方も

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英語のそこのところ 第11回 It’s my pleasure.

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子 「あんた、途中から変わったからね」  年始の寒空の下、吉田が山本に言った。それを聞いた山本の動きが止まる。上げかけた熱燗の入ったコップがテーブルに戻った。  新橋の露店の呑み屋だ。吉田は山本の教え子で、年末に会計士の試験に合格したという報告があり、じゃあお祝いしようということで、新年会がてら酒を呑むことになったのだ。  吉田と山本とはもう20年来の付き合いになる。付き合いと言っても、初めて会ったのが吉田が10歳、山本が24歳だっ

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英語のそこのところ 第12回 「数えられない」の意味するもの

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  何度かいろいろなところで書かせていただいていますが、私は英語が好きだったわけでもないのに英語を教えさせていただいたり、英語教材の編集者をやらせていただいたり、英語をネタにしたエンターテイメント小説やこのエッセイを書かせていただいたりしています。  英語大好き! という方もいるのに、英語があまり好きでない私がこんなことを書かせていただいているのは、本当に申し訳ないところで、星の巡りというか、偶然の積み重ねというか、人生なにが起

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英語のそこのところ 第13回 a(an), the が主役?

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  時が流れるのは速いもので、この間正月だったかと思えば成人式も終わり、センター試験も終わって1月の下旬に入ってしまいました。正月の書初めで、一念発起、今年こそは○○をものにするとスキルアップを誓われた方も多いと思います。大丈夫ですか? 心理学の本によるとそういう決意は初めの三週間続くとずっと継続するそうですが。。。え? 余計なお世話だって。そういうお前はどうなんだ? はい、私は継続しておりますよ。目標を作らないという目標をここ2

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英語のそこのところ 第14回 行列を苦にしないのは。

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  前の会社は西新宿にあってラーメンストリートとして有名な小滝橋通り沿いにありました。有名店が軒を連ねていて、ラーメン好きの人にはたまらない通りらしいんですが、わたし全然ラーメンに興味がなくて、スタッフたちが「昨日は武蔵」「今日はもちもちの木」「明日は中本」と言われてもいまいち乗れずにいたものです。福岡出身ということもあって東京のとんこつラーメンはダメなんでしょう? なんて気をまわして言ってくれることもありましたが、そういうわけで

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英語のそこのところ 第15回 ムードはふわふわで不安

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  ヴァレンタインデイがやってきましたね。  女性の方は明日に備えてデパートに行ったり、キッチンでチョコレートを作ったりしておられるのではないでしょうか? お疲れ様です&ありがとうございます(男性を代表して)。  調べてみると日本で2月14日にチョコレートを贈るのは70年代から定着した風習のようです。確かに小学校高学年から高校まで2月14日に手の込んだチョコレートやハンカチ、マフラー、指の6本ある手袋などをいただきました。まぁ、

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英語のそこのところ 第16回 Loaded Question じゃないんだよ。

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  ソチ・オリンピック、観ておられますか?(初出 水戸みかど商会ファクシミリ誌 2014年2月20日) 私は「速い」ものが好きなので、ジャンプやアルペンのダウンヒルなどを観て愉しんでいます。  おお、あのスピードの中でのスキー板のコントロール、すげぇ! と見入ってしまいますね。  でも、競技の後の日本人選手へのインタヴュー、あれ、何とかならないんでしょうか? 判を押したように「今のお気持をひと言?」って。いったい何を言わせたいかと

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英語のそこのところ 第17回 共感してもらうのは、難しい。

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  あれは月例ミーティングでのことです。私のいた前の会社では、月一回のペースで業務報告や数字共有を行うための全体会議をしていたんですが、同時にそこは、社長からの新規事業の相談会? というか、提案の場にもなっていました。  当時の会社では、講師の紹介業務部門と受講生のスキルアップ部門が収益の柱になっていて順調な成績だったんですが、競合他社の参入もあり、新たな収益の柱を作らないといけないという焦りが社長にあったようです。  毎回毎回、

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英語のそこのところ 第18回 共感の前提が大切

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  いよいよ3月になって、Jリーグも開幕(初出 水戸みかど商会ファクシミリ誌 2014年3月6日)、昨日は今年最初の日本代表戦もありましたが、みなさん観ておられますか? 私は当然観ていますが、日本代表戦なんかを見ているとああいいもんだなぁと思いますね。もちろん、Jリーグで普段は戦っている敵同士が、代表では協力して相手ゴールを陥れるという少年ジャンプ的な良さ(日向小次郎がいつの間にか大空翼の味方になっている的な奴です。あ、例えが古い

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英語のそこのところ 第19回 我々らしさを忘れずに、

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子 「まったく、1号、2号、3号ね」  新宿のカフェで一緒に食事をとっていたCatherineがつぶやいた。金髪碧眼、それはそれはきれいな美少女なのだが(美少女に綺麗を重ねるほどきれいってことです)、恐ろしい欠点がある。 「?」  隣に座った大学生らしい女性のグループに菫色の瞳が動く。  徳田が目をやるとそれぞれに春らしいひらひらした格好をして、愉しそうに話している。おじさんがあまりじろじろ見ると通報されるので、徳田はCatheri

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英語のそこのところ 第20回 苦しくったって。

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  独立して、自分で仕事を始めるようになってからはオフィスとして使っている自分の書斎で原稿書きかテレビ電話でレッスンや打ち合わせをすることが多いのですが、週に1、2回は都内や水戸のみかど商会様でお話をさせていただいたり、レッスンをさせていただいたりしています。たまにタクシーで移動することもありますが、原則として電車での移動です。電車は面白いですね。いろいろな人がいて、ああ、もうそういう時期だなということを思い出させてくれる。  ち

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英語のそこのところ 第22回 ところ違えば、マナーも違う

著者 徳田孝一郎 イラストレーター 大橋啓子  徳さんは、日本人ぽくないね。  と、Native English Speakerから言われるというお話はしたことがあります。理由は、意思表示がはっきりしていて、理由付けがあって、つまり理屈っぽいということですね、ええそういうことです、理屈っぽくて面倒、いや、Native English Speakerには話しやすいということだったのですが、別のNative English Speakerから同じような話の流れで、ほかの日本人と

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