【世界史】ビザンツ帝国のカタフラクトについて
はじめに
「…こうして霧がはれ、真夏の太陽が草原にあがると、マグネンティウスはいままでみたこともない装甲騎兵隊が、無数の長槍を輝かせながら、不気味にしずまりかえっているのを見いだしたのだった。それは単に騎兵だけが装甲しているだけではなく、馬たちにも同じようにすっぽりと装甲しているのであった。(中略)正午近くになって、歩兵の一人が顔をあげ、眼の前の黄色い花を摘もうとした。そのとき彼は突然地鳴りに似た音を聞き、驚いて眼をあげると、重装騎兵の軍団が砂煙をあげて進撃する姿を見たのだ