(一人)Melbourne巡検実施報告
お久しぶりです。
アインズ1期のオレオです。
この前までオーストラリアのメルボルンに短期留学していたのですが、せっかくなのでメルボルンを地理的に紹介してみようと思います。
地理的にと言いつつもただの旅行記かもしれません。
noteを書くのは2回目です。
前回書いたのは「東京坂道巡検実施報告」です。
これはちゃんとした巡検だったので一人ではありませんよ。
メルボルンってどんな街?
メルボルンはオーストラリア大陸の南東部に位置するオーストラリア第二の都市です。グルメやスポーツ、芸術、音楽といった文化活動を楽しめるだけでなく、郊外には大自然を感じることができるスポットが多数存在するためか世界一住みやすい街として知られています。
様々な顔をもつメルボルンですが、コーヒーの街としても知られています。
大学に行けば先生に「放課後コーヒー飲むの?」と聞かれ、家に帰ればホストマザーに「放課後コーヒー飲んだ?」と聞かれるので毎日のようにコーヒーを飲んでいました。
Cityには星の数ほどカフェがありますが、中でもSeven Seeds Coffeeは有名だそうです。
メルボルンでコーヒーが人気なのは第二次世界大戦後に移住したイタリア人とギリシャ人の影響だそうです。メルボルンはギリシャ人の移民が多く、なんとギリシャとキプロス以外で最もギリシャ系移民が多い街なのです。
City Loopは東京でいう山手線?
メルボルンには地下鉄やトラム(路面電車)などの路線が多くありますが、CBD(Central Business District)を囲む路線はCity Loopと呼ばれています。
商業施設やオフィスがCIty Loopの中に密集しているため役割としては東京でいう山手線のようなものだと思います。
しかし山手線は29駅あるのに対し、City Loopは5駅しかありません。
距離も山手線は1周40.4kmですがCity Loopは約12kmということで山手線と比べると面積は小さいです。
City Loopの内側にも多くのトラムが走っていますが、個人的には歩いても苦じゃない距離感だと思います。
Flinders St
Flinders Stの駅舎は東京駅の丸の内駅舎に似ているためFlinders St周辺を勝手に丸の内と呼んでましたが、街の役割的には渋谷に近いと感じました。
周辺にはおしゃれなカフェやスイーツ店、ハイブランドのブティック、オフィスなどが立ち並びます。
上の写真はFlinders StエリアにあるHosier Laneという小道です。壁一面にグラフィティ(graffiti)が描かれています。ここまでグラフィティが密集しているエリアはなかなかないですよね。こうしたストリートアートが見られることからここは渋谷だ!と思いました。
あとはGoogle、Amazon、IBMといったテック企業のオフィスもあります。日本では渋谷ストリームにGoogleのオフィスがあるのでこれも理由の一つです。
ここまで聞いたらもう渋谷じゃんと思うかもしれませんが、高層ビルとともに歴史的建造物も残っているため街並みは渋谷よりもクラシックな感じです。
Melbourne Central
Flinders St StationからElizabeth Stを直進するとMelbourne Central Stationに辿りつきます。Melbourne Central には駅直結の大きなショッピングモールがあるため、とりあえずメルセンに行けば必要なものは揃います。ユニクロも無印良品もあります。
Melbourne Centralに向かってElizabeth Stを進むと途中でどう見てもH&Mに見えないH&Mの店舗が見えます。
この建物は旧中央郵便局で、最初に建てられたのは1859年だそうです。その後1859年から1867年の間に2階が、1887年に3階が増築されました。
近くにはQueens Victoria Marketという有名な市場もあります。
Victoria Marketはありえんくらい安いです。
マンゴー、プラム、リンゴ、オレンジなどフルーツを合わせて10個以上買ったのですが$13でした。
メルセンはとにかくショッピングゾーンです。
大学よりも通ったかもしれない。
Parliament
Parliamentは日本語で「議会」という意味です。その名の通り、地下鉄のParliament駅から地上に出ると目の前にヴィクトリア州議事堂が見えます。つまり日本でいう「国会議事堂前」です。
中を見学することもできます。議事堂の建設が開始された1850年代当時はゴールドラッシュの好景気だったため、壮大な計画がなされ、アーチ状の天井が設計されましたが、ゴールドラッシュの好景気が終わると資金が不足してしまったため現在のような平な天井になりました。しかし、金がふんだんに使われた内装はとても華やかで美しいです。
Parliament StationとMelbourne Central Stationは非常に近く、間にはヴィクトリア州立図書館があります。オーストラリア最古の図書館であり、200万冊以上の著作物が貯蔵されています。
この図書館の目玉はReading Roomです。放射線状に並ぶ机、白く美しい彫刻が施された壁、ドーム状の天井は息をのむほど美しいです。
Southern Cross
私が通っているMonash Collegeの最寄駅はSouthern Cross Stationでした。とにかく駅舎がでかいです。路線の多さだけで言うと新宿です。電車だけでなく、Coachという高速バスの乗り場もあり、バスタ新宿じゃん!!となりました。
周辺にはとにかくビルが多く立ち並びます。Flinders StやMelbourne Centralの周辺にはヨーロッパ風の歴史的な建造物もありますが、Southern Cross周辺は現代的な高層ビルが多くこれぞCityって感じです。
Southern Crossはその名の通り南にあり、港が近いのでお台場のような雰囲気もあります。
少し歩くと立川市の立飛のように広大な更地が広がっており、面白かったです。
駅周辺にも工事現場があることから開発中の区域であることがわかりました。
Flagstaff
ここは何があるのかよくわかりませんでした。
影が薄いので田端と呼んでいました。
冗談です。
実際Southern CrossとMelbourne Centralに挟まれているのでめちゃめちゃ都会です。
Phillip Island
メルボルン市内から車で2時間-2時間半ほど南東方向に行くとフィリップアイランドという島に行くことができます。フィリップアイランドはバス海峡(オーストラリア大陸とタスマニア島の間の海峡)に面しており、北のウェスタンポート湾に対しては自然の防波堤となっています。本土とはコンクリート製の橋で繋がっています。
フィリップアイランドにはオーストラリア固有の動物がたくさん住んでいます。中でも有名で、私が激推しするのはペンギンです。フィリップアイランドにはフェアリーペンギンというカモメサイズの小さいペンギンが住んでいます。3000-5000羽のペンギンが毎晩海からやってきて島をよちよち歩いている様子はペンギンパレードと呼ばれており、多くの観光客が訪れます。このペンギンたちは島に住んでいる子供ペンギンのために海から餌をとってきて夕暮れから夜に帰ってくるようです。
書き忘れていましたが、夏のメルボルンの夕暮れは20:30くらいです。
南緯37°で、比較的高いうえに南極に面しているので寒いと思われるかもしれませんが、比較的温暖です。気候区分は西岸海洋性気候(Cfb)だそうです。ただ、朝晩は冷え込みがすごかったです。1日の中に四季があるといっても過言ではない。
Great Ocean Road
みんな大好きグレートオーシャンロード。日本人に人気だそうです。
世界で最も美しいドライブロードなんて言われているそうです。
グレートオーシャンロードはヴィクトリア州南西部沿岸に約260km続く道路です。Twelve apostles(12人の使徒)やLoch Ard Gorge(ロックアードゴージ)といった自然が生み出した奇岩群と広大な南極海やインド洋を楽しむことができます。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
メルボルンは都会と自然のバランスがちょうど良くて人も親切なのでとても良いです!!良い!ぜひ行ってみてください。
アインズではこのように自然地理や歴史を学びながら街中や自然を歩く「巡検」を定期的に行っているのでぜひこちらも参加してみてください!
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