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緑の風に吹かれて【日常エッセイ】

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自由気ままに書いたココロのエッセイです。
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#詩

朝のハミングと大切なこと。

朝のハミングと大切なこと。

彼女は仕事に行く前に
毎朝いつも、ハミングしている。

「仕事前なのに、よくハミングできるね」と
僕も仕事の準備をしながら、あきれた顔で彼女に言う。

すると彼女も、あきれた顔で僕に言う。

「あら、だって今が楽しいからでしょ!」

・・・やれやれ、そうだった。

大切なのは、この先のことじゃない。
いつだって”今”が大切なんだ。

笑顔で小さく手を振りながら
先に彼女が自転車に乗って仕事に行く。

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誰も何も言わないけれど。

誰も何も言わないけれど。

誰も何も言わないけれど
みんな誰もが本当は
みんなみんなたぶん同じ
あなたみたいな あなたのような
ひとりの夜を過ごしている。

・・・・・・・・・・・・・

これは下書きのまま、なぜかずっと残されていたnote。日付が2019年8月29日になっていた。昔書いた下書きが結構、溜まっている。どれも公開するには中途半端だなぁっと思って。せっかくなので、少しづつ、仕上げてゆきたいと思うこの頃。

昔はこ

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Re:詩を書く人が伝えたいこと。

Re:詩を書く人が伝えたいこと。

過去に書いたエッセイを、時々、読み返している。このnoteでエッセイを書き始めて1年以上経過している。書き続けてうれしいことは、過去の自分に出会えること。そして、新鮮な気持ちでそのときの自分に寄りそうことが出来ることだ。「あぁ、そうだったね」と。

そして過去の自分にこう、言えるのだ。
「でも、よかったね」と。

どんなに辛い夜があったとしても、哀しい日々が続いたとしても、振り返れば、ちゃんとなん

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はじまりはいつも雨。

はじまりはいつも雨。

昔、飛鳥さんが歌っていた「はじまりはいつも雨」を聞いてると、なんだか甘酸っぱい想いに駆られる。私の中で忘れた記憶が(淡い恋心か何かか?)がどこかに潜んでいるんだろうか。

もうカラオケには10年以上も行ってないけど、決まって私は「そして僕は途方に暮れる」(大沢誉志幸さんの歌。作詞は私の好きな銀色夏生さん。)とこの「はじまりはいつも雨」を、あの頃よく歌ってた。

長いタイトルが好きなのか?なんてこと

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世界の中心で僕らは叫ぶ。

世界の中心で僕らは叫ぶ。

今日から新しい物語を
僕らは始めてゆくんだ。

この地球に住む僕らは
誰だって世界の中心で生きてる。
誰も隅っこで生きちゃいない。

だから愛を叫ぶんだ。
そうして手を取りあって
僕らは一つになってゆくんだ。

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新年あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!

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笛を吹く男。

笛を吹く男。

どうも少し落ち込んだまま、気持ちが浮上しない。

何か楽しいことがあっても、すぐに忘れて、嫌なことばかり思い浮かべてしまう。何を書いてもダメだなぁ、こんなときは。

だから私は詩を読みたくなる。(いや、感じたくなる?か。)
まぁ、どう受け止めても、それは構わないだろう。

こんなときは詩がいい。
言葉のようで言葉じゃないから。
何かを教えているようで
何も教えたりしていないから。

その詩に自分の

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