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事業部長 村田 宗一郎が語る。オープンイノベーションにかける想いと、「Incubation Sales」の魅力。

eiiconではたらく様々なメンバーにインタビューする #eiiconなひとびと 。今回は大企業のイノベーション創出を支援する、Enterprise事業部長の村田が登場!これまでのキャリア、手がけている仕事、仕事観について語ってもらいました。

▼村田 宗一郎 Enterprises事業部 部長
2008年、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。製薬、食品、飲料、総合商社、不動産など幅広い領域の採用支援を担当。その後、仙台支店の支店長として東北6県の採用支援や新規アライアンス締結、自治体との連携を推進。数十名規模のマネジメントを経て、eiiconに参画。現在は、Enterprise事業部 部長として、法人企業・自治体へのオープンイノベーション支援に従事し、多数のプログラム総責任者を務める。セミナー登壇実績多数。

これまでのキャリアと、eiiconジョインのきっかけ

村田さんご自身のキャリアからお聞きしたいです。2008年に株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社されたそうですが、どのような仕事をご経験されてきたのでしょうか。

入社後は、人材紹介事業部で、CA(キャリアアドバイザー)として約1年半、個人向けの転職支援に携わりました。その後、RA(リクルーティングアドバイザー)へと異動し、人材紹介の法人向け営業を経験。RAでは製薬、食品・不動産・商社・金融など、さまざまな業界を担当したほか、マネジメントも経験しました。そして2017年4月、仙台支社へと赴任したんです。

――仙台支社では、どのような仕事を?

仙台支社は、東京本社のようにCAとRAとで担当が分かれていなかったため、CA・RA両方のマネジメント業務を担当しました。当時の私のミッションは、東北6県(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)の採用・転職支援と、それによる売上最大化です。仙台支店の支店長として、案件獲得に向けて様々な取り組みを試みました。そのひとつが、自治体との連携です。

――自治体との連携ですか?

はい、仙台市の企業誘致部門の方々と一緒に、企業誘致に取り組みました。というのも、仙台市は首都圏に優秀な人材が流出してしまうことに、課題感をお持ちでした。人材の流出を止め、優秀な人材に戻ってきてもらうには、優良な企業の誘致が必要です。

そこで、仙台市への進出を考える企業を対象に、人材マーケットを知っている私たちが、細かく情報提供を行うという取り組みを実施。地方進出を考える企業にとって、「そのエリアで人材を採用できるか」が重要なファクターだからです。私たちとしては、企業が進出を図るタイミングで、案件を獲得できる可能性がある。このように、自治体と連携することや、地域にある優良企業と新規アライアンスを組むことにより、新たな案件獲得をするなど、全国の他エリアでは実施したことのない案件獲得の手法を試したのが、私の仙台時代です。

――パーソルキャリアからパーソルイノベーションへと転籍し、eiiconにジョインしたきっかけは?

実は、代表の中村とは新卒同期入社で。eiiconの立ち上げ当初、中村から「一緒にやらないか」と声をかけてもらっていたんです。私としても当時から、オープンイノベーションに興味があったし、eiiconの世界観にも共感していたため、キャリアチャレンジ制度(※パーソルグループ全体の希望異動制度)を使って異動希望を出しました。しかしその時はタイミングが合わず、異動が叶いませんでした。

その後も、中村とは定期的に連絡を取っていて。仙台支社から東京へと戻った後、eiicon転籍することになりました。

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入社1年未満で新商材を開発するメンバーも、「型どおりの提案」をする仕事ではない

――現在、村田さんは「Enterprises事業部」の責任者を務めておられます。どのような事業部なのですか。

Enterprises事業部は、新規事業の創出を検討する大企業向けにサービスを提供している部署です。大企業のオープンイノベーション成功に向けて、コンサルティング支援やイベント支援、プロモーション支援など、総合的なサービスを提供します。

――なかでも、「Incubation Sales(インキュベーションセールス)」の採用を強化されているそうですが、どのような仕事なのでしょうか。

Incubation Salesは、大企業に対する提案活動と、受注後のコンサルティングを一気通貫で担当します。受注後に提供するサービスは、先方のニーズによって異なります。

例えば、1年間を通して新規事業を生み出すことをゴールとした場合、新規事業創出に向けた体制構築のアドバイス、進め方に関するワークショップの開催、共創パートナー(スタートアップなど)募集に際してのコンセプトメイク、BUSINESS BUILD(ビジネスビルド)などのイベント開催、共創パートナーと新規事業を構築するための伴走支援などを行います。伴走期間は、3ヶ月の案件もあれば、1年の案件もあり程度と案件によって異なります。

――オープンイノベーションによる新規事業創出に向けて、戦略の策定やノウハウの提供、パートナーの募集支援などを行なっていくイメージですか。

そうですね。会社が決めた新規事業戦略の中で、どのように新規事業を生み出すのか、言語化・可視化、伴走していくことが私たちの役割です。

――この仕事は、どのような人に向いていますか。

ポイントは2つあると思っていて、1つ目は、まだ整っていない組織なので、それを自分事として捉え、一緒に組織を作っていくことのできる人です。2つ目は、「価値ある出会いが未来を創る」というeiiconのビジョンに共感できる人。オープンイノベーションや新規事業創出の支援を手がけていきたいと思っている人に、来てほしいですね。

――「整っていない組織」とのことですが、どのあたりが整っていないのですか。

例えば、売るサービスも、まだ「これが正解だ」と明確に決まっているわけではありません。既にあるものだけを売るのではないという意味では、整っていません。また、運用フローも改善の余地はありますし、「顧客にどんな価値提供をするのか」に関しても、改めてチームの皆で意見を出し合っているところです。

――「売るサービスが明確に決まっていない」ということは、新しい商材を開発したりもできるのでしょうか。なにか事例はありますか。

あります。例えば、入社1年未満のメンバーが「MONTHLY JOIF」というリバースピッチイベントを、自ら企画・設計をして、現在、運用するフェーズに入っています。もともとeiiconでは、年に1回、1000人規模で「JOIF」というイベントを開催してきました。それを、少し形を変えて毎月開催するイベントが「MONTHLY JOIF」です。まだ、大きな売上を生んでいるわけではありませんが、これからが期待できるサービスです。このように、入社年次や役職にとらわれることなく、ビジョンに沿うものであれば、自ら手を挙げて実行できる点が、このチームの魅力のひとつだと思います。

――なるほど、売るものさえも、考えて作っていけると。村田さんが、これまで関わった仕事の中で印象に残っている、あるいは現在進行中で今後の進展を楽しみにしているプロジェクトがあれば、教えてほしいです。

今、スポーツ庁様と進めている「地域版SOIP」プロジェクトは、個人的にとても楽しみですね。もともとスポーツが好きですし、私自身が京都の田舎出身で、仙台に赴任していた経験もあります。「地域版SOIP」は、「スポーツ × 地域 × オープンイノベーション」という好きなものだらけなプロジェクトなので、とても楽しみなんです。オリンピックを見て改めて感じたことですが、スポーツには間違いなく人を感動させる力がある。だからこそ、スポーツ産業の発展に関われることは大きな意義があると思っています。
※関連記事:室伏長官と運営事務局に迫る「スポーツ×オープンイノベーションの可能性」。スポーツ庁による「地域版SOIP」が始動!

――村田さんが感じている、この仕事の魅力・やりがいは?

ご支援している大企業が新規事業の創出に成功したり、スタートアップが大企業と一緒に取り組むことでスケールしたり、あるいは関わる人たちから刺激をもらったりと、やりがいはたくさんあります。

eiiconは「価値ある出会いが未来を創る」をビジョンに掲げていますが、私たちのサービスを通じた“出会い”がなければ、生まれなかったであろう新規事業に携われます。これが何よりも楽しいところです。自分自身多くの出会いによって人生が豊かになりました。これは法人同士でも同じだと考えています。加えて、私たちは未来に向けて事業を創っているわけですが、それは未来をよりよくするものです。ここで生まれた新しい事業・サービスが、世の中をよくしていく――この流れが個人的にはとても好きで、共感もしています。

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事業の拡大が、「よりよい未来」を創ることに直結する

――村田さんの仕事観についてもお聞きしたいです。仕事をするうえで、大切にしていることは何ですか。

以前から「世の中にもっと笑顔を増やしたい」と思いながら、仕事に取り組んできました。eiiconに来るまで、もっと笑顔を増やすためには、人の働くスタンスを変えることが重要だと考え、人材業界で仕事を続けてきました。それはとてもやりがいのあるものでしたが、方法はそれだけではないと感じています。

新しい事業・新しい出会い・新しいオープンイノベーションが生まれることで、世の中はよくなります。それが結果的に、笑顔を増やすことにもなる。そんな思いから、今はこの事業に取り組んでいます。この事業を大きくしていくことが、自分の実現したい世界にもつながっている。なので、しっくりきているんですよね。

――最後に、今後の展望についてお聞かせください。

今の事業を拡大していくことが、よりよい未来を創ることに直結すると確信しているので、しっかりと事業を成長させていきたいと考えています。新しいものを生み出す際、オープンイノベーションが当たり前になっている社会を構築していきたい。そのためには、仲間がたくさん必要です。仲間が増えることで、やれることも増えるので、採用は強化していく方針です。
特に「Incubation Sales」を増員したいと思っているので、ご興味のある方は、ぜひご応募ください。

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