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#映画史

eigamuro
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ゴダール

ゴダール

ジャンリュックゴダール、
1930.12月3日~2022/09/13

ゴダールは、映画でなにが可能か?、
なにができて、なにができないか、をずっと探求し続けた映画作家だった、と思う。

ゴダールも、当初、批評家としてスタートした。
その頃知り合っていたトリュフォーと共同で短編映画を創っているが、映画監督デビューは、クロードシャブロルやトリュフォーよりも遅れた。わずか一年の違いだったが。
1960

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ヌーベルバーグ、映画史

ヌーベルバーグ、映画史

ヌーベルバーグ・
及び、シネマテーク・フランセーズ。

1935年に、映画フィルムを収集していたアンリ・ラングロワが、ジョルジュ・フランジュと共に「セルクル・デュ・シネマ」というシネクラブを結成し、
翌1936年9月、財政的支援者があって「シネマテーク・フランセーズ」として発足。

1946年、ピエールカストがここで働き始めた。

1948年10月、パリ8区メシーヌ通りに60席の上映室と映画博物館

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ヌーベルバーグ、映画

ヌーベルバーグ、映画

Nouvelle Vague 、

仏語で「新しい波」。
1950年代に始まったフランスの映画運動。

広義と狭義の定義があるそうだ。

何が新しかったかといえば。

『広義においては、 撮影所(映画製作会社)における助監督などの経験なしにデビューした若い監督達による、ロケ撮影中心、同時録音、即興演出、等の(特にフランスでの)作法的な共通性のある、一連の作品、作家をさす』

今でこそ全然めずらしく

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モンタージュ

モンタージュ

「モンタージュ」とは、フランス語の「(機械の)組み立て」を意味する言葉で、
フィルムのつなぎ合わせが独自の意味をもたらすことは、映画創成期(一般有料公開の映画なるものは19世紀末にフランスで誕生した)から知られていたそうだ。
それが映画作法での言葉に用いられ、それから(殆ど同時期に)、ソ連(当時の)にわたって、より理論化された。

Wikiでは、グリフィス・モンタージュなる言葉も出ていたけれど、

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日本映画父。マキノ省三

日本映画父。マキノ省三

日本映画の父というと、マキノ省三、らしい。

どういうわけでか?

稲畑勝太郎という人物がいた。
現在の稲畑産業株式会社の創業者。
京都で海外合成染料直輸入貿易をしていた稲畑商店を発展させた人だが、その前に稲畑勝太郎は、京都府の派遣留学生8人に選ばれて、フランス・リヨン大学に留学していた。
このリヨン大学で、リュミエール兄弟の兄オーギュストに出会っている、とのこと。これは、「稲畑勝太郎」のWiki

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映画の父?

映画の父?

毎年、年末になると「映画の誕生日」を思い出すのだが、
それは、1895年12月28日は、パリでリュミエール兄弟による初めての有料一般公開上映会が行われた日で、この日が「映画の誕生日」と(一般的に)されているから。

しかし、だった。
その後、映画館(とか劇場とか)でのスクリーン投影での、映画上映が広まったことを思えば、それが映画を観るスタンダードスタイルだったけれど、2000年代になってから、ディ

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ヘンリー小谷

ヘンリー小谷

『夜の大捜査線』で。

ズーミングから、→撮影カメラマンのハスケルウェクスラーを検索し、そこからヘンリー小谷の名前を知ったのだった。

ヘンリー小谷、1887~1972年、広島出身。

「幼少時に両親と共に渡米」とWikipediaにあるが、その両親に関する記述はない。
どういう両親だったか?どういうわけで渡米したのか?、そういうことは、今のところ、まだ判らない。

ともかく、
幼少時に(ヘンリー

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映画カメラマン、ハスケルウエクスラー

映画カメラマン、ハスケルウエクスラー

1926.2.6. イリノイ州シカゴ出身。
『ウ゛ァージニアウルフなんか怖くない』(66)と『ウディガスリー/わが心のふるさと』(76)で、二度のアカデミー賞撮影賞受賞の、映画カメラマン。

1966『バージニアウルフなんかこわくない』、1967『夜の大捜査線』、68『華麗なる賭け』、
'73『アメリカングラフィティ』
75『カッコーの巣の上で』、76『ウディガスリー/わが心のふるさと』、78『帰

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『夜の大捜査線』関連、ズームレンズ

『夜の大捜査線』関連、ズームレンズ

『夜の大捜査線』。1967年公開。
DVD買ってあったからまた見てみた。

この映画に関しては、
映画の内容そのものよりも、この映画に関することどもの方のが、私にとってはより興味深いのだった。

その一つが、映画でのズームレンズ撮影についてのこと。
以前、mixiにこの映画のこと書いた際、
↑ウイキペデアに書いてあったこと(この映画エピソード欄に)をそのまま書いてしまった。2011/02/19

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