ジュンコ@絵本と育児ライター

絵本と音楽が好きで、ものかき。大人も子どもも元気になれる活動の企画・運営をしています。…

ジュンコ@絵本と育児ライター

絵本と音楽が好きで、ものかき。大人も子どもも元気になれる活動の企画・運営をしています。https://ehon-press.amebaownd.com/

マガジン

  • フリーランスの仕事

    子どもたちに、文章や音楽で「好き」を伝える仕事をしています。その徒然記録です。絵本好き、子ども好きが、お仕事になるなんて!

  • コケ部のゆる活

    コケが大好きな初心者部長が、思い立ってコケ部を始めた話。

  • 大丈夫、息子とは自由な生き物だ~デンジャラス前向きくん

    10歳の息子があまりに自由で、デンジャラスで、でもあっけらかんと前向きなので、シリーズで書いてみようと思います。みんな男児ってこんなもんです、大丈夫!

最近の記事

  • 固定された記事

お盆の夜に「生きる」と向き合う絵本を

死んでしまったおばあちゃんのことを、 どんなふうに子どもに話したらいいのか、 よくわからないときがありました。 「どうして寝ているの?」 「もうおしゃべりできないの?」 「どうしてみんな泣いてるの?」 子どもに「死」を教えることは難しいことで 「そういうものなんだ」と言われても、ピンとこないかもしれません。 人はいつかは死を迎えるものですが 悲しいけれど、それは必ずしも不幸なことじゃなくて 故人の残してくれたものに感謝するきっかけでもあって 自分の人生を大切にするための経

    • トロくても大丈夫。じっくり心の整理ができる子は強い。

      「うちの子、トロくて心配なのよ」という友人に、「〇〇ちゃんはそこが長所だよね」と言ったら不思議な顔をされた。あ、間違えた。みんなは「あれもこれもできるし、〇〇ちゃんはトロくないわよー」と言うんだったな。ごめん、ごめん。 「トロい」=やるべきことに時間がかかるということは、私が抱えてきたことでもあって、今はそれもけっこういい個性なんじゃないかなと思ってます。もちろん、すぐできる人に理解されなかったり、みんなに置いていかれたり、やりたかったことに選ばれないこともあります。 で

      • vol.2 苔愛でと聞き茶の会

        かねてより企画していた、苔+日本茶の会。 第1回目から3カ月経てのコケ部活です。ほーらゆるいとか言わないで。4月は大事な式典(入学式)があったりとか、5月はGWがあったりして、みんな忙しかったんだもの。え、GWは休みじゃないかって? 休みということは、子どもがずっと家にいることであり、オンタイムになるということですよ。 でも良いのです。苔のベストシーズンは梅雨。雨が降ると、乾いていた苔がさあっと緑になって美しく生き生きとしてきます。 前回のコケ部に参加してくださった子たちも

        • 絵本ライターってどうやってなるの?

          絵本と育児系の編集ライターをしています。絵本は好きだけれど、これが仕事になることはないとずっと思っていました。でもいまは、絵本作家さんへのインタビューや書評、絵本紹介記事などを書いています。 好きなことが仕事になるって、本当に幸せ。お仕事がいただけることが、ありがたいです。 いままでこういう話を書く気はなかったのですが、久しぶりにnoteを開いたら、#ライターの仕事 というお題が立っているのを見て、もし誰かの興味になるのならと、絵本のライターになるまでの記録を残しておくこと

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        お盆の夜に「生きる」と向き合う絵本を

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        • おすすめの絵本
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        記事

          vol.1 初回からゆるすぎる体験コケ部

          ゆるゆると結成したコケ部、第1回目の活動は、大田区にある「道草」さん。 普段は見学や販売を行っていない苔テラリウムのアトリエなのですが、特別に見せていただけることになって、3人で出かけてみました。 といっても、みんな「コケ部って…何やるんですか」と半信半疑。 「今日は体験入部で…」と及び腰のMさんには苔の絵本を、Sさんには私のお気に入りの『コケはともだち』をぐいぐい貸し出しました。 別に勉強しなくていいけど、苔の魅力は知ってほしい。 でも「道草」のコケリウムを見たら、そんな

          vol.1 初回からゆるすぎる体験コケ部

          コケ部、始めました。

          最近気になる、緑のもふもふ。 庭に生えてきたアイツと出会ってから、コケ(苔)が好きになりました。 壁の汚れじゃないんですよ、それはトキメキ。 憧れで植物を買っても、基本的に枯らしてしまうという性質を持つ私にとって、コケは素敵な出会いでした。 ・水を、頻繁にあげる必要がない。 ・日光は、そこそこ当たっていればいい。 ・大きな植木鉢も必要ない。 ・部屋の中でも育てられる。 手のかからない相棒です。 何より、コケリウムという箱庭のような世界が作れるのを見てからは、ぐっと親近感が

          リモート時代、子ども専用のパソコンが必要?

          やあ、子どもにも一人一台パソコン時代がやってきた、と実感する。 もう家に子ども専用のものがないと、大人が仕事に使うときに使えないし、自分のアカウントで何されるかわからないのでリスクも高くなる。 思いがけない場所にファイルが移動されたり、検索に「親切な履歴」としてアニメ画像が勝手に出てきたり、母のパソコンを貸すのも限界ということで、子ども用のパソコンが我が家にやってきた。 少し前は、子どもの使うパソコンだし…とノーブランドの安いものを考えていたのだけれど、立ち上がりは遅いし、

          リモート時代、子ども専用のパソコンが必要?

          小6、イノウエカンゾウ社長を忘れる【デンジャラス前向きくん】

          今日の音読の宿題は、理科の教科書。 最近の息子は「虫だったらなんでも手づかみで捕まえてくれる人」と「ナレーションの上手な人」で通っているので、音読は得意げに読んでくれる。 内容は人体。食物がどこを通って流れていくのかなどが書いてある文章を読み上げていく。 聞いている私はというと、壁に人体模型がある想定で、「はい、ここでもぐもぐ」「胃でとけるとドロドロドロ~」とか勝手に合いの手をいれておりました。 翌日「昨日やった人体のとこが、今日のプリントで出たんだよ!」と嬉しそうに帰っ

          小6、イノウエカンゾウ社長を忘れる【デンジャラス前向きくん】

          思春期のイライラおさめどころ

          先日、息子くんがイラついて、 夕食を食べずに生ごみに全部ぶちまける、という事件があった。 でも特に、怒りというものは湧いてこなかった。 最近、学校でもイライラすることが多いのだろう。 勉強もやることが増えて、いままでは「問題解けばおしまい!さあ遊ぼう!」だったのが、「〇付けをして、できなかったところをやり直す」というところまでを求められるようになった。 彼のルーティーンの変化を求められている。 その日も、もうできなかった問題3回目になっても放置しているので、いい加減これは覚

          思春期のイライラおさめどころ

          雑草と木の葉を試食するワイルド坊主【デンジャラス前向きくん】

          「ねえ、これもしかしてレタス?」 と夕飯で息子が聞いた。 好きでない野菜が出ると、すべて味噌汁に突っ込んで食べる習慣がある息子(我が家では地獄行きと呼ばれている)。 キャベツはそれでいいが、レタスは味噌汁に入れると逆に苦くなるらしく、しまったー!という顔をしている。 子どもの頃ってキャベツとレタスの区別つかないよね、葉物は苦いのが多いよね、と話す。 「まあ葉っぱは、たいていのものが毒だからな」と主人が言うと、息子が目を丸くした。 「えっ、そうなの?  そこら辺の葉っぱ食べ

          雑草と木の葉を試食するワイルド坊主【デンジャラス前向きくん】

          息子が自動起床システムを内蔵してしまった

          つい3ヶ月ほど前に、朝、息子を起こすのが大変だと嘆いていたのに、なんと早寝早起きする男になってしまった。 私に「早く寝なよ」と促すまでになってしまい、何か悔しい。 なぜ突然、目覚ましが鳴る前に起きられるようになってしまったのか。 小さな宇宙人が、自動起床機を内蔵していったのか。 まさか。そんな。 いや単に好きなテレビやゲームの時間をもっと増やすために、朝の時間を使うことを思い立っただけにすぎない。 とはいえ、睡眠バランスをいきなりうまく取れるようになったわけでもなく、4時に

          息子が自動起床システムを内蔵してしまった

          「わーい寝ぐせだ」とウキウキ学校へ行くポジティブ思考【デンジャラス前向きくん】

          朝、息子の頭には、寝ぐせがつく。 一本角のようなものから、悪魔くんみたいな2本、今日は博士のようになって、なかなかエキセントリックだった。 毎回「すごい寝ぐせだね」と言うと 鏡を見に行って「うわー、いいね」と嬉しそうである。 どうも友達に寝ぐせを見せて「すごいね」と言われたいようで、おもしろいからそのままにしてくれという。 学校から帰るころには、しなっと戻ってしまうのだけれど。 ふうん、私の感覚では、寝ぐせなんてかっこ悪いし恥ずかしい、直さなくちゃとしか思わなかったのだけ

          「わーい寝ぐせだ」とウキウキ学校へ行くポジティブ思考【デンジャラス前向きくん】

          「起きなさい!」で布団にもぐる子。でもクマで起きた。

          気温が下がると、朝のまどろみも深くなる。 「ご飯冷めちゃうよ!」「まだ今日の用意できてないでしょ!」「遅刻するよ!」とたき付けても、一向に起きてこない子ども。 遅刻しそうになったら「やべ!」ってなるもんじゃないの?と呆れていた。そもそも息子は、ほとんど焦らない。 「どうやったら朝自分で起きられるようになるか」というお悩みをよく聞くのだけれど、究極に言えば、朝早く起きることに価値を見出していないのが一番の原因。遅れてしまうということにも、興味がない。 しかし、日曜朝のテレビが

          「起きなさい!」で布団にもぐる子。でもクマで起きた。

          だって漢字が覚えられないんだもの【デンジャラス前向きくん】

          小学生の息子は、漢字の書き取りが苦手である。 一度、漢字のテストで100点中16点をとってきたことがあって、 「すごいでしょ」と開き直るので、壁に飾っておいたことがある。 しかし私も、うすうす、気づいているのだ。 パソコンで文章を書くのが主流になってしまった今、 漢字が読めることは必要であるが、 書けることはそれほど重要でない気がする。 じゃあ小学生が漢字練習を放棄していいかといえば やれ内申だ、受験の点数が足りないだのと、漢字能力が学力を左右する。 数学の証明文で、漢字

          だって漢字が覚えられないんだもの【デンジャラス前向きくん】

          手を洗え、洗えと言われたもので、作ってみました【デンジャラス前向きくん】

          コロナ蔓延の中、よく手を洗わされるようになった。 それで手荒れしたり、湿疹ができる子が増えているそうな。 我が息子も、衛生観念はよろしくないほうだが、手だけは洗う。 最近、なんだか念入りに洗う。 洗面所から戻ってこない。指がシワシワになっている。 潔癖症でもあるまいし、と思っていたら ある日「見てみて~!」と洗面所に呼ばれた。 泡だらけの手で丸をつくり、ふーっと息を吐いて… とても大きなシャボン玉を作っている。 マジシャンか?ってぐらいの。 「やっとここまで大きく作れる

          手を洗え、洗えと言われたもので、作ってみました【デンジャラス前向きくん】

          ラマのつばでびしょびしょになる【デンジャラス前向きくん】

          10歳の息子があまりに自由で、デンジャラスで、でもあっけらかんと前向きなので、シリーズで書いてみようと思います。みんな男児ってこんなもんです、大丈夫! >> クラスメイトが遊びに来た。庭でなにやら騒ぐ男子たち。 この梅雨どき、庭の大穴にたまった雨水を、 ひしゃくでかき出して大きな発泡スチロール箱に入れ、池を作っていた。 そこから「池の水全部抜く」ばりに、サイフォンの原理でホースを突っ込んで水を出す。 その土でどろどろの水を、きれいにしようと、 自力でろ過装置を作ろうとしてい

          ラマのつばでびしょびしょになる【デンジャラス前向きくん】