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  • 東京学芸大学2022Season振り返りレポート

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東京学芸大学2022Season振り返り①

今更ではあるけれど、東京学芸大学男子バスケットボール部の2022Seasonの構想と結果、反省について振り返ってみようと思う。 2022Season チーム計画概要Game model DEFENSE:運動量の多い強度の高いDFで期待値の低いショットを打たせる OFFENSE:Teamで期待値の高いショットをクリエイトする リバウンド・ルーズボールを制圧する ・Main object OFFENSE: アドバンテージを作る リングにアタックする TRANSITIONDE

    • アシスタントコーチの役割

      チームを指揮するコーチには、それぞれ役割がある。 チームの旗を振り、勝ちに導くHCだけでなく、アシスタントコーチも非常に重要な役割だと感じている。 今までACの立場を経験させていただいた、ミニバス、U15(中学)での経験。 HCの立場で1人で指揮をとっていた、大学で感じていたこと。 そして、現在ACとして勤務させていただいている、U18で考えていることをもとに、アシスタントコーチの役割を書いていこうと思う。 なお、今回は今季の富山グラウジーズや、昨季の越谷アルファーズのよ

      • 大学でバスケットをする価値

        大学生になると、自由な時間が増え、自分で選択できる余地が一気に大きくなる。 色々な選択肢がある中で、2019年の春、あえて体育会のバスケット部で4年間を過ごすことを決めた。 入部する1年半前(1年浪人したので)、高3の秋にリーグ戦を観にいってから、入学したらバスケット部に入ることを決めていたが、4年間を過ごして感じた、大学でバスケット部に入る価値を書いていきたい。 大学でバスケット部に入った理由 全くセンスも能力もない自分が大学でもバスケットを続けようとした理由は、高

        • アンパンマンと教育に感じること

          日本で観ないで育った人はほぼいないと言える、アンパンマン。 どうしてこんなに人気アニメになったのかと、それについてここ最近感じることについて書いていきたい。 アンパンマンはなぜ人気アニメになった? 自分自身もアンパンマンとかドラえもんを観て育ったし、幼稚園、小学校低学年のときに夢中になっていたのを記憶している。 ここで、どうしてアンパンマンが人気アニメになったかを考察していきたい。 1.教育的に保護者世代から支持されるから アンパンマンの構図は、困っている人がいた

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        東京学芸大学2022Season振り返り①

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        • 東京学芸大学2022Season振り返りレポート
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        記事

          B.革新に思うこと

          先日、B.LEAGUEからB.革新の概要が発表された。 主な発表は、 1.外国籍のオンザコート制度 2.サラリーについて 3.ドラフト等、移籍、選手獲得について であったが、ここで個人的に感じた疑問を書いていきたい。 選手の待遇は良くなる 最近ではB.LEAGUEの選手の中にもファンコミュニティなどといって、月額のファンクラブ的なものを立ち上げ、収入源の一つにしているケースが急増している。(選手にかなり営業をかけているのだと思う。) いつ契約が満了になってしまうかわか

          B.革新に思うこと

          バスケットで戦術を整理する?

          プロバスケットと育成年代のバスケットの違い プロのバスケットと育成年代のバスケットは違うスポーツをやっているのかというほど、内容が異なっている。 それは、身体の大きさ、身体能力、技術などは当然であるが、そもそもやっているバスケットが全くと言っていいほど異なっている。 そもそもJBAが推進しているバスケットは、年代別によって、5アウト、オフボールスクリーン、オンボールスクリーン、ゾーンDEFなど、U12からU18で分かれているし、ゾーン禁止など、U12,15世代はプロとは

          バスケットで戦術を整理する?

          エースPGがいるチームをどう守る?

          B.LEAGUEでは、今シーズン、河村、富樫、安藤といった日本人PGが得点ランキングで上位を走っており、外国籍が上位を占めていた今までと傾向が少し変わっている。 また、育成年代ではバスケット経験が長く、スキルがあり小手先が器用な子がPGのような役割を務めることが多く、その選手がチームの中心であることがほとんどである。 このようなチームに対してどのような対策を敷くかについて、大学時代の経験から書いていく。 1.PGがゲームを支配している場合 ゲームを支配しているという言

          エースPGがいるチームをどう守る?

          得点力を上げる! セットオフェンスの作り方

          セットオフェンスを作ろう カテゴリーが上がり、ディフェンスのレベルが上がるほど、オフェンスの具体性は上がっていく。 Bリーグ、NBAなどプロの世界ではプレイブックも分厚くなり、具体的な動きを遂行できることが最低条件として求められる。 ミニバスや中学生ではセットオフェンスを作るよりも、シンプルな1on1,2on2、バスケットの原理原則を練習した方が良いと思うし、(レベル次第だが)個人的には抽象性の高いバスケットの方が好みであるが、大学でHCをしていたときのセットオフェンス

          得点力を上げる! セットオフェンスの作り方

          勝利至上主義についてどう思う?~心を動かした体験~

          昨今の風潮 「勝利至上主義」という言葉は悪い意味で使われがちである。 体罰の問題。 ルールの抜け穴をつくようなこと。 勝利よりも育成重視 今の結果よりも将来性を大切に 運動会の徒競走は、手を繋いでゴール!? 時代が変わり、価値観が変わっていくのは当然であるし、体罰など、どこから捉えてもいけないこともある。 数日前にあったミニバスの4年生以下の大会で感じたことも絡めながら、「勝利至上主義」について書いていきたい。 価値観の変化 時代が変われば価値観も変わるものである

          勝利至上主義についてどう思う?~心を動かした体験~

          身体能力が低いバスケットプレーヤーの勝ち筋

          バスケットのみならず、多くのスポーツでは身体能力の高さが自分を有利に導いてくれる。 逆に、身体能力が低いプレーヤーは、自分より身体能力の優る相手と同じことをしていても、上手くいかない。 勿論、少しでも身体能力を上げるために努力を重ねることは大切であるが、残酷なことに生まれ持った才能の差は存在する。 しかし、今までコーチとして携わってきた選手では、身体能力が高くなくても試合に出場し、活躍している選手はいた。 今回は、このような身体能力に恵まれない選手の戦い方について書い

          身体能力が低いバスケットプレーヤーの勝ち筋

          大学退部(中退)→Bリーグの流れについて思うこと

          先日、筑波大学3年の小川敦也選手が大学のバスケット部を退部(大学には在学)して、宇都宮ブレックスに加入することがリリースされた。 1年ほど前には、東海大学の金近廉選手がワールドカップを目指すために、東海大学を中退して千葉ジェッツに加入し、そのまた1年前には、同じく東海大学の河村勇輝選手が中退して、横浜ビーコルセアーズに加入している。 他にも、3年生くらいで大学のバスケットボール部を退部して、Bリーグに挑戦するという選手がかなり増えている(ここ5年くらいで増えた印象) そ

          大学退部(中退)→Bリーグの流れについて思うこと

          横浜ビー・コルセアーズ戦術分析②

          前回の記事からの続きで、横浜vs三河Game②2Q以降のビーコルの戦術と、ゲームモデルを分析していこうと思う。 Set play⑩(2Q First) ダイヤモンド→Back screen→Hand off ダイヤモンドの形(ブロック2カ所を対角線にする四角形にポジション取る)からBack screen 、Hand offに持っていくプレー Set play⑪(ATO) Ram→Twist3P 河村にPickにいく選手に対してScreenをかけ(Ram)、PickにHe

          横浜ビー・コルセアーズ戦術分析②

          横浜ビー・コルセアーズ戦術分析①

          先日の横浜vs三河Game②を分析したので書いてみようと思う。 1つ1つのPossesionを分析しながら見た結果、2Qの途中で疲れすぎたので、4分割してクォーター毎に出そうと思います!(情熱と元気が出なかったら書かないけど…) 1Q(OF) First SetはFlip(パスを出して手渡しして受け直すプレー) Miami(パスを受けてPick)から、展開してMaccabi(片サイドに3人いるときに真ん中がBack door(スクリーン)して切れるプレー)そこからボール

          横浜ビー・コルセアーズ戦術分析①

          高校バスケの留学生について思うこと

          先日のウインターカップに優勝した福岡第一をはじめ、全国に出てくる高校で留学生を擁するチームはかなり多くなっていると感じる。 留学生がいない決勝自体、最後が2017年だし、毎年のように留学生を要するチームが上位に進出してくる。 今回はこの問題について書いていきたい。 1.育成年代から留学生と対峙できることは価値がある まず、ポジティブな面を考えると、育成年代から高さ、強さなど日本人離れした能力を持つ留学生とマッチアップしたり、ブロックの高さを感じることは、価値のあること

          高校バスケの留学生について思うこと

          細部にこだわる

          なんでこのチームが勝つんだ!? 外から見ているとこのように感じることが多くあった。 特に、中学や高校の育成年代の全国大会では、なぜか分からないけれど、最後の最後に1点差を勝って優勝していく不思議なチームがある。 昔はこのようなチームを見て、たまたま勝ってる、運が良いのかな〜くらいにしか思っていなかった。 しかし、2年間このような全国優勝するチームの内部にサポートコーチとして携わらせていただいて、偶然ではなく、必然での優勝なのだと気づくことができた。 勝負を決めるのは細

          細部にこだわる

          試合の視点を変えるともっと面白くなる!

          バスケットのコーチをしている人、コーチングの勉強をしている人は、コーチ目線で試合を観戦したり、戦術的なことを考えながら観るようになってくると思うが、バスケット経験がないファン、ブースターの方や、トップレベルに接したことがない方など、戦術的なことがあまりわからない方は、どのように試合を観戦して楽しんでいますか? 自分自身バスケットを観るようになったのは、プレーを始めたよりも大分後なので、中学生くらいからウインターカップなどを、どんな動きしてるかな〜という視点で、すごい薄く観て

          試合の視点を変えるともっと面白くなる!