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横浜ビー・コルセアーズ戦術分析①

先日の横浜vs三河Game②を分析したので書いてみようと思う。

1つ1つのPossesionを分析しながら見た結果、2Qの途中で疲れすぎたので、4分割してクォーター毎に出そうと思います!(情熱と元気が出なかったら書かないけど…)

1Q(OF)

First SetはFlip(パスを出して手渡しして受け直すプレー) Miami(パスを受けてPick)から、展開してMaccabi(片サイドに3人いるときに真ん中がBack door(スクリーン)して切れるプレー)そこからボールを動かして3Pだった。
最初のSetなので、全員がボールを触れるようにシェアをすること、敢えてメインの河村以外でクリエイトしようといった意図があるだろうか?

この後はビーコルのセットプレーと、スペーシング、チームルールの原則を分析して書いていく

Set play①
3ポジMiddle post→Logo pick

確か2つめのPossesion、3ポジとしてはサイズのある杉浦がPost upして、Logo pickに持っていくプレー。
ブレックスとかが良くやるイメージ(そういえばスコット元ブレックスだな!)

Set play②(2本指?下ろすHand sign)
Stagger→High pick→Pop&DHO

Staggered screen(オフボールで2枚Down screen)から、High pick、ScreenerがPopして逆サイドでDHO(ドリブルハンドオフ)にもっていくプレー
ハンドサインは見づらかったが、何本か指を下ろす仕草をしていた。

Set play③(耳(頬?)触る
Down screen→2Men Miami

Down screenから2Men sideでPickに持っていくシンプルなプレー

Set play④(手で数字を示す?)
1-4Single drag

ボールを持っているオリバーに対して、河村がSingle drag(ボール運びながらScreen)にいくプレー、ハンドルできるオリバーにギャップを作り、あわよくばミスマッチを作ろうとする意図が感じられる。

1-4Single drag

Set play⑤(手でウサギ?)
Cross screen(Weak的なSTS?)

スコットに対してCross screen(LowからLowにScreen)して、Insideでギャップを作るプレー、その後TOになったが、Motion WeakのようなSTSがあるようにも見えた。

ガードナーに対して2枚Cross Screenにいっている

Set play⑥(ユニ触る?)
Stagger→Ghost&Pick

Staggered screenから、1枚目はGhost(スクリーンをかけきらず流れる)2枚目でPickをかけるプレー

Set play⑦SLOB
Loop(Single double) Quick hitter

サイドラインのセットプレーでは、シューター用セットでキングに3Pを打たせていた。LoopやSingle doubleといって、下からSwingしてくる選手に2枚Screenをかける

Loop(Single double)

Set play⑧ATO
Stagger slip→Flip Miami

ATO(タイムアウト開け)は、ビーコルでいちばん見ると言っても過言ではないセットプレー
Staggered screenから切れて、河村がBig manでFlip、そこからもう片方のBig manがPickにいくプレー。
河村にPickにいくMain actionの前に動きを作り、Pickまでにギャップを大きくして河村Pickの破壊力を上げている。

Stagger slip→Flip Miami

Set play⑨(Last Possesion)
Horns→Double screen

ラストのPossessionは、Horns(Top,Elbowに2枚、Cornerに2枚)の形から、河村に2枚スクリーンにいく形

オフェンス原則

①1-5High pick…4ポジSlot&4-5Pick
特徴的なものとして、スコットがPickにいくとき、オリバーは3Pラインの外にStretchしている。また、オリバーに展開して後は、オリバーとスコットの4ポジ5ポジでPick gameをすることもある。

オリバーはStretchしている
オリバーとスコットでPick

②Break3…4ポジDive
基本的に4ポジはStretchしているが、Break3(アタック方向に3人いるとき)は、4ポジのオリバーがダイブしている。
距離感を適切に保ち、ローテーションを難しくさせ、アウトサイドのスペースを作る意図があるかと。

Break3の状況
オリバーがダイブ

③Devin…DFReb後Ball push Middle lane&スコットがトレーラーでプットバック
また特徴的なものとして、オリバーがDFRebを獲得した後は、Ball pushをする。基本的にBig manはPGにOutletしてEntryするが、オリバーがPushしてオフェンスをEntryできるようなシステムになっている。
また、Middle laneをPushしており、スコットがトレーラーとしてReboundに絡む形のFast breakを作っていた。

④4ポジPick…スコットはNail
4ポジがPickにいくとき、スコットは3Pがないため、Nail(FTのエリア)付近でStayしている。
Nailのスコットから、逆サイドでRecreateを起こすようになっている。

⑤PGがフェイスガード(Box1)…Big manが運ぶ 河村スクリーナーでプレーコールのみ 
河村がボックス1を食らったとき、無理に河村が運ぶのではなく、Big manのスコットが運んでいた(オリバーじゃないんかい!)
河村はボックス1に対してプレーコールとオフボールスクリーンのみで、オフェンスに絡んでいなかったが、その数Possessionは安直なShotが増えてしまっていた…(三河のDFエラ-もあったが)

河村がボックス1されている
スコットが運んでいる

ディフェンス原則

①vsSide pick(#0)…Ice(状況次第で4-5Switch?)
Side pickに対してはIce(サイドラインに方向付けして、2人で追い込む)をしていた。また、4ポジ5ポジがSwitchをする仕草を見せていたので、状況次第ではあるかもしれない。

vsSide pick(#0)…Ice

②vsHigh pick(ガードナー)…Drop(Contain)&4-5Switch
ガードナーのHigh pick&Popに対しては、Drop(Contain)(Big manが下がり、ハンドラーDFはChase)していた。
Popに対しては、遂行が曖昧なのか、4-5Switchなのかわからないが、どちらにせよ遅れた影響で1Qだけで、ガードナーに5本3P決められる…

③Emergency switch vs Side pick
ガードナーのSide pickに対して引っかかってしまったとき、間に合わないときはSwitchしていた

④Elbow ISO(Mismatch Situation(Big))…TopがHelp
③の続きでMismatchをガードナーがElbow ISOで攻めようとしたときは、TopのDFの河村が牽制していた。

Elbow ISO(Mismatch Situation(Big))…TopがHelp

⑤オフボール2-3Switch
オフボールスクリーンでの2-3ポジはSwitchしている。

大分長くなってしまった…ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!是非共有、フォローしてくださるとありがたいです!
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