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アンパンマンと教育に感じること

日本で観ないで育った人はほぼいないと言える、アンパンマン。

どうしてこんなに人気アニメになったのかと、それについてここ最近感じることについて書いていきたい。

アンパンマンはなぜ人気アニメになった?

自分自身もアンパンマンとかドラえもんを観て育ったし、幼稚園、小学校低学年のときに夢中になっていたのを記憶している。

ここで、どうしてアンパンマンが人気アニメになったかを考察していきたい。

1.教育的に保護者世代から支持されるから

アンパンマンの構図は、困っている人がいたら主役が助けたり、悪者が出てきたら、正義のヒーローがそれをやっつけるというものである。
そのため、正義が正しいという構図は教育的に好まれるし、子ども達にとって不適切な表現、構図は描かれない。
従って、保護者世代から子どもに観させて安心感があるというのは理由としてあると感じる。

2.正義が悪者を倒すという構図が好まれるから

上に書いた通り、アンパンマンは、正義のヒーローであり、その正義のヒーローが、途中苦戦しながら(顔を汚されながらw)カムバックして、悪者(バイキンマン、カビルンルン等)をやっつける流れになっている。

この、悪者が途中まで調子に乗っていて、最後は正義のヒーローに倒されるという構図は、人間にとってとても爽快な物語になっているのだと強く感じる。

大人向けのテレビ番組でも、例えば「スカッとジャパン」では、ある人間の影響で不利益を被ったり、不快な気持ちになった後、その人間にバチがあたるという構図で人気番組となっていた。

つまり、特定の悪者が最後に正義のヒーローなどに倒されるという構図は、世代に関わらず「痛快だ、気持ちが良い」と感じる層が大きいのだと思う。

正義のヒーローに思うこと

教育実習のときのこと。授業中に喋る子がいて注意をした子がいたとき、実習生が注意した子を褒めたら、その子が注意魔になって、他の子をずっと攻撃したことがあった。

今の世の中でも、ミスをしたり、問題が起こったときに、それを嬉々と取り上げたり、揚げ足をとったり晒したりする人間が数多くいる。

そのような層は、悪者を倒す正義のヒーローの構図と同じようなことを実世界でもしている。
というか、正義を振り翳して他人を攻撃している。

これってアンパンマンも五十歩百歩で本質は同じなんじゃないかな〜とモヤモヤとしてしまった。
(いじめも本質は同じだと感じる)

教員、子どもと関わる大人は、どのように考えて、子どもたちを育てていますか?


P.S.この前バスケットスクールで教えている子が途中で「できない」と座り込んでしまったとき、とある子(年少さん,4歳!)が「こうやってやってみな!」って励ましにいっていた。
こういう気持ちを大切にしたいね!🫶🏼


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