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東京学芸大学2022Season振り返り①

今更ではあるけれど、東京学芸大学男子バスケットボール部の2022Seasonの構想と結果、反省について振り返ってみようと思う。

2022Season チーム計画概要

Game model

DEFENSE:運動量の多い強度の高いDFで期待値の低いショットを打たせる OFFENSE:Teamで期待値の高いショットをクリエイトする 
リバウンド・ルーズボールを制圧する
・Main object
OFFENSE: アドバンテージを作る リングにアタックする
TRANSITIONDEFENSE :スプリントバック 優先順位を守る
DEFENSE :オフェンスのスペースを潰す アドバンテージを作らせない
TRANSITIONOFFENSE キャスティング、 アドバンテージをアタックする

初期チーム構想

2021Seasonまで毎年ほぼ同じバスケットを変えずに受け継いでいたところから、今Seasonでは大きな変革を構想していた。
変革を行う理由としては、大きく3つ、
①例年に比べて4部で戦うためのサイズ、スキル・能力を含めたタレント、選手層の面で大きく劣っており、同じバスケットをしていては4部で戦えないこと。
②2021SeasonまでのTeamが同じバスケットをしていながらも、1年おきにリセットされている傾向にあり、積み上げがない感覚があった。従って今Seasonの結果ではなく、次世代の学芸に積み上げを残すためのSeasonとして土台を作りたかったこと
③②にも通じる部分ではあるが、これまでのバスケットを遂行しようとするあまり、バスケットの原理・原則がおろそかになっている部分があり、原理・原則の再構築を行うこと
この3つを理由に今Seasonは、特にOF面で変革を構想していた。DFは2021Seasonまでで一定の成果が出ていたため、大きく変えず、同じ方針のままIntensityを高めていく構想を練っていた。
・TROF
TROFではCastingの考え(Rim run,Corner run,Ball push)の導入、役割を分担するのではなく、まずはRebounder、Ballを持った人間がPushすることを原則とし、全員がBall pushできること、Rim runできること、Corner run できることを大切にしていた。
Early offenseに関しては、Single drug,Double drug,Hand off(Double drugは採用せず)の3種類を用意してシンプルなギャップからレイアップに持ち込むよう構成した。
・OF
ハーフコートOFでは、全てのポゼッションでSet playを用いていた以前と異なり、DDMの原則 Spacingの原則に基づいたモーションオフェンスを導入した。
構想初期ではPrinceton offenseの導入も考えたが、チーム始動の遅さ、バスケット理解度、判断力、IQ,Game経験の低さから本格的な導入を構想段階であきらめた。(部分的に導入しようと考えた。)
またSet playは(1Down,Pinky,Mirror,Horns side,Chin,Spiral)の6種類を用意した。(結果的にSpiralは導入しなかった。)といってもSet playはあくまでEntryだけで、具体的なShotの定義、Main actionはつくらず、あくまで選手がSpacingの原則に基づき常にChanceをBreakすることを大切にした。
スペーシングの原則として、アライメントは4out1inを採用すること、また5outも導入しようと構想していた。
・TRDF
TRDFでは、
①Ball stop
②Area1 stop
③Ball line
の3つをキーワードとし、Ballをいち早く止めること、そのためにBall lineまで全員が下がること、2線の選手がArea1でStuntして止めきること(Paintの選手が出てこない)をThemaとした。
・DF 
ハーフコートDFでは大きく変えることはないなかで、
①Area0で貰わせるDeny
②2線のStunt
③Body up
④ShellDFによる5人の役割
以上の4つを大きくThemaとした。
また、サイズがない分1-1-3,2-3のzone defense、1-2-2Pressを新人戦以降取り組むことを構想していた。
・Rebound 
DF Reboundに関しては、Hitして跳ぶこと
OF Reboundに関しては、3ヶ所の Rebound positionとTag upの導入を行った。
ルーズボール面はドリル化して練習して制圧することをThemaとした。


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