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アシスタントコーチの役割

チームを指揮するコーチには、それぞれ役割がある。
チームの旗を振り、勝ちに導くHCだけでなく、アシスタントコーチも非常に重要な役割だと感じている。

今までACの立場を経験させていただいた、ミニバス、U15(中学)での経験。
HCの立場で1人で指揮をとっていた、大学で感じていたこと。
そして、現在ACとして勤務させていただいている、U18で考えていることをもとに、アシスタントコーチの役割を書いていこうと思う。

なお、今回は今季の富山グラウジーズや、昨季の越谷アルファーズのように、HCが肩書きだけのパターンでACが実質指揮ではなく、オーソドックスな、HCがメイン指揮、ACがサポートという組織で書いていく。

1.いちばん必要な、雰囲気のマネジメント

大学時代に強く感じたことだが、HCがチームの雰囲気の盛り上げまで管理するのは、かなり負担になる。(HCの判断が雰囲気に直結するのは間違いないが)
となると、ACとしていちばん大切なのは、チームの雰囲気をマネジメントすることだと感じる。

HCとして指揮しやすい、盛り上がっていながらも、集中力が高まっている状態。
その中の盛り上げる雰囲気作りはACの責任だと思う。

2.HCとの橋渡し的存在

HCは決断を下すことが仕事であり、試合に使う使わない、その他多くの決断をすることになる。
となると、選手全員と十分にコミュニケーションを取ることが難しくなってくる。

そのときに、選手とのコミュニケーションを円滑にする上で、ACが大切になってくる。

ここで注意しなければならないのは、ACは選手に寄り添うことも必要だが、あくまでHCを立てること、HCの考えに反する態度を取らないことが大切である。
ここでACがHCに反対的な態度を取ってしまうと、組織が崩れてしまう。

3.HCへの進言

3つ目は、HCへの進言である。
イエスマンではなく、多角的な視野から考えを供給できることは、ACとして必要なスキルだと思う。
結局取捨選択をし、決断をするのはHCだが、どれだけ俯瞰して提案できるかがチームの勝敗に直結する。

4.ビデオ、スカウティング業務

HCももちろんスカウティングはするが、HCとしての業務に加えてスカウティング、ビデオ編集をするのはかなり厳しい。
ACがビデオ編集、スカウティングを担えば、負担はかなり減るのではないかと思う。
(大学4年のときは、ほぼ全部自分でやっていたが…)

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