回り道でも 旅の終わりに 君にもう一度 逢えたらいいね…🎶 上記フレーズは、 『人生(たび)の空から』の歌詞より抜粋したものだ。 この曲は松山千春のシングル・コレクシ…
『あたしバカよね🎶 おバカさんよね🎶』 と、細川たかしは唄っているが、全くもってその通りだと思う。 猛省していただきたい。 冒頭より怒りが込み上げてしまった訳は以…
さて。 そろそろ私の本業である「全国古着屋行脚」に触れないと、 フォロワーの皆さま方に愛想をつかされてしまいそうだ。 あまりご興味のない方々には申し訳ない気持ちだ…
『時計台の下で逢って わたしの恋は はじまりました…🎶』 自らを石原裕次郎と思い込んでいる27歳精神異常者ゆえ、 22歳医療関係女性との集合先を「時計台の下」と指定し…
4月6日土曜日、午前10時を回ったところ。 私は、すすきの南仲通りで立ち尽くしていた。想定外の事態が起こったからである。 …………… 朝、ホテル時計台で惰眠を貪って…
喫茶店のドアを控えめに開ける。 もちろん、いらっしゃいませの言葉はない。 誤解を生まないように添えておくが、入店時挨拶なしは加点要素である。 良い喫茶店と良い古着…
『夜の札幌 あなたに逢えて 凍てつく心にあかりが灯る…🎶』 15:20 新千歳空港、第一エアーターミナル。 一人の年金受給者が北の大地に降り立った。 「何卒。」 そう…
「会いたい気持ちが…🎶ままならぬ…🎶」 そう呟くと会社用携帯を機内モードへ切り替え、軽快な足取りで浜松駅へ向かった。 今日と来週月曜に有給休暇を取得し、 ""極上島…
『刈りに~ゆくなら~~天神~~ 刈られに~ゆくなら~~中州~~』 宿泊先の爺がいきなりこんな歌を歌いだしたもんだから、思わず苦笑いが漏れ出た。 そう、ここは福岡…
『ここの××さんには、わたし、とってもお世話になってましてぇ・・・』 お酒の入った彼女がこれ程までにも甘え声になるとは私は想像していなかったし、彼女がそれを許すほど…
『2軒目は飲みませんか?───、』 彼女からの一言に、正直驚いた。 ひさしぶりの再会を喜ぶなんて書き方をしたが、ぼくと彼女が実際に会うのは片手の指で足りるくらいの…
睡眠障害
2024年4月22日 12:36
回り道でも 旅の終わりに君にもう一度 逢えたらいいね…🎶上記フレーズは、『人生(たび)の空から』の歌詞より抜粋したものだ。この曲は松山千春のシングル・コレクション『起承転結II』にも収録されており、知名度も高いだろう。80年代に入ったところで彼の音楽活動において、最もセールスを連発していた、いわば最盛期に相当する。芸術という領域、とりわけ音楽というジャンルにおいては、どうしたこ
2024年4月18日 21:30
『あたしバカよね🎶 おバカさんよね🎶』と、細川たかしは唄っているが、全くもってその通りだと思う。猛省していただきたい。冒頭より怒りが込み上げてしまった訳は以下に続く…古着屋訪問を終えた私は、再度、色男と合流し、札幌の地下でひっそりと営業している「答えバー」に居た。シングルどころかダブルをゆうに越えるほどなみなみと注がれたアードベク10年のロックをちびりちびりとすすりながら、心
2024年4月16日 20:54
さて。そろそろ私の本業である「全国古着屋行脚」に触れないと、フォロワーの皆さま方に愛想をつかされてしまいそうだ。あまりご興味のない方々には申し訳ない気持ちだが、古着を生業とさせていただいているのでご容赦願いたい。1.数字からみる北海道の古着都市潜在力若輩者ながら全国の古着屋を営業訪問していると、傾向や特徴などがみえてくる。以下は「傾向」という視点で、これは至極当たり前なことだ
2024年4月14日 18:29
『時計台の下で逢って わたしの恋は はじまりました…🎶』自らを石原裕次郎と思い込んでいる27歳精神異常者ゆえ、22歳医療関係女性との集合先を「時計台の下」と指定してしまったことを今、懺悔する。こう考えてしまうのも、仕方ないのだ。なぜか私に優しくするの…なこの街が悪いといえよう。さて、前回からの続きに話を戻そう。""湯治""を終えた私は仕事で負った傷も癒え、軽快な足取りで色男
2024年4月13日 16:31
4月6日土曜日、午前10時を回ったところ。私は、すすきの南仲通りで立ち尽くしていた。想定外の事態が起こったからである。……………朝、ホテル時計台で惰眠を貪っていたところ、色男から一本の電話がきた。詳細をここに書くことはできかねるが、とどのつまり、午前中の""営業訪問""に同行できなくなった、という旨の連絡である。心細さを感じなかったといえば嘘になるが、なんせ自身4度目となる風
2024年4月12日 19:54
喫茶店のドアを控えめに開ける。もちろん、いらっしゃいませの言葉はない。誤解を生まないように添えておくが、入店時挨拶なしは加点要素である。良い喫茶店と良い古着屋の共通項だ。店内に大音量で流れる、ジャズの名盤たちの音圧が身体にビリビリと響く。彼が「名店しか知らない男」というのはどうやら本当のことのようだった。圧倒されながらも、薄暗い店内で色男の姿を探す。男を見つけるのには2秒と掛から
2024年4月11日 20:45
『夜の札幌 あなたに逢えて 凍てつく心にあかりが灯る…🎶』15:20 新千歳空港、第一エアーターミナル。一人の年金受給者が北の大地に降り立った。「何卒。」そう呟くと、空港ビル内の階層を下から舐めるように攻めはじめた。中部国際空港も然りだが、国際線の往来が多い空港は土産物屋から飲食店まで、自分が見て知ってきた中では規模が違った。空港ビルを散策する理由はそう、同年代であれば知らない人
2024年4月8日 20:56
「会いたい気持ちが…🎶ままならぬ…🎶」そう呟くと会社用携帯を機内モードへ切り替え、軽快な足取りで浜松駅へ向かった。今日と来週月曜に有給休暇を取得し、""極上島""(北海道です)への旅を敢行するのだ。私にとっての北海道は、記憶のない赤ん坊のころに両親に連れられて以来の2回目だが、実質初めてといったところ。目的は、前回伊勢佐木町公演にて共演した、同業の""ハバナからきてくれたお
2024年3月12日 21:24
『刈りに~ゆくなら~~天神~~ 刈られに~ゆくなら~~中州~~』宿泊先の爺がいきなりこんな歌を歌いだしたもんだから、思わず苦笑いが漏れ出た。そう、ここは福岡。九州一の繁華街。うわべでは古着探訪の旅だの、大学時代の後輩に会いに行くだのそれらしい理由を並べたが、初の福岡ときたら、色町研究に片足を突っ込んでいる以上、潜入調査を目標とせずにはいられない。なけなしの貯金を切り崩し、中州へと向か
2023年10月25日 16:13
『ここの××さんには、わたし、とってもお世話になってましてぇ・・・』お酒の入った彼女がこれ程までにも甘え声になるとは私は想像していなかったし、彼女がそれを許すほどに私は学生時代、彼女に何もしてやれなかったので、疑うわけではないが頭の中に疑問符が飛び交った。ええい、ままよ、と心の中で叫び、ウッド調なバーの扉を開けた。常連だという彼女のワガママで1時間早くオープンしたバーは、ナウい表現を使えば
2023年10月18日 12:56
『2軒目は飲みませんか?───、』彼女からの一言に、正直驚いた。ひさしぶりの再会を喜ぶなんて書き方をしたが、ぼくと彼女が実際に会うのは片手の指で足りるくらいの回数だった。ただ、信頼をおける関係性を築き上げるにあたって、大学2年間で彼女とSNSでやり取りした時間は濃密で充分すぎるものだった。そんな彼女に連れられ、地下喫茶を脱した。地上に出ると辺りは暗くなっていたが、熊本の夜は、我々の行動な