鷃黼・ほしみ

えふほしみ。 ポエムみたいな文章吐き出します。 生の詰問に堪えろ。

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えふほしみ。 ポエムみたいな文章吐き出します。 生の詰問に堪えろ。

最近の記事

痕跡.mp3

型に対してそのまま忠実に出力されたもの、そうであればそうとしか知覚できず、もはや他の形式も考えられないような耳の占領に屈する。推しの未遂。推すことによって自分の人生を王道的にしている。愛したその人は手の先に。私の犠牲によって未来多くの人々の命が救われる。そのかわり、音楽が聞こえなくなった。生き残るためにデスゲーム化する。情報で直接攻撃できるようになった時代に未来から来た自分を誘拐する17歳の初夏の魔法。名詞化され、わたくし、ヘルメットのような言葉を話す。音楽はもう死んだ形式な

    • 窓が開く。エンディングテーマが流れる。大団円を迎える。そこには自分が思い描くことができないような膨大なタイムラインとその一つひとつにかけがえのない文脈が存在し、その全てに命が満ち溢れていて、美しいという認識。映画を見るリズム、俯瞰性が働く。little girl blue。神様の取り分に与れない絶望の少し華やかな感じ。「何もしたくない」「何もできない」の歌曲格律が定立する。 思考が循環し、上澄の下に汚れた主義が(主義はAをしないという点の方が大事)。ここでまだ流れる。漂流栽培

      • 襤褸

        神の話を聞いた。こういう文学あるよねとしか言えない、あまりにも自分の生活史から離れているから。だけどわかった。小石を投げる。生きるという意志が闇雲に肯定されている。小石を投げつける。だけど本当にそうなのか。小石で巨人を倒す。それが世界に戦争や飢餓をもたらしている。矛盾を孕んだものである。人間なんて夢想して無双。キリストが近づいている。少し小休止の時を経て、今また見回りの時期が近づいた。理屈もとい屁理屈で毛細欠陥に神話生成力が渡る。すぐにラグになりたい(I wanna be r

        • 公園

          JROCKは今日も青春に擬態した死を語る。ふるいうたにあるような「オブジェとしての寂寥」を今日も歌う。ただうたのみが喚起できる感情の装置として、言語芸術において可能にしているようなただ単なるアディクト。 猫の日犬を連れた金髪の人、而して思考。鳩の死体を道路に埋める。早朝に鳥葬している毎日はたくさんの義務をかなぐり捨てて参っている。刷り込みに抗おうとする意志が、かえって内面化してしまっていた事になる。 一人の散歩、一人語りは誰にも何にも奉仕されることはなく、ただ自分自身を志向と

          散漫

          やりたいことがたくさんあってちぎれちぎれに何もできないでいる、今日はなんと休日というらしい、誰のもとにも登る太陽。一呼吸、全て点でつなぐ一気呵成に、そうすれば無意識の領野で何が行われているかを客観的に見ることができる、それは嘘だ。詩人は感覚に住所を与え登記する。期せずして彼は世界を回復した。鍵盤なのかこれは。いいえ、これは楽器ではない。意識高次元組に入るユニバーサル宗教プレイヤーもとい彫刻師。例外的な局面に入ったが、原則は変わらない、と言ってここで原則を探す。机の上の見知らぬ

          鬱(詠唱時間)

          早く人間になりたい、自分は人にあらずという感覚だけ先行して閃光。一度くらった猛毒は死ぬまで続く。昔は実存的な苦悩に入ったらあらゆる作業が手につかなかったけど、最近はそういう苦しみにありながら作業することができる。人間の可塑性はすごいよ。人間が怖い、それだけで震えることができる。きえたいという気持ちさえも装飾しないで。脳がぐにゃんぐにゃんに曲がって、複雑骨折でもしたのかなってくらい戻りそうにないね。揺らぐ、復讐は全人類に。回る、反転する、それが正常になる。この世界ごと消す。一人

          鬱(詠唱時間)

          お断り

          「空座にしておかなければならないのです。真実の愛がいつでもそこに即位できるように」。結局今の自分にできることは顔を作成して送り付けるだけだということがわかってくる。さまざまな配慮があるかもしれないが、しかしそれもありがたく全てを被るのが公務。見てわかる通り人間主語が多いのは病むに病まれぬ状態だからです。「わかっているけど」この人間は少し可愛い。やむにやめれぬとか、〜せずにはいられないってことで行為が決定されてしまうような「やむを得ない性」の人間ってかわいいとおもうんですよ。

          (五感)欠落のデザイン

          形あるもの(でなければ)わからない。人間の出生の秘密と固く結びついてあるこの傾向性を越え出なければ宗教は閉ざされる。私はこの世界という書物の今ここではないどこかの頁にインデックスを貼り付ける。人間が嫌いだ。人間なんて生まれなければよかったのに。札束をピアノ線に貼り付けてかき鳴らすプリペアド。人間の欠陥がまた、完全性の足場となる以上、迂闊にポジティブに見過ごすことは許されない。塹壕戦の前線でひょいと顔を上げることは事実上の降伏だ。便器のイルカから水が放たれる。体力は余っている。

          (五感)欠落のデザイン

          日記(所感たち)

          今日も労働が終わった。戦いの勝利を記念して飲む美酒はアルコール度数と対価のみを相談したもの。分母は気持ちに対して分子は言葉。どれだけ思いのうちを言葉にしているのか、が文脈になる。文脈にする。所感が胸を突いて出てくる。さいきんは、偽のついた幸福でいっぱいだ。災厄を免れた最悪が役立たずの毎日を啄む。スキゾかわいい。狂気は、少し離れて見るとかわいい。ふわふわと無気力が。それでもなんとかなっていくのではないかというこの感覚こそ逆の不安がある。読みたい本ができましたという瞬間が一番面白

          日記(所感たち)

          バーナム効果に拘束される日々

          健康食品のCMで腰が痛くなった。予言の自己成就の概念を知ってから、占いに拘束されるようになった。やりたいことを邪魔される、一週間、占い師が丁寧に言い直したネガティブな言葉に日々が支配されている。ふざけるな。っていうほどやりたいことなどない。そこに主体性もない。お互いの所信表明がぶつかり合う。明日はどのマニフェストで生きるかは知らぬが華。アウグスティヌスの無限反省編。弁証法でいいんじゃないか。思想以前だ。布団圧縮機を体に巻き付けているようなものだ。それで発言権があるのかその時概

          バーナム効果に拘束される日々

          自由裁量時間の中で

          はあー一呼吸。涙が出てくるね。ホッとする時間かもね。間がないね。幸せではないのかもね。自分なりにね。落ち着こう。この焦燥感。二重三重の自己分析。これでいいのか24時。焦らない。ふかあい呼吸をする。うんこしたくなってきたかも。コーヒー切れた最悪。でどうするか。真理はある絶対に。それでいける聖域に。一つの簡単なことでタガが外れて、それまで塁に出ていたtodoが一気に吹き出して不安が重くなる。昨日今日の連続で遺言書を書けるフィニッシュが迎えられないというのは見ての通りだ。遺言書が書

          自由裁量時間の中で

          偏愛についてのメモ

          ⭐︎ 同じMBTIだからと言う理由で推しを決めたりすることは偏った自己愛だろうか? ⭐︎ 偏愛にさまざまな形態がある。マザコンを退治する為にI love motherと意識的に唱える期間があった。 ⭐︎ 全能感で生きているそれでよくね。 ⭐︎ こう言ってよければ宗教単体を心の中で運営させていただく。教祖も会員も救世主も受難者も自分一人で完結する。 ⭐︎ 音楽を聴くよろこびは一種の倒錯 ⭐︎ 私は本を読めない。買うだけで読まない。読んでいる時の自分の心を読むために買っ

          偏愛についてのメモ

          発話について

          note更新3日目。坊主としては今日が最終日になる予定です。そこで、今までのメッセージを発信するあらゆるメディアの失敗について思い起こしました。 今までは、発話された言葉が空気にふれ、酸化してしまうことの羞恥に耐えられるかどうかが、鬼門でした。twitterもブログも何もかも結局は会話なので、コミュ絶(コミュニケーション絶無の略。コミュ障の上位概念)としては発話の苦痛に耐えられませんでした。始めた当初こそは「いいね」も押せていたのですが、だんだんとそのいいねが履歴として残る

          発話について

          【極】

          聖域。誰にも邪魔することのできない領域。 圧倒的シェア率。越えられない参入障壁。そこまでされたらもう何も言えません。 これにずっと憧れを抱いていた。【極】が展開できれば、何に恐れることもない不動の私でいることができる。「居場所」と呼ぶ人もいる。自分がその【極】の発端になれば、ありとあるゆる人生の諸問題を解決できる。 金字塔を打ち立てる。後に来るもの全てを二番煎じに仕立て上げてしまう。 すなわちその様式に図太い署名が書かれているもの。類似のものを見た時に「ああ、これ〇〇っぽ

          日記(幽霊みたく)

          6/5 明日は明日の風邪をひく。 今日は今日の絶望を飲み下して、日々やり過ごしてくほかない。 元気やる気超特急! 何をやってもガンジーがらめ、退屈な日々だ。 太々しく居座るのもどうかと思うし、生、この構造自体が根本的に間違っているというか、どうかしてると思う。 突然、人類皆カトリック教徒になればとか、そういう天使的な欲望もある。自分が碇シンジくんならさっさと人類補完する。 それでも、やっぱ愛しかないとか思っちゃうやばいと思う時も時々くる。 逃げたい。逃げて楽がしたい。め

          日記(幽霊みたく)