名著『嫌われる勇気』:僕たちがnoteを書く、本当の意味とは。
「承認欲求の先にある世界とは。」
さて、本日も骨折りのNoteになりそうです。
『嫌われる勇気』を読みながら、僕も本書の青年のように悩み、考えながらNoteを執筆しています。
先日は、承認欲求にとらわれてはいけない。
嫌われる勇気を持ち、本当の自由を手に入れよう。
と、書きました。
では、もし承認欲求を求めないならば、
“僕たちは、何のためにnoteを書くのか。”
そんな問いを読者のみなさんと考えていきたいと思います。
■承認欲求=自己への執着
先日のnoteでは、Likeが何百も、何千もついたとして、
あなたは幸せですか??
それは、誰かの人生を歩むことにならないのか、そんなことを問いかけました。
では、なぜ僕ら人間は承認欲求を求めるのでしょうか。
アドラーに言わせれば、
「他者からどう見られているか」ばかり、気にかける生き方こそ、「わたし」にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイルなのです。
そう、僕らが承認欲求を求めるのは、自己への執着が強いからです。
嫌われる勇気を出して、自戒を込めて敢えて書きます。
あなたが、Likeを押されるのかを気にするのは、
あなたのnoteが、他者からどう評価されるのか気になるからです。
あなたが、フォロワー数を気に掛けるのは、
あなたが、他者からどんなふうに思われるのかを気にするからです。
矢印はどこに向いているでしょうか。
そう、あなたです。
つまり、自己への執着。
が、そこにはあります。
僕も、本書を読みながらこう思いました。
「認めざる得ない。でも、、そんなのは無理だ。」
「フォローされることもなく、Likeを押されることもなく、どうやってnoteを続けるというんだ。」
「それこそが、noteを続ける理由なんだ。」
しかし、あまりにもこの考え方にしがみつくと、あなたは他者の期待に応えるため、
フォロワーの期待に応えるために、noteを書くことになります。
より一層、自己への執着を強くするかもしれません。それでは、幸せになれない。
だからこそ、課題の分離。
他者の課題を切り捨て、自分の課題に集中する。
嫌われる勇気を持ち、本当の自由を手にいれる。
しかし、ここでまだ答えが出ていないことがあります。
Likeを求めず、フォローも求めず、
「一体、何のためにnoteを書くのか。」
アドラーは承認欲求を超えるための3つのステップを提案します。
😣
■自分を受け入れ、他者を信頼する。
承認欲求を超えるための3つのステップとは、
①自己受容
②他者信頼
③他者貢献
です。ここでは、①自己受容と②他者信頼のお話をさせていただきます。
自己受容とは、読んで字のごとく、
ありのままの自分を受け入れる。
ということ。60点でも、50点もありのままの自分を受け入れる、そこから始まります。
ここで、想像してみてください。
みなさんが、同じ時間を過ごしていて、一番心が落ち着く相手は誰ですか。
それは、読者のみなさんのご両親かもしれませんし、恋人かもしれません。
では、なぜあなたはその人と過ごす時に、心の平穏を感じることができるのでしょうか。
それは、ありのままのあなたを受け入れてくれるからです。
そして、質問です。
あなたは、その人から承認欲求を求めていますか。
求めてないはずです。
なぜなら、ありのままのあなたを受け入れてくれるからです。
そもそも承認されることなど必要がありません。
僕も、以前お付き合いさせていただいた方と、3年程度経ってから、この段階まで辿り着いたような気がします。
これは逆の視点で見てみると、
相手と接する時に、ありのままでいる自分を受け入れるからこそ、その人を信頼することができる。
ということです。
自己受容、そして他者信頼です。
ありのままの自分を受け入れることなくして、誰かを信頼することはできません。
まず、私たち自身がありのままの自分を受け入れる。
その一歩を、まず踏み出さなければなりません。
そして、他者信頼におけるアドラーの条件は、
他者を信じるにあたって、一切の条件をつけないことです。
そんなのは幻想だ。
信頼されたのに、裏切られた。
それでもなお、他者を信じるなんて不可能に近い。
正直、ここは僕自身も実現できているわけではりません。
とはいえ、読者のみなさんへの示唆として、続けます。
アドラーはそこで課題の分離を推奨します。
裏切るかどうかは、相手の課題であってあなたの課題ではない。
あなたは、ただ「あなたがどうするか。」だけを考えればよい。
厳しすぎる、アドラー心理学。
しかし、この言葉を聞けば納得せざる得ないかもしれません。
信頼することを怖れていたら、結局は誰とも深い関係を築くことはできないのです。
アドラー心理学とは勇気の哲学です。
相手を信頼するのか、疑うのか。
相手の課題を切り離すのか、否か。
「他者信頼」によってもっと深い関係に踏む込む勇気を持ちえてこそ、対人関係の喜びは増し、人生の喜びも増えていくのです。
その一歩を踏み出すのか否か、それはあなたの勇気次第です。
そして、他者貢献。
ここに僕らがnoteを書く意味があります。
🤔
■人が、自分に価値を感じる時。
ストレートな質問をしましょう。
あなたが、noteを書いていて自分の価値を感じる時は、どんな時ですか??
たくさんLikeをたくさん受けた時ですか??
たくさんの人にフォローされた時ですか??
僕は、違います。
自分のnoteが紹介された時です。
その時、心の底から
noteを書き続けて良かった。
と、思います。
Likeを押すのは、何秒ですか? ほんの0.5 秒です。
フォローするのは、何秒ですか? たったの3秒です。
ただし、記事の紹介は違います。
相手が、自らの人生の貴重な時間を割いて、あなたのnoteを紹介する。
その時に、相手とってなんらの価値があったんだと、あなたは実感することができるはずです。
つまり、他者への貢献です。
Likeを押される、フォローされる、僕らはそんなことを期待します。
しかし、自分のnoteが紹介されることを期待する人はいるでしょうか。
Likeを押してもらうために、Noteを工夫する、中身を変える。
フォローしてもらうために、多くの人の記事を読みに行く。
しかし、自分のNOTEを紹介してもらうために、僕らに何かできることはあるでしょうか。
たった、一つだけあります。
あなたの記事が、読者に貢献することです。
気を付けなければならないのは、自分の記事が紹介されることを求めてはいけないということ。
もし、あなたがLikeやフォローと同様に、紹介されることを気にし始めたら、それは承認欲求の始まりです。
アドラーは言います。
承認欲求を通じて得られた貢献感には、自由がない。
もし、本当に貢献感が持てているのなら、他者からの承認はいらなくなります。
つまり、見返りを求めずにひたすら読者の貢献のために記事を書き続ける。
それでもあなたには、自由があります。
なぜなら、あなたはありのままの自分を受け入れ、読者を信頼する、勇気を持ち合わせているからです。
読者に見返りを求めずに信頼する、だからこそ読者に貢献する。
そんな勇気のある関係性が、noteの世界で作れたら、この世界はもう一歩前進するかもしれません。
それが、noteを書く理由。
つまり、本当の幸せを実現するために、僕らはnoteを書いてます。
読者に貢献しているという実感を得る時に、僕たちは自らの価値を感じることができます。
では最後に、幸福の話をします。
😊
■人生とは、いまを生きること。
アドラーの人生観は、こうです。
人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。
ダンスを踊っている「いま。ここ」が充実していればそれでいいのです。
そして、アドラーは人生に目的があることを否定します。
もし、人生が目的論であるならば、山頂に到達できなかった人生は失敗です。
では、山頂にヘリコプターで到達した場合、その人生は成功と呼べるのでしょうか。
人生の目的は、山頂ではなく登山である。
一歩一歩、今を踏みしめながら歩みを進めていく登山。
それが人生です。
「いま、ここ」を真剣に生きること、それ自体がダンスなのです。
今を全力に生きる、そのための歩みを進める。
では、目的地がないなかで、僕らはどこに向かって歩みを進めていけば良いのでしょうか。
道に迷わないための、大きな指針がどこにあるのでしょうか。
答えは、すでに出ています。
他者貢献です。
「他者に貢献するのだ。」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、何をしてもいい。
自らの上空にある他者貢献という星を掲げていれば、常に幸福とともにあり、仲間と共にある。
それが、幸せな人生を生きるということです。
僕らがnoteを書く意味、それは
「読者に貢献する」という導きの星に向けて、まさに「いま、ここ」で書いているNoteを一つずつ誠意を込めて書く。
ということです。
自由を手にしながらも、その意味に気づいた時に、
僕らは、noteと幸せに生きることができます。
ここまで読まれた読者の皆さんの中には、
難しすぎる。
詭弁だ。
あり得ない。
そう思う方もいるかもしれません。
是非、『嫌われる勇気』を手にとってみてください。
アドラー心理学は勇気の哲学です。
全ては、あなた次第。
最後に、アドラーの言葉を贈ります。
誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。わたしの助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。
ではでは、本日はここまでです。
また、明日のnoteでお逢いしましょう。
P.S このnoteの執筆に今週のエネルギーをかなり消費してしまいました。。さて、明日からの記事どうしましょうかね。笑
noteを通じてサポートし合えたら嬉しいです!!よろしければサポートお願いします!noteを通じて、少しでも良い人生、良い世界に。