編集とデザイナー夫婦

本の編集&本・Web系デザイナー夫婦の日常や思ったこと、備忘録などを綴るnoteです。

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記事一覧

【これから妊活を始める人へ】私的妊活論

こんにちは。 編集とデザイナー夫婦、デザイナーの妻のほうです。 もうあと数年で私は40歳です。妊活歴=結婚歴−1年くらいなので、かれこれ7年くらいでしょうか。数字に…

忘れてしまうこと、忘れたくないこと

編集デザイナー夫婦の夫(編集者)のほうです。 僕のおばあちゃんは認知症だった。 アルツハイマー型の認知症で90歳を過ぎたあたりから症状がではじめて、病院に通うよう…

働き方・自分マーケティング・格差……どこまで「成長」を続ける?

新しいスキルが身についたら、新たな自分に出会えたら、そうして仕事で人に褒められたら、成果が出たら………そりゃあ嬉しいですよね。 でも、そこに天井はあるのでしょう…

がんばらないをがんばってみる

がんばらないをがんばる。 いきなり禅問答みたいな話ですみません。 編集デザイナー夫婦の夫(編集者)のほうです。 編集者なんていう仕事をしていると、締め切りに追わ…

私的幸福論

「しあわせ」はやってくるものではなく、「しあわせだ〜」と言うから「しあわせ」になるんだと思う。 これが私が考える幸福論です。 こんにちは。編集とデザイナー夫婦の…

コロナと居酒屋とインターネット

大好きな居酒屋がある。 1979年開業だというからもう40年以上やっている。 大きな赤提灯。 カウンターとテーブル席がふたつ。 白の割烹着が似合う、年配のご夫婦が二人で…

「もういい!」って言うと本当に終わりだからよくない

皆さんは夫婦ゲンカってしますか? こんにちは。編集とデザイナー夫婦の妻(デザイナー)のほうです。 カップルやパートナーとのケンカでもそうですが、怒りのボルテージ…

世界はあたまのなかにある

うちにはシロクマのぬいぐるみがいる。 名前を「しろたん」という。 僕はこのぬいぐるみが生きていると思っている。 事あるごとに話しかけたり、僕が家を空けるときには…

「共感」する前に「理解」していきたい

今はなんでもかんでも「共感」の時代のようです。 こんにちは。編集とデザイナー夫婦の妻(デザイナー)のほうです。 私はマーケティングには詳しくないですが、最近では…

夫婦なんて所詮は他人……でも、それがいい。

僕たち夫婦は性格も価値観もぜんぜん違います。 なにやら冒頭から不穏な文章になってしまいましたが、 こんにちは。 編集デザイナー夫婦の夫(編集者)のほうです。 こち…

防災準備とPCのフォルダ管理はつながっている

こんにちは! 編集とデザイナー夫婦の妻(デザイナー)の方です。 最近関東で大きめの地震がありましたね。 毎年の気候変動や大雨も気になるところです。 災害大国であ…

プチ地方移住のすすめ

こんにちは。 編集デザイナー夫婦の夫のほうです。 今日は最近話題の地方移住について思うところを書いてみたいなと思います。 コロナ禍の影響でリモートワークが進み、リ…

「子どもがほしい」に理由なんかない

こんにちは。編集とデザイナー夫婦の妻のほうです。 今回は先日の夫の『「子どもがほしい」がわからなかった話』を受けて、往復書簡のようになってしまいますが、私の気持…

「働きたくない」から、うまくいく。

「働きたくない」 っていう自分の気持ちを認めるのって、けっこう勇気がいりますよね。 もし誰かに、そんなことを言ったら、どんな反論が来るのか容易に想像がつく。 「…

みんなのフォトギャラリーに共有します

こんにちは! 編集とデザイナー夫婦の妻のほうです。 まだ全然多くはないですが、記事を書くにあたって妻が制作したイラストやクリエイティブは、適宜「みんなのフォトギ…

非美大卒がフリーランスのデザイナーになるまで ③出版業界編

こんにちは! 編集とデザイナー夫婦の妻のほうです。 前回も、肝心のデザイナーになるところまで到達できなかったので、最終回です。 今回は「出版業界編」。 出版社の…

【これから妊活を始める人へ】私的妊活論

こんにちは。 編集とデザイナー夫婦、デザイナーの妻のほうです。 もうあと数年で私は40歳です。妊活歴=結婚歴−1年くらいなので、かれこれ7年くらいでしょうか。数字にすると長い! こうして文章に書いたり、テーマを妊活に絞ると重たく感じるかもしれませんが、もちろん妊活だけして生活しているわけではありません。毎日けっこう幸せで、毎日けっこう楽しんでいます。が、それなりに積もり積もった妊活への思いや経験もあるので、ここらで少し整理したいなと思います。 もしあなたがこれから妊活を

忘れてしまうこと、忘れたくないこと

編集デザイナー夫婦の夫(編集者)のほうです。 僕のおばあちゃんは認知症だった。 アルツハイマー型の認知症で90歳を過ぎたあたりから症状がではじめて、病院に通うようになっていた。 昔から、僕の家では年に1回、親戚一同が集まって、母方の祖父母の家で新年会をやるのが習わしだった。 当時、僕はおばあちゃんの住む町からは、離れて暮らしていたので、会うことも少なくて(いま思うとそれは申し訳なかったなと思うのだが)、結局年1回の新年会が、おばあちゃんに会う数少ない機会になっていた。

働き方・自分マーケティング・格差……どこまで「成長」を続ける?

新しいスキルが身についたら、新たな自分に出会えたら、そうして仕事で人に褒められたら、成果が出たら………そりゃあ嬉しいですよね。 でも、そこに天井はあるのでしょうか? 人は、企業は、世界は。どこまで成長すればいいのでしょうか? こんにちは。編集とデザイナー夫婦の妻(デザイナー)のほうです。 今回は、仕事をする中で感じた、働き方や社会のあり方への疑問を深掘りしてみました。少し長いですが、なるべくライトに疑問を分析していくつもりなので、ご興味のある方はお付き合いください。 ※こ

がんばらないをがんばってみる

がんばらないをがんばる。 いきなり禅問答みたいな話ですみません。 編集デザイナー夫婦の夫(編集者)のほうです。 編集者なんていう仕事をしていると、締め切りに追われたりして終電で帰るとか、会社に泊まり込んで徹夜をするみたいなことが昔は結構ありました。 そんな時は「がんばってるオレすごい」的なハイな部分もあって、今振り返ると地獄のミサワ的な自分が恥ずかしくなります(笑)。 しかし、年齢を重ねてくるとだんだんわかってくるのは 「がんばる=続かない」 ということです。 体

私的幸福論

「しあわせ」はやってくるものではなく、「しあわせだ〜」と言うから「しあわせ」になるんだと思う。 これが私が考える幸福論です。 こんにちは。編集とデザイナー夫婦の妻のほうです。 しあわせってなんだろな幸福論は、思考をする動物・人間である以上、おそらく誰しも一度は考えたことがあるものではないかと思います。 そして「しあわせとは何か」に対しての答えは、無数にあることもあれば、ひとつの場合もある。 何か特定の宗教を信じている方ならば、「こうしたらしあわせ」という方法や道筋を知っ

コロナと居酒屋とインターネット

大好きな居酒屋がある。 1979年開業だというからもう40年以上やっている。 大きな赤提灯。 カウンターとテーブル席がふたつ。 白の割烹着が似合う、年配のご夫婦が二人で営業されている。 地元のお客さんに愛されている小さな居酒屋。 3年ほど前に、その居酒屋のある街からは引っ越してしまったが、その店がお気に入りで、いまでも時々電車を乗り継いて足を運ぶ。 美味くて、安くて、ほっとできる。 ずっとなくならないでほしい。 そんなお店。 しかし、今回のコロナ禍。 飲食店にとっては

「もういい!」って言うと本当に終わりだからよくない

皆さんは夫婦ゲンカってしますか? こんにちは。編集とデザイナー夫婦の妻(デザイナー)のほうです。 カップルやパートナーとのケンカでもそうですが、怒りのボルテージが上がると 「もういい!」 と言っちゃうこと、ありませんか? 私の思春期の悩みの98%は、両親のケンカだった私は一人暮らしをせず、実家暮らしからそのまま結婚したためか、親の影響をもろに受けて育っていました。 私の両親は、両方とも自己主張が強く、大小さまざまなケンカを年中しているタイプ。(でも別れていない。ミ

世界はあたまのなかにある

うちにはシロクマのぬいぐるみがいる。 名前を「しろたん」という。 僕はこのぬいぐるみが生きていると思っている。 事あるごとに話しかけたり、僕が家を空けるときには寂しくないだろうかと気にかけたりする。 もちろん彼が実際に声を発することはないが、僕の脳内に直接語り掛けてくるのだ。 仕事に悩んだとき、妻と喧嘩した時、彼は僕の話相手になってくれる。 僕にとっての彼は友人であり家族なのだ。 いいおっさんが何を言っているのかとお思いだろう。 でも本当の話なのだ。 今や彼のいない

「共感」する前に「理解」していきたい

今はなんでもかんでも「共感」の時代のようです。 こんにちは。編集とデザイナー夫婦の妻(デザイナー)のほうです。 私はマーケティングには詳しくないですが、最近では人がモノを買うには、ブランドが打ち出す理念や社会・環境へのメッセージに共感したり、すでに商品を使っている人が発信するいわゆるクチコミに共感したり。モノの売り買いの中で、消費者側の「共感」というものの力がかなり働いているそうです。 よくよく考えてみると確かに、最近の買い物って八百屋で並べられている野菜を選ぶだけじゃ

夫婦なんて所詮は他人……でも、それがいい。

僕たち夫婦は性格も価値観もぜんぜん違います。 なにやら冒頭から不穏な文章になってしまいましたが、 こんにちは。 編集デザイナー夫婦の夫(編集者)のほうです。 こちらの自己紹介でも書きましたが、 妻はどちらかというと根明(ネアカ)なほうですが、僕は根暗(ネクラ)。 僕はどちらかというとロマンチストですが、妻はリアリスト。 僕はどちらかというズボラですが、妻はなんでもわりときっちり。 といった感じで性格も考え方もかなり対照的です。 バンドなら音楽性の方向性の違いで解散しても

防災準備とPCのフォルダ管理はつながっている

こんにちは! 編集とデザイナー夫婦の妻(デザイナー)の方です。 最近関東で大きめの地震がありましたね。 毎年の気候変動や大雨も気になるところです。 災害大国である日本に暮らしている以上、いつでも備えておかなければ、と考えてはいますが、どこまで・どれくらい備えればよいのか、途方にくれるときがありませんか? 今回はそんな方に私がオススメしたい考え方、からのなぜか私のPCフォルダ整理術を公開したいと思います。ご興味があれば、ぜひ読んでみてください。 ローリングストック、して

プチ地方移住のすすめ

こんにちは。 編集デザイナー夫婦の夫のほうです。 今日は最近話題の地方移住について思うところを書いてみたいなと思います。 コロナ禍の影響でリモートワークが進み、リアル出社をしなくてもよくなった、なんて話を聞くようになりました。 人によっては、これを機会に地方に移住して、満員電車などの通勤のストレスから解放されてフルリモートで働いて、週末は趣味に生きるなんて人も出てきているようですね。 とはいえ、そんな会社ばかりではなく、職種によっては絶対に出社しなければいけない会社もま

「子どもがほしい」に理由なんかない

こんにちは。編集とデザイナー夫婦の妻のほうです。 今回は先日の夫の『「子どもがほしい」がわからなかった話』を受けて、往復書簡のようになってしまいますが、私の気持ちも整理してみようと思います。 ▽「子どもがほしい」がわからなかった話 子どもはそんなに好きじゃないのっけから衝撃的かもしれませんが、私はあんまり子どもが好きではないかもしれません。 苦手というのでしょうか? 正確には、いたことないからわかりません。 「子どもがほしいから〇〇歳までに結婚したい」 みたいな話は

「働きたくない」から、うまくいく。

「働きたくない」 っていう自分の気持ちを認めるのって、けっこう勇気がいりますよね。 もし誰かに、そんなことを言ったら、どんな反論が来るのか容易に想像がつく。 「どうやって暮らしていくつもり?」 「そんな甘いこと言っていたら生きていけないよ」 「ごちゃごちゃ言うな。黙って働け」 良識ある大人にとって、それを言うのはタブーな感じさえある。 思ってはいてもなかなか口にはできない。 だから、 「働くってそういうもんでしょ」 「世の中そんなに甘くないよ」 「働くって大変なんだ

みんなのフォトギャラリーに共有します

こんにちは! 編集とデザイナー夫婦の妻のほうです。 まだ全然多くはないですが、記事を書くにあたって妻が制作したイラストやクリエイティブは、適宜「みんなのフォトギャラリー」に共有したいと思います。 カラーバリエーションを用意したものもあります。 もしよければ、使ってみてください! シンプルな背景とか こちらはCanvaなどで、中央にタイトルを入れるなどの加工もできる構図にしてあります。 われわれのデスク周りのイラストとか……笑 使うのが限定されそうなアイキャッチとか

非美大卒がフリーランスのデザイナーになるまで ③出版業界編

こんにちは! 編集とデザイナー夫婦の妻のほうです。 前回も、肝心のデザイナーになるところまで到達できなかったので、最終回です。 今回は「出版業界編」。 出版社の編集の仕事から、フリーランスのデザイナーとして独立するまでのお話です。 ①学生編、②自動車営業編はこちら。 ♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩♫♩ 出版業界でのキャリアがスタートする手芸系の作り方本の出版社に 編集として入ることができてからは、 ひとまず「本を作る」という仕事を覚