見出し画像

防災準備とPCのフォルダ管理はつながっている

こんにちは! 編集とデザイナー夫婦の(デザイナー)の方です。

最近関東で大きめの地震がありましたね。
毎年の気候変動や大雨も気になるところです。

災害大国である日本に暮らしている以上、いつでも備えておかなければ、と考えてはいますが、どこまで・どれくらい備えればよいのか、途方にくれるときがありませんか?

今回はそんな方に私がオススメしたい考え方、からのなぜか私のPCフォルダ整理術を公開したいと思います。ご興味があれば、ぜひ読んでみてください。

ローリングストック、してますか?

まずこちら。

「ローリングストック」という言葉を聞いたことはありますか?

私はこの言葉自体は最近知りましたが、かいつまんで言うと災害時の物資不足に備えて非常食などを「ストックしつつ使う→使ったらまたストック」するということのようです。

「なんだ当たり前のことじゃん」と思った方もいるかもしれませんが、これを無理なく続けていくことが防災になるという発想が、ローリングストックの目の付け所です。

ローリングストックの考え方を知らなかった方も、まずは自分や自分の家庭の暮らしを知ることから始めてみてください。興味のある方はぜひやってみましょう!

最初に、日頃から使っているもの(おもに食材について言われることが多いですが、そのほか生活用品も含めてよいと思います)を、自分の家の保管場所やサイズと相談しつつ、少しだけ多めに買っておきます。

ポイントは「少しだけ多めに買い」「ちゃんと使って」「少し買って」「繰り返す」

ストックをするとよくあるのが、

安売りしていたからいっぱい買ってストックしておいたけど、使うのを忘れて賞味(消費)期限が過ぎ、結局捨てた

という失敗ではないでしょうか。

よ〜くわかります。

そんな方にこそオススメしたいのが、ローリングストックの考え方なのです。
(注:私はまわし者ではない)

そもそも「ストック」自体は、何かが起きたときのために備える行為ですね。ただし、自分の家のキャパシティを超えたストックや、安売りに飛びついて行う無計画ストックは、大抵の場合、失敗する気がします。

「ストックする」ことでひとときの安心を得る人も多いですが、それも「どこまで備えれば安心か」というさじ加減がまちまちなので、結局物質的なものが膨れ上がる傾向にあるかと思います。

だからこそ、「自分のいつも」を把握し、いつもより「少しだけ多めに買って」、「ちゃんと使っていく」ことが重要なのです。そして、残りが少しになったら、「また少し買う」。これを「繰り返す」

👉 いつもより多め→災害が起きて、何日間かはすぐに手に入らなくなる状況に対応
👉 ちゃんと使う→災害が起きなくとも日々の生活や場所の快適さも大事なので、ストックを“特別なとき扱い”せず、普段の食事・生活でちゃんと使っていく
👉 残りが少しになったら少し買う→我が家の場合はざっくりですが、缶詰や乾麺等の食料は、(保管場所の都合で)残り1、2個になったら。とくに必需品であるトイレットペーパーは、一袋の口を開けたら次を買う……など決めています(そのほかありとあらゆる食べ物や生活用品は、気づいたらこの仕組みで買っているので、スーパーの安売りはにはほとんど縁がなくなりました)
👉 繰り返す→この一連の動作を繰り返すことで、「常に少し備蓄がある状態」を維持することができ、がんばって備えなくても続けやすい

要するに、自分の生活の中にシステムとして組み込む意識しなくても回っていくようにする)ことができるのが、私が考えるローリングストックのよいところです。

基本的な考え方は上記の通りですが、これにプラスαで「災害時に必要な備品」(懐中電灯やバッテリー、電池、カセットコンロなど)は一度見直して、なければ備えておく(かつ使う→また少し買い足す→繰り返す)とより安心ですね。

また、よく「一週間分の食料のストック」が推奨されていますが、これは捉え方や実際の量が人によって変わるので、個人的にはすぐに目標にしてしまうと苦しい(続けにくい)気がしています。

まずは「自分の感覚で」「自分の生活の棚卸し」をしてみることが第一歩なのかもしれません。

自分で管理するのが難しければ、いろんな商品がある

さてローリングストックという考え方自体はわかっても、なかなか続ける自信がない……

そんな方にはこちら!

農林水産省がまとめてくれています✨

さまざまな食品メーカーが、ローリングストックの考え方に基づいたサービスや製品を提供しています。

美味しい・食べやすい、保存がしやすく、賞味期限が長い。災害時に調理できなくても食べられる……など、いろいろなことを考慮して作られた製品を定期的に届けてくれるので、ローリングストックを始めたい方はいろいろ探してみるとよいかもしれません。

防災準備とPCのフォルダ管理はつながっている件

これはもう「なんのこっちゃ」な話かもしれませんが、上記のローリングストックの考え方と、PCのフォルダ管理はけっこう似ているなー、と思った話です。

飽きっぽい性格の私は、物事の整理整頓ができる人や、何か一つの習慣を続けられる人ってすごいなぁとよく思います。

私自身、ローリングストックという言葉を最近聞いて、改めて自身の生活や買い物の仕方を見直せたので気づきましたが、

基本的に人間ってめんどくさがりですよね……?(え、違う?)

一つのこと、そんなに集中して続けられませんよね………??(え、違うの?)

ローリングストックのすごいなと思ったところは、意識しなくても回っていくようにするという発想です。人間のそういう負の部分にうまく作用しているな、と思ったのです。

そしてこの考え方、PCのフォルダ管理にも応用できます。

PCのフォルダ管理、一例

私の最近のフォルダ管理術は以下のような感じです。
フリーランスの仕事管理の一例としてみていただければ。

①基本的にはデスクトップは使わない=デスクトップの乱れは、心の乱れ
使ってもその日のうちに不要になるデータの仮置場としてのみ使用。ここがグチャグチャだと、大抵の場合思考もグチャグチャ、仕事がはかどらないことが多い
(そして重たいものを置く場所でもないので、やっぱりあんまり使わない)
②パブリック(Macの場合)に、「**進行中1008_1940」など今日の日付と時間記したフォルダを作成
一番使うフォルダなので、アスタリスク(*)を先頭に付けると、一番上にくるのでオススメ。そのほかにも「★」や「●」を付けるのもよいかも
➂同じくパブリックフォルダには「履歴」フォルダも作っておく
➃ ②のフォルダ内には、案件ごとのフォルダを作成
 →毎日、少なくとも仕事終わり(できればこまめに)「*進行中1008_1940」の日付と時間を更新し、外部HDD(あるいはクラウド)にバックアップをとる
➄案件がfixして請求書を送り終えたら、案件フォルダの先頭に日付を追加する。これによって、「もう請求書送ったっけ?」を忘れても把握しやすい
 →ギャラの振込を確認したら、日付付きfix案件フォルダをの履歴フォルダに移動
この履歴フォルダは、どんどんどんどん重たくなってしまうので、外部HDDなどに定期的にバックアップをとる
が、直近の仕事のデータを見ることはけっこうあるので、何個か前まではPCにも残しておく


●パブリック内には、**進行中mmdd_hhmm(日付を入れる)フォルダ、履歴フォルダをはじめ、よく使う素材フォルダや仕事始めセット(からの「★あとで捨てる?(仮バックアップ用フォルダ)」「DATA」「png(あるいはPDFなどよく提出する形式名)」「材料」フォルダを作ってある。一つの案件が始まるときに、これを**進行中mmdd_hhmmフォルダ内にコピーすると楽)などを入れてある

スクリーンショット 2021-10-12 19.15.31

スクリーンショット 2021-10-13 13.30.25

●**進行中mmdd_hhmmフォルダ内は、各案件ごとのフォルダ。案件がfixし、請求書を送ったら、案件名の先頭に日付を追加

スクリーンショット 2021-10-12 19.32.25

●ギャラの振込を確認したら、履歴フォルダに移動。ここはため過ぎるとPCの動作が重くなるので、適宜バックアップをとってから、削除していく

スクリーンショット 2021-10-12 19.30.36

……いかがでしたか?
ほんの一例ですが、参考になれば幸いです。

要点をまとめると以下です。

👉 普段よく使うフォルダの把握
👉 毎日、「進行中」フォルダはバックアップをとる
👉 案件がfixして請求書を送ったら日付を入力
👉 ギャラが振り込まれたら、「進行中」フォルダから「履歴」フォルダへ移動(進行中フォルダ内は、常に「進行中」のものだけになり、履歴フォルダも常に「バックアップ」の役割を担う
👉 履歴フォルダはたまりすぎないように適宜外部HDDやクラウドにバックアップをとり、削除

まずはバックアップ

とにかくバックアップ

バックアップ!!!

……これは便利で5Gになった今でも、おそらく鉄則です(昔のイラレなどの⌘+Sばりに大事)。

仕事中、進行中のものに何が起こるかはわかりません。ソフトやクラウド側の進歩によって、大分直近のデータにすぐたどり着けるようにはなってきたものの、とにかく時系列でバックアップをとる仕組みは取り入れておくことをオススメします。

そしてうっかりバックアップを忘れても、少し前のなら外部HDD(クラウド)にストックされるようにシステム化する。これがローリングストックとつながっていると思ったところです。

常にPC内には「今」進行している案件と、直近の案件が入っている状態。これがPCの負荷的にもちょうどよいのではないでしょうか。

毎日考えるのは疲れちゃうので、自分に合った仕組みを自分で作って、自動化できるものはしちゃいましょう!

そんな感じでなるべく冷静に、無理なく災害にも備えたいものですね。


そんな「防災準備とPCのフォルダ管理はつながっている」というお話でした。

いただいたサポートは、書籍購入など情報収集や、各種クリエイター活動にあてせていただきます。日々勉強!! 益々精進!!!