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子どもたちの『感情』を脳から理解する

子育て・教育は非常に面白く魅力的である反面、大変で疲れることもあります。


特に、小さい子どものイヤイヤ期


「自分でやるんだ!」などと子どもが主張をするようになる時期(大体2歳頃)ですね。


その時期の子どもたちは感情的が爆発しやすい状態にあります。


そんな子どもたちと関わる大人は疲れやストレスにも感じやすいのではないかと思います。

そこで今回は、そんな子どもたちの脳の仕組みを理解することで子どもたちに対する考え方を変え、大人のストレス・疲れの改善を目指していこうと思います。

さらに、そこから派生して人の感情についても理解を深めていこうと思います。

宜しくお願いします。



早速難しい言葉ですが、感情を調整しているのは脳の『前頭前皮質』という所です。


覚えなくても大丈夫です(笑)


その部分が発達することで人は感情のコントロールができるようになります。

2歳児はまだその部分が未熟。

だから感情が簡単に爆発してしまうのです。

「脳の発達がまだ未熟なんだ」と考えると子どもへの感覚が変化するのではないでしょうか。


しかし、こんな疑問が出てきます。


「何で成長しても感情を爆発させる子がいるんだ」
「もう大きくなった子でも感情的になるぞ」



実はこの現象にも理由があります。


それは『ストレス』です。


ストレスによって前頭前皮質の機能は低下してしまい、感情的になりやすくなるということが分かっています。

従って、子育て・教育に悩んでいる方々、子どもたちと中々上手く関われない方々は是非次のことを意識してみてください。

子どもが普段と違った行動や反応を取ったら何か過剰なストレスを抱えている可能性がある。

このことを考えるだけでも子どもたちを理解することができるはずです。


大人の皆さまは2歳の子に「静かにしなさい!」と怒ったとしても無駄です。

感情をコントロールする機能がまだ育っていないのですから。

また、大きくなった子に対しても感情的に怒ったり大きな声で注意したりするのもナンセンスです。

それが過剰なストレスに繋がり、両者にとって負のサイクルが始まってしまうでしょう。

感情的に怒ってしまうという方は

「自分のストレス発散になっていないか」
「今感情的に怒ったら負のサイクルが始まるんだ」


と考えていただきたく思います。


今回の投稿も皆様の参考になっていれば嬉しいです。


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