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ゆっくり、と。 ゆっくり、と。


「えだちゃんはしっかりしてるね。」




ずぅーーっと昔から、そうやっていわれてきた。



「へぇ〜」と思う。

悪い気はしない。

嬉しくもない。


昔から、褒められても嬉しくないのはなんでだか。




言われたからには、

「ちゃんとしなきゃ。」

気持ちが逸る。





それがたたって、

大学のサークルで恐怖政治を敷いたこともある。


当時の自分を責める気もないけど、

まぁ、「やっちゃったね」という感じ。





それ、

があってから、

「笑うようにしなきゃ。」

なんておもって。




笑うことを増やした。

増やしたら、気分がよくなった。


増やして、増やして、増やしたら、

笑い方が上手くなった。



笑い方が上手くなったら、

わりとどこでも笑えるようになった。






いまは、

笑っているのか、笑っていないのか、

わからなくなってる。






「ちゃんとしなきゃ。」

わりとどこでも笑えるスキルは、

すこぶる相性がわるい。








18歳のころ、

感情がほとんど出なくて

自分の感情を知りたくて

心理学の道に進んだ。




8年経って、

心理学もすこしは分かるようになって

感情が出るようになって

自分の感情がわからなくなってる。



笑っちゃう。






『もうすこし、
 自分の感情をコントロールできたらなぁ。』




そうおもったから、

「あ、コントロールを手放さないと
 一生ループしちゃう。」

そう、おもった。







世界が回るのは早い。


たぶん、僕と世界は、

時間軸がすくなくとも2倍は違う。



ご飯を食べる速度は、

女性よりも遅い。


学ぶことも、

他人よりずぅーーっと遅い。


しかも、

得意もなければ不得意もない。

ALL3人生。




感情を感じる速度は、

きっと、他人より、

5倍も10倍も

もっともっと、、遅い。




で、

長い。










前世、前前世、前前前世をみてもらって、


『言いたいことをいつも我慢しちゃうから
 はっきり伝えなさい。』


なんていわれて、

どきっとする。




それから、


『あなたはコツコツ進んでいくタイプ。』


なんていわれて、

そうか、とおもう。













…まぁ、、どうせ遅いんだし、

どうせ、コツコツ進むしかできないんだし、


ゆっくりと、

自分の時間軸で、

着実に、

「ちゃんとしなきゃ。」

「感情のコントロール」

の2つを手放せるように、

進んでいこう、とおもう。


というかまぁ、それしかできない。








感情を感じる速度が遅いのは

きらいだけど、

感情を長く感じられるのは

きらいじゃない。








近くにいてくれる家族、


こんな僕を慕ってくれる友人・知人、


仕事上、僕と付き合わなきゃいけない人たち、




きっと、

迷惑や負担をかけていくのだろうけれど

コツコツ、と

『ちゃんとしている』僕から

『コントロールを手放している』僕に変わるのを

どうか、見守っていてほしい。


ゆっくりの速度でしか進めない僕を、

どうか、許して、

どうか、受け入れてほしい。




そして、できれば

変わらず

近くで

笑っていてほしい。




僕も

あなたのように

笑いたい。










いつも、

ありがとうございます。











2020年10月16日
しっぱいノート211日目
えだちゃん。

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