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【世界旅行記】バチカン市国編

2018年9月1日に訪問した世界最小国家バチカン市国についておすすめのスポットを紹介していきます!

使ったお金は、60.8ユーロでした!(宿泊費15ユーロ、食費17.8ユーロ、バチカン市国入場料16ユーロ、フィレンツェまでのバス移動費12ユーロ)

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世界最小国家「バチカン市国」にいざ行かん!

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同じホステルに宿泊している日本人4人と一緒にバチカン市国に行ってきました!

バチカン市国は1929年のラテラノ条約により、イタリア政府から独立を承認された世界最小の国です。

人口はなんと約820人。しかもその大部分は聖職者とのこと。

ローマ教皇が住む国でもあり、名高い貴重な美術品と建築物の宝庫とされています。


バチカン市国への行き方・アクセス

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ローマからバチカン市国はとても近いです!

ローマの主要駅であるRoma Termini(ローマテルミニ駅)から電車で約8分でバチカン市国のあるOttaviano駅に到着することができます。

ローマを観光するなら、一日はバチカン市国dayとして設定すべきでしょう!


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Ottaviano駅から歩いていくとバチカン市国の国壁が見えてきます。世界最小といえど一国であることに違いありません。とても大きいです!

バチカン市国へ向かう途中、ツアー会社の客引きが規格外な価格でチケットを売ろうとしてくるため要注意です。

「このツアーじゃないと中に入れない」と言う客引きもいますがそんなことはありません。

客引きは入場料は30〜50ユーロと言ってきますが、バチカン市国への入場料は17ユーロ(2,200円)です。


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バチカン市国のチケット売り場の様子です。

混んでいなければ、駅を降りてから20分ほどでチケット売り場までたどり着くことができます。

チケットは大人料金が17ユーロ(2,200円)、学生料金で8ユーロ(1,030円)です。

チケットを購入するとまずバチカン美術館の入口に到着します。

美術館をとおってからサン・ピエトロ広場や大聖堂へいくルートになっています。


世界中の美術品の宝庫「バチカン美術館」

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バチカン美術館には15万点以上の所蔵品があり、有名な「ラオコーン像」をはじめとする古代ローマ時代の彫像やルネサンス期のフレスコ画、「システィーナ礼拝堂」には有名なミケランジェロの天井画があります。

しっかり見ようとするととても時間がかかってしまいますので、気になる展示品だけチェックするといった見方がおすすめです!

バチカン美術館について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください ↓


展示されるエジプトの神々

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上の図のエジプトのミイラは、死者を乾燥させ、布を巻きつけてから棺に納められます。

1992年にツタンカーメン王の墓を発見した発掘関係者20数名は後に不審な死に方をした為、「ファラオの呪いは存在する」と人々を驚かせたそうです。


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犬の顔をしたこちらの石像は、犬の神アヌビス。

エジプト神話ではミイラ作りの監督官的存在だそうです。

しばしば鷹の神ホルスとセットで描かれます。


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椅子に座っている像は、冥界の王オシリス。

オシリスによって死者は永遠の命を得るか、心臓を怪獣に食べられるか審判されるといわれています。

男性で遊○王のカードゲームをやっていた方ならオシリスがエジプトに関連する神であることはご存じでしょう。


神々コレクションの宝庫「八角形の中庭」

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バチカン美術館の有名な見所の一つである「八角形の中庭」。

庭の至る所に立派な彫刻作品がある素晴らしい空間です。

ギリシャ神話の知識がある人にとっては非常に興味深い場所だと思います!


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「ベルヴェデーレのアポロン」

アポロンといえば竪琴を持っている姿が一般的ですが、こちらのアポロンは竪琴を持っていませんでした。


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メドゥーサの首を掲げているのは「ペルセウス像」。

ペルセウスは全知全能の神ゼウスと人間との間にできた半神です。


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世界史の教科書にも登場する「ラオコーン像」。

ラオコーン(真ん中)とその息子達が海蛇に巻きつかれて苦しんでいるのを表した作品です。

八角形の中庭 おすすめ度 ★★★


ヘラクレスファンにはたまらない「円形の間」

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八角形の中庭から建物の中に入るとすぐにある「円形の間」ではさらに多くの美術品が登場します。


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全知全能の神ゼウスと結婚した最強の嫁「ヘラ」


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ディズニー映画にも登場する「ヘラクレス」

他の石像の色が全て白いのに対して、なぜかヘラクレスだけは金色でした。


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ヘラクレスを題材とした作品が非常に多いです。

上の石板ではヘラクレスがタコや猛獣たちと闘っている様子が描かれています。


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ネプチューン(左)、ゼウス(真ん中)、ヘラクレス(右)

円形の間 おすすめ度 ★★★


圧巻の迫力!「地図のギャラリー」と「最後の審判」

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「地図のギャラリー」は幅6m、長さ120mの大型回廊です。

天井には絵画が描かれていて、左右の壁には地図が描かれている不思議な空間です。

繁忙期の7月は人が多く、端から端まで歩くのに30分以上かかるそう。


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地図のギャラリーを抜けると、世界的に有名な美術家ミケランジェロが描いた「最後の審判」が見れる「システィーナ礼拝堂」が現れます。

※写真撮影禁止です

人生の苦悩と社会の不正に対する憤激を表現した「最後の審判」は、絵画に精通していなくてもミケランジェロの偉大さを教えてくれます。

天井壁画を4年かけて描いたミケランジェロは首が曲がってしまい、天井からしたたり落ちた絵具が目に入って視力を落としてしまったという話も有名です。

地図のギャラリー、最後の審判 おすすめ度 ★★★


あまりおすすめしない美術館内のピッツェリア

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美しい壁画の数々を見た後、美術館内のPizzaria(ピザ屋)で昼食をとりました。

4.7€のサンドイッチはボリュームがあって腹持ちはいいのですが、味はあまり美味しくないので残念ながらおすすめしません。

ただ、美術館内では飲食できるお店が限られているので事前にチェックが必要です。

美術館内のピッツェリア おすすめ度 ★


魅惑の迷宮ラビリンス「二重の螺旋階段」

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まるでハリーポッターの幻想的な世界観を彷彿させるようなこの「二重の螺旋階段」。

この螺旋階段は美術館の出口付近にあります。

上りと下りの道が別々に設計されているため、二重の螺旋階段と呼ばれています。

階段の手すりが大人の腰ほどの位置にあるので冷や冷やしながら歩いていました(笑)


二重の螺旋階段 おすすめ度 ★★★


カトリックの総本山「サン・ピエトロ大聖堂」

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美術館を出ると「サン・ピエトロ広場」に到着します。

広場の奥に堂々とたたずむのはキリスト教カトリックの総本山「サン・ピエトロ大聖堂」です。

サン・ピエトロ大聖堂は1626年に完成したルネサンス様式の代表建築であり、キリスト教世界では最大規模の聖堂です。

実際に見るととても大きいです! ヨーロッパには聖堂や教会がたくさんありますがこのサン・ピエトロ大聖堂は圧倒的に群を抜いてデカい!

入口で長い列が出来ていましたが、15分ほど並んで中に入れました。

入場料は無料で手荷物検査があるだけです。


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大聖堂のアーチをくぐるとまず5つの扉がある、アトリウム(前室)があります。

「死の扉」「善と悪の扉」「中央扉」「秘蹟の扉」「聖年の扉」があり、上の写真は「秘蹟の扉」です。

さあ、聖堂に入りましょう!


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聖堂に入るとまず最初にこの神々しく、なんともド迫力な内観が視界に広がります!

今まで見たカトリック教会の中でも群を抜いて大規模なスケール感です!


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聖堂に入ってすぐ右側にあるのが「ピエタ像」です。

(ピエタは"慈悲の心"という意味)

ピエタ像は十字架から降ろされたイエスの遺体を抱く聖母マリアの像で、世界史の教科書にも載るほど有名な彫刻品です。


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サン・ピエトロ大聖堂はカトリックの聖地だけに世界中の信者が集まります。

白人も、黒人も、アジア人も人種関係なくそれぞれお祈りをしていました。


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こちらの木製の小屋は「懺悔の部屋」。

中に入って自らの罪を神父に打ち明けるという映画でよく見るものです。


【絶景スポット】サン・ピエトロ大聖堂の屋上からローマの街並みを一望!

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サン・ピエトロ大聖堂は追加で料金を支払うと屋上まで登ることができます。

階段を使用すると8ユーロ(1,030円)、エレベーターだと10ユーロ(1,300円)です。

旅費を節約するため、私たちは今回階段を使いました。

※体力に自信のある方には階段をおすすめしますが、そうでない方はエレベーターを使った方がよいと思います。。。


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まずは聖堂の内部を階段で上がっていきました。

金網がはられていますが、下がよく見えていて正直怖い。

階段でさらに上へと登ります。


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かなり長い時間階段を上って、ようやく聖堂の頂上に到着しました。

頂上から見下ろすローマ市内の景色が疲弊した身体を蘇らせます!絶景です!

高層ビルが立ち並ぶ近代都市とは違って、統一された屋根の色にどこか古さが残るローマの街並みには歴史が感じられました。


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聖堂の屋上には通路があってお土産屋なんかもあったりします。

気持ち良い風が吹いていて快適です。


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聖堂の屋根には彫刻が並んでいます。

キリスト教に関する人物であることに違いないでしょう。

(勉強不足ですみません)


世界一カラフルなバチカン近衛兵

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地上のサン・ピエトロ広場に戻ってきました。

広場にはカラフルな制服が印象的なバチカン市国の近衛兵がいます。

緊張感のある顔つきですが、衣装のせいか少し可愛くみえました。


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広場には郵便局もありました。

「世界一小さな国の郵便局に行ったことがある」という肩書ほしさに中に入ってみたくなりました。

郵便局の外にある黄色のポストが外国の雰囲気を際立たせています。

日本へは3.5ユーロ(450円)ほどで手紙を出せるようでした。


サン・ピエトロ大聖堂、サン・ピエトロ広場 おすすめ度 ★★★


高評価ピッツェリアPizzeria Del Secolo(ローマ)

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バチカン市国ではありませんが、ゲストハウス近くのピザ屋がとても美味しかったのでご紹介します!

こちらのPizzeria Del Secoloは、yelp(グルメアプリ)で高評価で量り売りの美味しピザがコスパ良く食べられます。

店主のおすすめは上の写真のマルゲリータと肉のピザ。

2枚のピザが3.6ユーロ(450円)と安い!

肉のピザはしっかりと塩で味付けされていて美味しいし、マルゲリータは水牛のモッツァレラと新鮮なトマトの組み合わせが最高でした!

Pizzeria Del Secolo おすすめ度 ★★★


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バチカン市国・バチカン美術館の展示品についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!


最後までお読みいただき有難うございました。

私はギリシャ神話が大好きで美術館に展示されている神々の彫刻にとても興奮しました!

古代の美術品の数々、圧巻の「サン・ピエトロ大聖堂」を見たい人にはバチカン市国はとてもおすすめです。

最後にチームジャパンでお揃いのTシャツをきて記念写真を撮りました!


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