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エコの観点から化粧品を見てみよう!私たちにできることとは?

化粧品の中身にこだわりをもつ人は多いもの。一方で、化粧品の容器や梱包材にこだわりをもつ人は少ないのではないでしょうか。

脱プラが叫ばれている時代にもかかわらず、多くの化粧品容器はプラスチックで作られています。また安価で気軽に購入できる化粧品が増えたことから、使いかけの化粧品ごみも多いようです。

そこでこの記事では、エコの観点から化粧品を検証していきます。使いかけの化粧品を捨てることのデメリットや化粧品メーカーのエコな取り組みを知り、私たちが環境にできることを考えていきましょう。

化粧品使い切ってる?使い切らないで捨てるとどうなる?

使いかけで捨てられている化粧品が多いことを知っていますか? プレゼントされたものの色や香りが好みではない、使用感が気に入らなかった、流行が変わったなどの理由で、多くの化粧品が未使用や使いかけの状態で捨てられています。

ある実験によると、使いかけの化粧品が容器に残ったまま不燃ごみなどとして処理された場合、多くの炭素が溶け出すことがわかりました。

ごみ全体から見ると使いかけの化粧品ごみの割合はそれほど多くないため、環境に直接影響するものではないかもしれません。 しかし私たちが使いかけで捨てた化粧品が、多少なりとも環境に影響を与えていることは、覚えておいてくださいね。

化粧品は容器がエコじゃない!?化粧品メーカーの取り組みとは

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化粧品の容器はプラスチック製のものが多いですよね。また本体はガラス、ポンプはプラスチックといったように複数の素材でできている化粧品容器もたくさんあります。

実際に筆者も「どうやって捨てたらいいの?」と悩み、容器を分解できないか挑戦してみたこともありました。 そんな捨てにくさからか、中身を使い切ったらそのまま不燃ごみに捨てるという人も多いようです。

環境への関心が高い海外では、環境に配慮した容器を使った化粧品も販売されています。「生分解性プラスチック」など、土の中で分解され自然に戻る「生分解性素材」が注目されているのです。

日本でも環境への関心の高まりを受け、環境に配慮した取り組みを行う化粧品メーカーが増えています。以下に2例紹介しましょう。

・ドクターシーラボ
ドクターシーラボでは、容器リサイクルサービスを行っています。使い終わった容器を回収して、資源や電力として再利用する仕組みです。 使用後の容器を郵送すると、容器1個につき100ポイント(100円相当)をプレゼント。エコが次のお買い物につながるうれしいサービスですね。

・カネボウ
カネボウ化粧品では、一部のジェル型化粧品の中身を使い切ったリピーターに向けて、中身のみをパウチ型で販売しています。化粧品容器を使いまわすことで、ごみの量を削減させることが目的です。とくに同じ商品を長く愛用する場合にはゴミ削減に効果的でしょう。

化粧品を使う私たちが環境のためにできること

化粧品を使う私たちが、環境のためにできることを挙げてみましょう。

・安いから、色が流行っているからなどの理由で衝動買いしない
・未使用のものはだれかに譲るなど、捨てる以外の方法を考える
・使い切れる量の化粧品を購入する
・使い切ってから捨てる
・レフィルが販売されているものを選ぶ
・環境問題に取り組んでいる化粧品メーカーの商品を選ぶ

このように化粧品を使う私たちができることもたくさんあります。私たち一人ひとりが、環境に配慮した化粧品の使い方を考えてみましょう。

まとめ

毎日のように使う化粧品。新商品が出ると新たに購入したくなるという人も多いのではないでしょうか。またパッケージがかわいいからと、コレクションしてしまう人もいるかもしれませんね。そんな人もこの記事をきっかけに、化粧品を捨てるときや捨てたあとのことを想像してみませんか。私たちのちょっとした心がけが環境のためになるのです。ぜひ環境に配慮した化粧品の使い方を考えてみてくださいね。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

エコリングは様々な社会問題の解決に向けて積極的に取り組んでいます。

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