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思考のストレス
考えること自体にストレスを感じる人と、ワクワクとは言わないが苦にもせずストレス等を感じない人がいる。人は必ずしも家庭や仕事のこと含め、生活全般や人間関係において何かの決断など「考える」ことから逃れることはないでしょう。つまり、思考の連続と言える人生なのでしょう。

仕事が一番分かりやすいかも知れませんが、ノートに書き記しているのを見ると単にスケジュール帳になっている人が大半です。日程や日時などの打ち合わせスケジュールと、ちょっと上級者になれば「なにを打ち合わせする」か、まで記載されています。
これは総じて「予定」というものを書き記しているに過ぎません。仕事量を図っているのならば、他にもツールがあるでしょうし、タスク管理としてデジタルでスマホなどと連携している方が効率が良いかも知れません。

しかしながら本来は「自分の思考」を書き記すことがノートであり手帳なのです。つまり、打ち合わせならば「何を決断するのか、決めるのか」とか、商談ならば「成功させるには」など、「自分の思考内容を記録」することが大切です。ここに時間軸を入れていれば、課題項目や問題点などが発見できるきっかけになるし、手帳を開けばいつでも続きを記すことができます。また、書式が統一されていれば上長や他の人が見ても進捗状況が把握できるので、共有できる有効なアドバイスも容易にできるでしょう。

私は学力も学識も無いので、人一倍勉強してやっと半人前くらいでしょうか。そもそも勉強とは何か。大局で分ければ「インプット」と「アウトプット」でしょうか。アウトプットするにはインプットが必要ですし、インプットするのは、それなりの情報が必要ですが「質」の良いアウトプットをするためには、やはり「質」の良いインプットが必要です。

勉強の仕方など十人いれば十様で、鉛筆かシャーペン、三色ボールペンの活用やマーカーの活用、付箋の活用など、それぞれに考え方もやり方も異なるので、どれが正しいかどうか、選択も自由で良いと思います。しかしながら、統一させる考え方や教育の一環として指示を出すのであれば、正しい情報を提供すべきだと思っています。(ちなみに私はコーネル式ノートを徹底して使用していた事と、NLPをマスターする時にマインドマップを使用していました。今では白紙の紙に鉛筆か、赤と青のサインペンが主流になっていますが)

答えは「先」か「後」か。考えるプロセス過程を重要視する場合、どちらも正しいと思うのですが、どんなに頑張っても答えを見いだせないのであれば、考えるのを止めて良いかも知れません。それこそ、AIを使って導き出しても良いと思いますよ。大事なのは思考を深くする意味と、どうにもならない答えに時間を費やしても仕方が無いということを、混同しないことです。(なにかありましたね、こんなのブルシットジョブでしたっけ。。。)

いくら好きな分野だからといってプロ以上の答えは出て来ないので、時間を掛けるのではなく「なにが不明で疑問点がある」という事を、ノートや手帳に記しておけば良いのです。そうすることによってアンテナを張っていることになり、引き寄せの法則によって、どんな形かわかりませんが、答えを導く方法が多方面から見つかるかも知れません。

ちなみに私は推理小説など「倒叙ミステリー」が大好きです。古くは「刑事コロンボ」でしょうか。テレビでは「古畑任三郎シリーズ」。最近の小説では「福家警部補シリーズ」。全て先に犯人や犯行の内容がわかっていますよね。もちろん、最初からわかっていない通常の本格ミステリーも読みますけどね。倒叙ミステリーの良いところは、犯人含め登場人物の人物像が深く掘り下げられて読めるという事でしょうか。どんでん返しのワクワク感というか自分なりの推理ではなく、その過程を味わうことができますね。

こういう事からビジネスにおいてもプロセス過程や定性部分を吟味することに勤めていたので、人一倍洞察力が秀でていたかも知れません。見えないことが見えていることで、悩みもしました。言い換えれば見たくなかったことが、見えてしまったという事でしょうか。表もあれば裏もありと、本人は気付いていないかも知れないですが。定量的には結果論なので数字を見れば一目瞭然ではあるものの、定性的に見るとなると人物像であったり他のスタッフからの声なども、つまり表面に見えないことを見る必要があります。これも思考のストレスになっていますけどね。。。

さて、普段からの思考習慣を付けることで、正しいか間違っているかではなく、思考ストレスにならずに明晰な表現(表情)によって、学習能力において前向きな姿勢を持っていると他人に見えることでしょう。

今年の夏季休暇中、思考をフル回転させてみてはどうでしょうか。遊びに行こうと、買い物に行こうと、レジャー満喫かも知れませんが、インプット情報はたくさんあるはずです。台風の影響もあるし、巣ごもりされる方は読書や録画していたテレビなどをたくさん観ることができるでしょう。寝だめすることも必要な人もいるでしょう。身の回り全てがインプット情報に満ち溢れています。ただし、何に対してアンテナを張っているか、なにを考えているか、なにを求めているか、思考することを楽しんでみてはどうでしょう。

記憶ではなく記録に頼りましょう。

昨年はコロナウィルスに罹患してしまい、厚労省のハーシスと睨めっこで夏季休暇は終わり。その後も息子にうつしてしまい、父子家庭の我が家ではてんてこ舞いになる始末でした。今年は二人とも病気には罹っていないのですが、やはり大型連休になるといつもの悪い癖で、何かと体調に異変が襲って来るのです。血圧が不安定。。。あーしんど。