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職人=クラフトマン。英語の方がカッコ良いと思うのだが、世界から見れば「職人」という日本語の方が素晴らしい賛辞に値する又は経緯への表現だとか。日本の品質に供する技術を歴史からみても一目瞭然というものなのだそうだ。
職人と言えば、どちらかいうと心情よりも技能に長けている人のイメージがある。しかしながら職人と言われる人ほどメンタル面において重要視されているそうだ。一流と言われる人ほど、準備を徹底的にやる。すなわち一流であり続ける心意気、また、その技量の裏側における極めて崇高なものと言わざるを得ない心意気。これが「プロ」なのでしょうか

営業職であれ設計職であれ施工監理職であれ、そこの専門職を突き抜けるように高く、突き抜けるように深いスキルだけを身に着ければ良いのではないか。まずはそこを目指そう。「たぶん」だとか「思う」とかの言い訳や表層見解よりも、1つの仕事に集中できるノウハウを持ち合わせた方が評価も高いことだろう。でも、一流と呼ばれる人までに到達するには、並大抵の努力ではつとまらないだろう、しかも忍耐については何倍にも勝るとのことで、誰もがその境地に行けるものではないそうです。

イノベーションが高い人ほど、知恵やアイデアが豊富な人ほど優秀とされる時代だ。しかしながら、優れた知恵やアイデアを創出するには、豊富な知識と溢れる情熱だけでは生まれない。ここで立ちふさがって来るのが「経験値」である。ただ、いくら経験値があるからと言って、単に歳を取っていることではない。現在の社会や経済情勢を見据えながら、未来へ向けてキチンと学んでいることが前提である。

マネージャー職の中でも会社の顔である支配人クラスや番頭と呼ばれる人は、360度見通せる見識含め何にでも適応できるスキルを持ち合わせている稀有な存在である。並大抵でない、尋常ではない努力と研鑽からしか無しえない人材であるでしょう。旧来の日本企業が発展を遂げ成長して来た企業の裏側に、この「番頭」と言われる存在がある。100年以上も続いている企業は、世界で8万社のうち約40%の3万社以上を日本が占めている。日本人は勤勉であり時間に正確で丁寧な仕事をすると言われ、他にも礼儀正しさや親切だとも言われている。こういう人達がお客様相手に商いを行っていては、他に立ち入るスキは無いように思えるが、個のパフォーマンスが特異に優れていること、それが専門的インテリジェンスである。

現代に当てはめると「営業」は「営業職」に徹すること、つまり職種に応じてその専門性を高めることである。個々の専門職の知識やノウハウを融合することで、チーム営業とはこういう事なのであろう。最近では企業も多様性が求められており、これらは社会や経済も多種多様なニーズの情報に溢れかえっているからである。一方で「番頭」と言われる存在、ホテルなどには「コンシェルジュ」と言われる総合案内という職種もあるが、「支配人」や「番頭」と言われる職種には決裁権を持つ人材が配置されている。会社の責任を一手に引き受けた最前線に立つ人材である。今まさに評価が高く見直されている人材であるものの、やはり一昼夜で成り立つ人材ではなく多くの経験値を要するものである。対外的に行われる一般的であり経営的な手腕だけなら経営者に勝るものではないだろうが、現場のおける戦略や戦術的な判断のスキルやノウハウなら「番頭」の右に出る者はいない。

伝統ある日本の企業の個人は「職人」と言われる集団であると言われている。持続可能な人材の教育や持続可能な社会の実現には、この「職人」と言われる人達が活きている「環境」が好ましく、その文化や流儀を重んじて大切にしている

では、具体的にどう学んで行けば良いのだろうか。専門的インテリジェンス②でご紹介しましょう。