見出し画像

専門的インテリジェンス③

ワークマンはイケてる。ちょくちょく利用しているワークマン。従来のイメージは作業着「のみ」。大半の人はそう思っているだろうが、最近では「+plus」がついて一般洋服?という言い方が適切ではないかもしれないが、競合がユニクロになるのだろうか。機能性豊かでオシャレな服が多く、しかもとてもリーズナブルな価格で販売されている。女性客も多く、今では「woman」と呼ばれるカテゴリーもあるようだ。若いころは現場に降り立って仕事を外で作業をすることも多くあり、作業服を購入することも多く良く利用していたが、今では季節ごとにも利用させてもらい、ジョギングスタイルだけでなくルームウェアとしても寒がりである私のアイテムとして利用させてもらっている。

ところが、ワークマンブランドは「ビジネス戦略」であって、れっきとしたFCビジネスのチェーン店の業態である。これらの著書も多く販売されていますので参考にして下さい。

少しだけ企業の運営を紹介すると、何もしないこと、頑張ることは禁止?(個々のノルマが無いということ)社員の自発性を尊重し、トップダウンではなくボトムアップからのイノベーションによって やりたいことを追い求めてもらうマネジメント手法です。
言葉にすることは簡単でも実行するには、並大抵のリーダーシップとマネジメントの高い水準が求められると思います。私がワークマンを利用することや好きな理由として、他の競合店との違いが明らかにあるからです。それは「会話」があることです。売込などの対話ではありません(むしろ何も無い)普段の雑談です。それはお得意さんであったり問屋さんでしょうか、FC本部かも知れません。とっても和気あいあいで表情がとても豊かで朗らかです。マニュアル通りで顔を引きつらせてノルマ達成のために、売込を仕掛けて来るアルバイトくんや社員ではありません。みんな自主的に行動をしているのが、良くわかります。規則やルールにがんじがらめにしなくても、大の大人なんだから働くことの意義さえ理解できれば、働きますよね。しかも、アイデアは「まずはやってみよう!」が前提だから、そりゃ気合が入りますね。

ヨーロッパのフィンランドでは、これらの方式によって、世界でもっとも生産性の高い成果を上げていると言われています。但し会社なので業績不信などの責任は代表者や責任者につきまとってしまうのですが、彼らこそ、まさにリーダーであっても狭く深く高い専門的インテリジェンスを高めていることなのだろう。また、本部とお店の関係性にも驚いた。FCビジネスの成功事例といえば、コンビニ業界のガリバーと言われるセブンイレブンだろうか。裏側では過酷な試練との戦いが比喩されていますが、ワークマンに至っては、真逆と言っても良いだろう。つまり人間性を尊重されているので「粋」というか「味」があるのである。だから「楽しんで」「楽しんで」「楽しそう」に仕事をしている。お客さんとの会話も日常的な会話ばかりだ。人情的な憩いの会話になっている。

デジタルとアナログの狭間にある時代ではあるが、まだまだ消費行動はネット通販よりもリアル店の方が圧倒的に流動性が高い。都心部とはほど遠い僻地であっても、ネット通販によって最先端の流行の商品を取り寄せることは可能かも知れないが、働いている人がいるいじょう、個を尊重することは重要なファクターである。組織論にも通ずることだが、急激な人員削減や所得搾取などが目立つ記事を多く見るが、そもそも論の経営計画に問題があることこと、雇用にも責任があるということ、そして何よりも人を大事にしない(軽く見ている)起業は、いずれアンチを向かえ市場から淘汰されることになるであろう。

専門的インテリジェンスを高めることは、個を尊重することであり、結果的に持続可能な社会や学問を見出すことに繋がり、徳を高めることであると思われる。

しかし、この寒さは堪えるわ。。。いつもなら何かしらの暖房器具を使用するけど、今年の電気代、燃料代はハンパない高騰ですね。コロナ需要で売上減少により給与水準が下落、しかも物価高。どないすんねん!ですな。

サッカー、ベスト8を逃しましたね。
私はサッカー世代では無いのですが、なぜか今回は応援したというか、おっさんの癖しても夜な夜な気になり盛り上がりました。メディアの見せ方の問題でしょうか、周りから受ける影響なのでしょうか。ホント、盛り上がりを魅せてくれましたし、国家である日本を応援しました。結果は残念なのですが、1つ気になった言葉が印象に残っています。
「新しい景色」。これはベスト16を超えたことの無い表現として使われているようですが、我々の仕事観も同じですね。個人のアイデアがチーム全体に広がり、会社全体で成功を成し遂げるという事も同じように思えます。今年のメンバーは歴代最強とも言われているそうですが、この原動力を失わずに挑戦し続けてもらいたいです。応援しています。
ありがとうございました。