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日本のサポーター論の入口

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サポーターとは誰で何をしている人たちなのか。日本固有の文化とサッカーが融合して生まれたサポーターカルチャーを文章化した。日本のサポーター論の入口を紹介する。
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2020年4月の記事一覧

with コロナ時代に「サポーターのNew Normal」。私はいつ、どのようにスタジアムでの「日常」を取り戻せるのだろう。

with コロナ時代に「サポーターのNew Normal」。私はいつ、どのようにスタジアムでの「日常」を取り戻せるのだろう。

Jリーグは4月23日に日本野球機構(NPB)との第6回「新型コロナウイルス対策連絡会議」を開催した。リーグ戦の再開時期などについての具体的な議論はなされなかったとのことで、いまだに再開の見通しは立っていない。

私はいつになったらスタジアムへ戻れるのだろう。サポーターは不安を募らせながら家にいる。多くのサポーターは、私たちの「日常」を過ごしたもう一つの家(ホーム)、スタジアムへ戻れることを強く願っ

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サポーターのためのサッカー映画10選+1、コロナ禍に自宅で!

サポーターのためのサッカー映画10選+1、コロナ禍に自宅で!

Jリーグをはじめとするサッカーの試合は中止。自宅に籠る時間が長くなっています。こんなときに、サッカー 映画を見ては如何でしょう。サッカー映画は多種多様ですが、今回は「映画館の大スクリーンで上映するにふさわしい映像や音」「サッカー好きというよりもサポーターの心理で共感しやすい」「自宅で見られる」映画を集めてみました。

You'll never Walk Alone
リバプールの本拠地アンフィールド

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多くのサポーターはJリーグの早期再開を「希望」。しかし、同時に「現実」の難しさも認識していることがわかった523人の調査結果。

多くのサポーターはJリーグの早期再開を「希望」。しかし、同時に「現実」の難しさも認識していることがわかった523人の調査結果。

あなたはJリーグ再開をどのように希望しますか?「過半数が早期の再開を希望している。」と聞けば「あぁやっぱりそうか。」と感じるだろう。ただ、もう少しばかりサポーターの気持ちを理解してほしい。現実は、そう簡単ではないことを、多くのサポーターは感じているのだ。

調査結果の詳細(回答者数や属性等)はこちらでご覧ください。

52%がJリーグの早期の再開を「希望」している。過半数が6・7月の再開を希望して

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サポーターを長く続けられるのはなぜか?「魅力は水面下にある」サポーター氷山理論で考える。

サポーターを長く続けられるのはなぜか?「魅力は水面下にある」サポーター氷山理論で考える。

サポーターには「ゴール裏3年周期説」という定説がある。ゴール裏のメンバーは3年間で入れ替わるというものだ。アツく短期間で燃え尽きることがサポーターの華なのか? 果たしてそれは幸せなことなのか?一方で、この道二十年、三十年というベテランサポーターも多数存在する。なぜ3年間でスタジアムを去るサポーターがいるのか?なぜ、長く続けられるサポーターがいるのか?その分かれ目は!?

「ゴール裏3年周期説」をサ

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サポーターは時代と社会を映す鏡。80年代前半のイングランドの応援から見える変化。

サポーターは時代と社会を映す鏡。80年代前半のイングランドの応援から見える変化。

スタジアムではサポーターによる様々な信じられない事件が起きる。果たして、サポーターは野蛮な人の集団なのか?実際にスタジアムに通っている人ならばわかると思うが、スタジアムには多種多様な人が集まっている。野蛮な人の集団だというわけではない。

例えば「スタジアム内が差別意識の蔓延する特殊な場所だというわけではない。」という調査結果。三ツ沢球技場でのバナナ事件と埼玉スタジアムでのJAPANESE ONL

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Jリーグサポーターは、長引く新型コロナウイルスとの戦いに勝てるはずだと考える11の理由。

Jリーグサポーターは、長引く新型コロナウイルスとの戦いに勝てるはずだと考える11の理由。

新型コロナウイルスの感染拡大、終わりの見えない自粛に不安となり、強いストレスを感じて、多くの人が「コロナ疲れ」を起こしてしまう恐れがある。今は、外出を控え、人との距離を保って感染拡大を減らしていくより他ない。ただ、この戦いは長く苦しい。

多くのJリーグサポーターは難局を乗り切れるはずだ。そう考える11個の理由が見つかった。この戦いにきっと勝てる。いつの日か、Jリーグが再開されたとき、笑顔でみんな

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あなたのホームスタジアムに早く戻るために

あなたのホームスタジアムに早く戻るために

「個々の選手が、行動管理が非常に甘い、もしくはセルフマネジメントができていないという状況ではなく、最新のプロトコル管理をしながら、それでいても発症してしまう、感染してしまうという新型コロナウイルス感染症の恐ろしさを、改めて実感しているところでございます。」

第4回臨時実行委員会後メディアブリーフィングで村井チェアマンは上記のような発言をした。Jリーグを再開するのには、あまりに過酷。困難な状況とな

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