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自分の性をあるがまま受け入れ、祝福する方法


前回、女性のセクシャリティをテーマに記事を書きました。

そこで対処法について書いたのですが、今回はさらに具体的な対処法をまとめます。

テーマはズバリ、

自分の性をあるがまま受け入れ、祝福するにはどうすればいいか

です。


セクシャリティの問題に向き合えば向き合うほど、その根深さを痛感しつつあるのですが、

そんな中で今回は、自分なりにたどりついた対処法をご紹介します。


自分の性を受け入れたい
もっと自分の性別を好きになりたい
自分のセクシャリティを認めていきたい

という方は、ぜひ最後までお付き合いください🕊




さて、

女性性が抑圧された状態で自分の性と向き合うことは、どうしても痛みが伴います。

“大丈夫。平気。我慢すればいい。大したことない。”

そう思って黒く塗りつぶしてきたことを、オセロのように全てひっくり返していかなければならないからです。


前回の記事でもご紹介しましたが、女性性が抑圧されてしまう原因はさまざまです。

両親との問題
パートナーとの問題
性被害の経験

とある中で、

両親に対するネガティブな気持ちの手放し
偏ったパートナーシップの見直し
インナーチャイルドの許しと癒し

など、複雑かつ根気強い取り組みが必要になります。


その上で、自分の性をあるがまま受け入れ祝福していくためには

  • 自分を責めない

  • 自分の性(セクシャリティ)を悪者にしない

  • 自分を満たすことに許可を出す

この3点が重要になります。



性的なことにたいして嫌な記憶を植え付けられたとき、一番心に残るのはその加害者よりも、自分自身に対してです。

やり返せなかった
自分を守れなかった

そういった自分に対する絶望や不信感や憤りが自己否定や自己卑下となり、それが女性性の抑圧へとつながってしまいます。



あなたの性に、罪はありません。

性は本来、その人に備わった属性の一つにすぎず、

それによって一方的に被害を被ったり、また他者にとって脅威になるようなものではないのです。


自分の性を祝福するためには、まずは自分を責めないこと。

悔しかった
悲しかった
つらかった

といったネガティブな気持ちは、持っていていいのです。

ただ、そのネガティブな気持ちを使って自分を攻撃しないこと。

自分が悪い子だから
自分がいけないことをしたから
自分は愛されないから

と、攻撃する矛先を自分に向けないこと。


また、自分の性を悪者にしないこと。

女性だから弱い
女性だから見下される
女性だから搾取される

と、性とネガティブなイメージを結びつけないこと。

何度も書きますが、あなたの性に罪はありません。

そもそも、この世に本当の意味での罪や罰などは存在しません。

罪や罰などの概念は、人をコントロールするために作りだされた概念であり、

それをそのまま自分の中に取り込む必要はないのです。


また大事なのは、自分を満たすことに許可を出してあげることです。

インナーチャイルドが傷ついていると、自分の喜びのためだけに何かをすることに抵抗を感じてしまいます。

数字(いいねの数や金額)などで証明された活動ではないとやりがいを感じられなかったり、

自分だけが喜んでも意味があるんだろうか…と、心の底から楽しめなかったり。

だた、そこできちんと他人軸を手放し、

“自分を喜ばすことに集中すること”

を意識し、自分を満たすようにします。


インナーチャイルドの癒しに一番効果があるのは、自分のワガママに全力で応えることです。

これって意味あるの?
お金とか時間のムダじゃない?

といった疑問を1ミリも挟まず、ただひたすら自分のワガママに全力で応じます。

これ買って
これやって
もっとこっち見て
ちゃんと話聞いて

湧き出てきたインナーチャイルドの声を無下にせず、きちんと寄り添って対応してあげることで、少しずつその傷を癒すことができます。


インナーチャイルドの声に耳を傾ける
インナーチャイルドを認め、寄り添う



自分で自分を満たすことは、卑しいことでも虚しいことでもありません。

自分の心や身体を満たしてあげることは、自分に送ることができる最高のギフトなのです。



前回の記事で、“女性性が抑圧された人ほど、豊かなセクシャリティを持つ”と書きましたが、

これは言い換えると、“セクシャリティが豊かな人は、愛され上手”とも言えます。


セクシャリティが豊かな人は、女王様のような気高さと美しさを持ち、

そしてまたその豊かな女性性の世界を使って、愛を循環していける強い力を持っています。

豊かな女性性を受け入れられると、日常で性的に見られたり扱われても、

やっぱり私って魅力的だわ
てか見る目あるじゃん
ま、選ぶ権利は私にあるけどね

と、性のポジティブな面に焦点を当て、自分を卑下したり過度に拒絶したりすることなく、適切にあしらうことができます。


前回の記事でも書きましたが、セクシャリティの本来の意味は

嫌悪
自己否定
劣等感
拒否

ではなく、

安心・安全
安らぎ
自信
満足

です。

健全な女性性のイメージ


私自身、ずっと自分の中で女性性をどう扱ったらいいのかわからず、長い間封印して生きてきました。

しかし、封印されてきた女性性が“もっと私を認めて!”と声をあげ始め、自分の中の認識が変わり始めました。


本来あるべき女性性の姿は、“安心や安らぎ”です。

女性でいることに対して、心の底から満足し、安らぎを感じることができる。これが、真の女性性の姿です。


『安』という言葉は、まさに“女が家に入る”と書きますが、私たちは一人ひとりが自分が安心して暮らすことができる“家”を、心の中に作ってあげることができます。

もちろんパートナーがいる人は、インナーチャイルドの癒しを手伝ってもらうのもありです。

自覚していなかったインナーチャイルドが表に出て暴れてしまい、必要以上に嫉妬や束縛をしたり冷たい態度を取って相手を傷つけてしまったときなどには、

“不安になって小さい自分が暴れちゃうときがあるけど、いつもじゃなくていいから、一緒に遊んでくれたり話を聞いてくれると嬉しいな”

“ときどき小さい自分が寂しがってワガママになっちゃうけど、無理のない範囲で付き合ってくれると嬉しいな”

などとお願いしてみたり。

あなたのことを本当に愛してくれるパートナーなら、喜んでインナーチャイルドを癒すお手伝いをしてくれるはずです。

ただ、パートナーが近くにいなかったり、なかなかそういったことを頼めない、もしくはパートナーがいないという方もいるかと思います。

そもそも私たちは、インナーチャイルドを自分で癒すことができます。(パートナーの助けがあったとしても、その主体はあくまで自分です)

つらかったね
悲しかったね
苦しかったね

と自分にとって安心してくつろげる家を自分の中に作ることができるのは、最終的には自分自身の手にかかっています。




まとめると、

自分のセクシャリティが好きになれない
抑圧してきた女性性を解放したい

と思ったら

  • 自分を責めない

  • 自分の性(セクシャリティ)を悪者にしない

  • 自分を満たすことに許可を出す

この3点をぜひ意識して、癒しのワークに取り組んでみてください。


どれだけ時間がかかったとしても、あなたの中の傷は必ず癒されていきます。

目に見える進歩がなく落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、少しずつ傷ついた過去に寄り添い、インナーチャイルドの声に耳を傾け、

一歩ずつあなたのペースで、本当のあなたを取り戻していってください。



ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

あなたの女性性が少しでも癒されますように…💐



お読みいただきありがとうございます。 サポートも嬉しいですが、あなたの優しい心が何よりも嬉しいです。 頂いたサポート代は、もっと多くの人の豊かさにつながるよう還元していきたいと思います。