アズマァル

本能をくれ

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記事一覧

【詩】飯犬

喰らう骨の痛み 整形科のふぐり 河鹿以下の蹴鞠 深海焚べる闇 大根の匂い 人まで深い どうでもよくない 死神の世界 マシンガンの羽根 爆弾魔は晴天 曇りからの迎撃 真…

アズマァル
10時間前
2

【詩】妖怪讃歌

ケケケッ 俺は妖怪さ 正攻法で死んでいる もちを詰まらせ深海の 地球めがけて潰される ででで…りんごは犯罪さ だるまの夢に飛び込んで サムライマックと威張る草 電卓m…

1

【詩】リスト&リスト

ペイジワンノーサイ電動虫 デスペラード母の輪唱 ベアリング有限周回機構 キクラゲ講 バックナンバー先生の劇場版二作目以降 テニスサークル未開の大地 ベンキュー愛好家…

【詩】邂逅

開かない窓 心臓を明け渡したカルチノイド ゲイムをしすぎた子どもたち 段位六十五、マクラーレン先生の解剖 ドンドン毛糸酒に浸して幽霊捕縛装置 参考書の解法で死にかけ…

【詩】最期の監獄実験室

「もう一度飛べたら」 「もう二度と会えなかったら」 旋回飛行世界チャンピオンの俺が 今日は天使裁判のやり方を教えてやるぜ ①球根 蕎麦にラー油をかけて投獄されたデ…

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【詩】トレンド数式論(ここからにげて)【詩】

名探偵の腰つき 直角90 静電気苛立ち 体温40 ゼッケンの合挽き 4 2/50 面子売りの視野角 凶悪30 デスペラードの砥石 ピカチュウ3尾半 デンドロビウムの欠伸 サイクロ…

【詩】潮人

まっ逆さま世界百周旅行 トンネルの数だけ笑おう 世界は 真っ白い雲 だけのナルシスト さらう エンパイアの夏休み 終わっただけの人生 ドル箱にウイスキーを テニスコ…

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【詩】灯一葉

目覚めてから透ける手のひらの色々を追おう トンネルの群れを押しのけ海へ 陽だまりの檻で運ばれるのさ うねりが強く響くほど ひかりの君が飛び込んだ海に 近づいているん…

1

【詩】ROAD GOD ROAD

【壱】  うわぁ…何見てんだよ…?あんたぁ…いや…きっ… きも。きもきもぎもぎもぉ!!ッい!!来るな!!こっちくんなぼけ!!こらっチッ!!触んじゃねぇ、クソが!お…

【詩】ぱらそる合唱団

【ぱらそるを、ひとしきりひらいて てにすこーとに、こどうをあけわたすの いんこは、くちばしをうってしまったので (ほら)おききなさい(きぃこ きぃこ) (きぁ き…

1

【詩】回路算

黄色い鮫しかすめない海路に潜るよ単三電池で汽車が 二本足のタイムマシンでしか辿り着けない午後で交流試合 サイクロプスだけつけ狙う温暖低気圧軌道線上に聖母子像 電…

アズマァル
4か月前
5

【詩】枕な枕

胡座 おかしら 金 みたい あたし 幽玄 夢幻  な き ぼ く 朗読 ね ギャルソン 三姉妹 街は 金銭 琴線 ば す と あ プラモ KING た てが みの海 彫刻 …

アズマァル
4か月前
5

【詩】先端の素

お砂糖さん レモンだけでも 食べてって 塩こんさん 鉛玉しか 食べないの 先端さん 鋭角格安角質で センター試験で泣いてたの 先端さんのお父さん 時差ボケおのろけ 競走…

アズマァル
4か月前
2

【詩】覚めた突然

突然 歌が生えたら 夢が死んだら 誰も一人になって 洗剤を濡らす 人殺しのような 竜巻の皮被って 生きかけのダンス真似して ゆらゆらゆら ゆらゆらゆら消える 扇風…

アズマァル
7か月前
1

【詩】遠い猫

海の底 丸い灯りに 照らされた 小さな◯の 産声が いつか 水面で搖らぐ わたくしの ふるえる脚を なぐさめた

アズマァル
11か月前
5

【詩】凍土

胸が停止する 常夜灯の消滅する温度 定められた運命の 切れ味を確かめながら カーラジオ 隙間から指す嬌声が 星空の濁流に変わる 街が浮遊する夜 邂逅するはずだった 朝…

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【詩】飯犬

【詩】飯犬

喰らう骨の痛み
整形科のふぐり

河鹿以下の蹴鞠
深海焚べる闇

大根の匂い
人まで深い

どうでもよくない
死神の世界

マシンガンの羽根
爆弾魔は晴天

曇りからの迎撃
真北よりも笑え

アンタレスじゃ死ぬ
バイキングの飯

電解質軽減
麦芽糖先生

よぉよぉよぉよぉ…

イエイ…

逃場だけくれ
イノチだけくれ
爆発しない魂胆
みえみえ

先行投資ゲソ
爆弾爆破六秒
くまさんくまさんくまさん

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【詩】妖怪讃歌

【詩】妖怪讃歌

ケケケッ
俺は妖怪さ

正攻法で死んでいる
もちを詰まらせ深海の
地球めがけて潰される

ででで…りんごは犯罪さ

だるまの夢に飛び込んで
サムライマックと威張る草
電卓magicalサイボーグ

ケイト…その服似合わない…

もう裸では靡かない
広背筋の後ろから
ヒトデマントで捕まえて

せせせっ世界はまんまるさ!

君と僕しかいないんさ
でかい歌拒否大魔神
クセェ吐息だけ届く壁

計画完了!!

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【詩】リスト&リスト

【詩】リスト&リスト

ペイジワンノーサイ電動虫
デスペラード母の輪唱
ベアリング有限周回機構
キクラゲ講

バックナンバー先生の劇場版二作目以降
テニスサークル未開の大地
ベンキュー愛好家旧家来
ライム咽頭形変症

ダイレクトメール世紀末版本郷六丁目
コズミック東海地方誌会合の重鎮西郷隆盛
ケルビン台頭地面師偏光選挙権
パイン囚人服設定資料集

公開生処刑専用掲示板より抜粋

【詩】邂逅

【詩】邂逅

開かない窓
心臓を明け渡したカルチノイド
ゲイムをしすぎた子どもたち

段位六十五、マクラーレン先生の解剖
ドンドン毛糸酒に浸して幽霊捕縛装置
参考書の解法で死にかけた大人たち。

邂逅

生きてるんだな 心臓のぬめり
空から堕ちた蛸の腕

死んでた
彼の有線アンテナ
ベートーヴェンの廉価版、
それ程好きだったたんだな

雉鳩の末路って弦楽
でいこんとしか呼べない野菜
クロスワード地獄の俺たち

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【詩】最期の監獄実験室

【詩】最期の監獄実験室


「もう一度飛べたら」
「もう二度と会えなかったら」

旋回飛行世界チャンピオンの俺が
今日は天使裁判のやり方を教えてやるぜ

①球根
蕎麦にラー油をかけて投獄されたデューク東郷にベテラン刑務所長の0点歓談が下る!!

②人でふか?
でかいクソしかできねぇのかレンガ屋根の幕末さん?

➂そうでふよ?
ですからメートル法で湯沸かししてもヤッターメンしかのぼせませんよ?

④どすけべ計画
計画計画計画

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【詩】トレンド数式論(ここからにげて)【詩】

【詩】トレンド数式論(ここからにげて)【詩】

名探偵の腰つき
直角90

静電気苛立ち
体温40

ゼッケンの合挽き
4 2/50

面子売りの視野角
凶悪30

デスペラードの砥石
ピカチュウ3尾半

デンドロビウムの欠伸
サイクロン淡10色

聖書タワー(東京都東青山)
『推しの子』35巻㌢かけるところ25冊

ペニーワイズ国立記念公園
どんぶり勘定故破綻(負債総額92億円)

新幹線有馬焼き選手権優勝者
ゴルゴ13
金田一一
アポトキシ

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【詩】潮人

【詩】潮人

まっ逆さま世界百周旅行
トンネルの数だけ笑おう

世界は
真っ白い雲
だけのナルシスト

さらう
エンパイアの夏休み

終わっただけの人生

ドル箱にウイスキーを
テニスコートに永遠を
託す友情の証
リンゴ飴
でっけぇナミ

理知的なサディストが
晩御飯で腹上死

りんごパイ煮詰めて英雄に
なったつもりかい?

所詮君等は飼い犬さ
僕らはその餌さ

レントゲンで大暴れ
だってここは花畑
ベッドはラ

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【詩】灯一葉

【詩】灯一葉

目覚めてから透ける手のひらの色々を追おう
トンネルの群れを押しのけ海へ
陽だまりの檻で運ばれるのさ

うねりが強く響くほど
ひかりの君が飛び込んだ海に
近づいているんだな
こぼれ落ちる碧のナイフ
ひとつひとつに貫かれてる

ビールの匂いは
透明な世界辿るから
スローモーションの世界でも
眠らずに落ちて
ゆけるさ

【詩】ROAD GOD ROAD

【詩】ROAD GOD ROAD

【壱】
 うわぁ…何見てんだよ…?あんたぁ…いや…きっ… きも。きもきもぎもぎもぉ!!ッい!!来るな!!こっちくんなぼけ!!こらっチッ!!触んじゃねぇ、クソが!おぃ、いい、やめろよぉぉぉ…っ…!!!ふっひっヴぉっ!!グぇぅ゙ぉろ…

ハァ…はぁーはっ…!…げぉぶぉろょぉ…!ぉっひびゅーっーくぉっびゅっひゃるるうっとんばぁー…てれすくうぇ…ごぉーっ…ごぉおおおおおおおおおっ…つ………………!

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【詩】ぱらそる合唱団

【詩】ぱらそる合唱団

【ぱらそるを、ひとしきりひらいて
てにすこーとに、こどうをあけわたすの

いんこは、くちばしをうってしまったので
(ほら)おききなさい(きぃこ きぃこ)
(きぁ きぁ きぃ)

ぼくも おととしかつらをすててしまったので
(ああ)やめなさい(ぢぢぢ)(ぢみみ)(みぢりまぢぢぢぢみりぢみりぢょんみぢりりりぢ)ぢびぢ(らびりんと)びぢっ】 ぐげばァぼぉヴ!∥!

【詩】回路算

【詩】回路算

黄色い鮫しかすめない海路に潜るよ単三電池で汽車が

二本足のタイムマシンでしか辿り着けない午後で交流試合

サイクロプスだけつけ狙う温暖低気圧軌道線上に聖母子像

電池切れの葉緑素を指導する試験監督が買い忘れたハンカチの蒼

翅音だけを憎む君に焼き付いている三千本の夕陽

【詩】枕な枕

【詩】枕な枕

胡座 おかしら
金 みたい
あたし 幽玄
夢幻 

な き ぼ く

朗読 ね ギャルソン
三姉妹
街は 金銭
琴線
ば す と あ

プラモ KING
た てが みの海
彫刻 鳥葬 蝶の舞

巣立 さかさ 化学の
電車 だけ さ 

トン トン

は し る る


あ、あああ
あーーーー
生きる

ーーーー
あ!あああ

不 らち
だね

ほら

魔性の

ふたり 
だよ

指を

ささな

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【詩】先端の素

【詩】先端の素

お砂糖さん
レモンだけでも
食べてって

塩こんさん
鉛玉しか
食べないの

先端さん
鋭角格安角質で
センター試験で泣いてたの

先端さんのお父さん
時差ボケおのろけ
競走馬

うまのおはな
尖っている
そう
どこまでもぉぅ
尖る。尖る。尖る。尖る。尖る。
そして

      
      「とがなくしてしす」

あんなにとがってたのに

【詩】覚めた突然

【詩】覚めた突然

突然

歌が生えたら
夢が死んだら

誰も一人になって

洗剤を濡らす

人殺しのような
竜巻の皮被って

生きかけのダンス真似して

ゆらゆらゆら
ゆらゆらゆら消える

扇風機のゴミを

カスのような眼で撫でて

ダイダラボッチの指で

ぐちゃぐちゃぐちゃ捻じる

答えただけの答で
チノパンの袖から燃やして
真剣だから笑って

そのまま
ままで芽吹く

そんな朝が来る
そういう朝が来るから

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【詩】遠い猫

【詩】遠い猫

海の底
丸い灯りに
照らされた

小さな◯の
産声が

いつか

水面で搖らぐ
わたくしの

ふるえる脚を
なぐさめた

【詩】凍土

【詩】凍土

胸が停止する
常夜灯の消滅する温度
定められた運命の
切れ味を確かめながら

カーラジオ
隙間から指す嬌声が
星空の濁流に変わる

街が浮遊する夜

邂逅するはずだった
朝陽に
誓ったのは
永遠の退化

月を蝕む百足のように
わたしは

抱き締めていた

湖畔のように
静かな