【詩】覚めた突然
突然
歌が生えたら
夢が死んだら
誰も一人になって
洗剤を濡らす
人殺しのような
竜巻の皮被って
生きかけのダンス真似して
ゆらゆらゆら
ゆらゆらゆら消える
扇風機のゴミを
カスのような眼で撫でて
ダイダラボッチの指で
ぐちゃぐちゃぐちゃ捻じる
答えただけの答で
チノパンの袖から燃やして
真剣だから笑って
そのまま
ままで芽吹く
そんな朝が来る
そういう朝が来るから
青い弾丸だけで
腹を満たす
そんな朝に覚める
そんな日に暮れる
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