巡り巡る地球の旅人/ユキ ラクシュミナラヤニ

ドイツ在住・宇宙の旅人。 旅先での魂レベルでのミラクルストーリーと、 日常のほっこりエ…

巡り巡る地球の旅人/ユキ ラクシュミナラヤニ

ドイツ在住・宇宙の旅人。 旅先での魂レベルでのミラクルストーリーと、 日常のほっこりエッセイと、 詩と短い小説。 ゆっくり丁寧に命を生きる。 人間だけが持つ繊細さ純粋さ。 私という命の炎を大切に燃やして、 この先の旅路を照らしていく。 わたしたちは「人生」という道の上にいる旅人。

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人間とモモと旅人とご挨拶

はじめまして。ユキ ラクシュミナラヤニです。 この名前は、日本の母からと、インドの二人のグルからいただきました。 ドイツ在住の日本人で、メインの生き方が「旅人」です。 そして、人生という旅路の上でのお役目は、瞑想(座る・踊る・歌う・創る)をガイドしたり、スピリチュアルカウンセリングでご縁のある方の人生に寄り添わせていただいたり、エネルギーヒーリングでバランスを整えるお手伝いをしたりしています。 趣味は、書くこと、描くこと、踊ること、歌うこと、写真を撮ること、愛すること、瞑

    • #エッセイ Have a nice day

      キリッとした冷たい空気が、寝起きの身体をほどよく刺激して目覚めさせる。 濃い靄がかかった今朝は、息を吸うたびに、一緒に水を呑んでいるかのような気分になる。 霧は好きだ。 そこに、空気があって、動いて踊っているのがよくわかるから、 この地上の恩恵を信じることができる。 ピンク色のニット帽を目深にかぶり、耳まですっぽり覆っている。 霧の中を歩くと、顔の肌がしっとり濡れていく。 白い水のカーテンがゆらゆらと揺れる、その湿気の中に時折、太陽の光が気まぐれに腕を伸ばしては

      • まる裸の満月

        Naked dance under the full moon. I am blessed. 満月の光の中で 丸裸で踊った 遠く遠く遙か彼方から 私の体を照らすこの光を 身体の隅々まで浴びた 瞼や 脇の下や 膝の裏や 内腿や 舌や 日頃、光が当たらない闇の箇所も 光へと解放した 空に向かって両脚を大きく開いて 女性性器にも 月光を浴びせた この最も神聖である 命の創造のゲートを 祝福する光を迎え入れる 命が誕生する 聖なる祠へ そして 足を、腕を、腹部を 丁寧に「手あ

        • #エッセイ どんな瞬間も礼拝となる

          日常のどんな瞬間でも、祈り・セレモニーとなる。 例えば、身体をケアするとき。 オイル選びはものすごく重要。 オイルは皮膚から浸透して、内臓や細胞に働きかけるし、そしてアロマは神経に働きかけるからね。 私は地球(植物)のエネルギーに敏感なので、本物か偽物かすぐにわかる。(私にとって、という意味ね) ドイツに来てから、こちらの生徒さんがお勧めしてくれた、イギリス製の会社のもので、顔も頭皮マッサージも身体もすべて揃えてます。 身体は一生ものだし、日々成長という名の老化をしていく

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        • 今昔エッセイ
          8本
        • 詩的な日々の切り抜き
          7本
        • 人間っていいな!
          3本

        記事

          今朝一番にしたこと、感謝を伝える

          今朝、目が覚めて一番にしたこと 「いてくれてどうもありがとう」と夫に伝えた。 夫は、私のことが好きで仕方ない。 毎日何度も何度も 「愛してる。君は最高だ。ありがとう。君は素晴らしい。美しい君」 と伝えてハグとキスをくれる。 私も毎日「愛してる」と心から伝えてハグとキスをする。 出会って5年経つけれど まだ全然色褪せない なんて、ありがたいんだ。 オンラインクラスには、たくさんの参加者はいないけれど、少なくても続けてくださるかたがた。 私も彼女たちのことを愛していて、彼女

          今朝一番にしたこと、感謝を伝える

          #詩 愛を受け取る能力を鍛えたい

          私が欲しかった愛と あなたが与えた愛は 違いが大きすぎて だからそれが あなたの愛の表現なのだと 気づかなかった そうは見えなかったから 私は 与えられたすべての愛に 気づいて 受け取る その能力を鍛えたい たとえそれが 愛と反対に見えたとしても きっと愛はあるから

          #詩 愛を受け取る能力を鍛えたい

          小さな鳥が歌いながら言った

          小さな鳥が歌いながら言った 命のミステリーはね いつでもあなたの足もとと そして 頭上に広がっているの 黄金色の輝く毛を持つ優しい目をした犬が言った 人生の恵みはね あなたの周りにある優しい手と そして あなたのハートに響く 音のない音 黄と赤のグラデーションを持つ、若く可愛いチューリップが言った 「見て!よく見て!目を開いて!感じて!感じて!あなたはどこにいる?あなたはここで、なんなのか、よく見て!命の美しさを、人生の美しさを!よく見て!感じて!あなたの美しさを!」

          (詩)負の感情も愛がゆえ

          どんな感情も、すべて愛から始まっている よく掘り下げてみれば 結局、「愛がゆえ」につながっているんだ 怒りも、悲しみも、孤独感も、どんな感情も 実は、愛がゆえに起こっている 怒りは恐れからくる その恐れは愛がゆえに生まれる 悲しみは分離感からくる その孤独は愛がゆえに生まれる だからよく聞いてみよう 自分自身をよく見つめて 自分の言い分をよく聞いてみよう 自分の怒りや悲しみに 笑顔の仮面を付けたり 無理にジョークにしたり おどけて見せて、ウヤムヤにしたり Sugar

          (詩)宇宙への招待状

          大空に、黄金のドラゴンが現れた、その夜。 わたしは、宇宙にいた。 わたしがそこで経験したことは、 「絶対的なアロンネス(独り)」だった。 「独りでいること」 と 「孤独感」 は、まったく違う。 「アロンネス(独り)」は、すべてと溶け合って、ひとつになっているときに、 本当の意味で感じることができる。 すべてとは「すべて」だ。 完全なる愛そのものの状態でいるときに、 すべてと一体なのだということが理解できる。 そして、この世界にはなにもないということがわかる

          (エッセイ)花を贈られた私の中のいじめっ子

          午後、ふと窓に目を向けると、また雪が降り始めていました。 ランチタイムまではやんでいたのだけれど、いつのまにかまた舞い始めたようです。 今日の雪はとても細かくて、ゆらゆら舞うのではなく速いスピードで落ちているので、きっと積もらないでしょう。 ドイツの雪は、とにかくフワフワしている印象があります。 まるで、白い蝶々が飛んでいるのかのように、ヒラヒラと上がったり下がったりカーブしたりしながら、空中を舞い踊っている光景は本当に幻想的で美しくて、窓からの景色に目が離せません。

          (エッセイ)花を贈られた私の中のいじめっ子

          (詩)結局好きなんだからさ

          苦手だな・・・って思う人 っていうのはさ つまり 「この人から愛を感じにくい・受け取りにく」 って感性が感じているわけで だから 「苦手・好きじゃない・どうしてあなたそうなのっ!?・話が通じない!」 って、フラストレーションになるわけで というのは実は 「この人から愛がほしい!」 って言っているのと裏返し・同じで とするとね 「この人のこと本当は好きなのに、この人からの愛が感じられなくて悲しい=苦手・フラストレーション」 ってことなんだな。 思い返

          (詩)許すよそれが役目だからさ

          そして、 「ワタシ」は、またやってしまった、いつものように。 でも、私は彼女を許す、いつものように。 そして彼女はきっと、またやってしまうだろう、同じような「間違い」を。 それでも私は「一生共にいる者」として、彼女を許し続ける。 私だけが彼女を許すことができる、ただ一人の存在だから。

          ある生まれたての子猫の命

          目が覚めて、呆然とした。 ベッドの上に一度起き上がり、しばらく座って目を閉じていたが、なんとか思い出そうと、猫のように体を丸めて掛布団の上に顔をうずめた。 思い出せわたし、思いだせ。あの男性の名前を。 今さっきまで、眠りの中で見ていた夢の内容ははっきりと覚えている。 でも、その夢の中に出てきた彼の名前がどうしても思い出せない。 彼は確か、20年以上前に数年間仲良くしてた友人で、当時の私は東京都練馬区に住んでいた。 彼と出会ったのは駅の近くのスポーツジムで、通ってい

          (人間観察)寄り添い、腕を組む二人

          自宅の近くのバス停で、バスを降りました。 この日の帰宅時間は、もうすでに太陽が沈みきっていて、暗い闇が町を飲み込んでいました。 暖かで安らかな我が家に帰ることを、ジリジリと体中が待ち望んでいるような、そんな落ち着かない気持ちでした。 バスのドアが開き、私は背中にバックパックと、左手に大きな荷物を抱えて路上に降り、滑らないように慎重に歩き出しました。 ここ数日降り続いた雪が、夜の闇の中で妖艶に光を発しながら、歩道や車道の傍らに山になって積みあがっていました。 同じバス

          (人間観察)寄り添い、腕を組む二人

          雪の深夜、青い水槽の中で

          ゆっくりと音を立てないように起き上がった。 できるだけシーツがこすれる音がしないように、羽毛布団を胸から膝元にサラリと折り返した。 窓の外から青白い光が寝室の中に浸透していて、まるでここが水槽の中のように静かでひんやりとして見える。 外は、深い雪。 昨日の夜から降り始め、今日は一日やむことなく、そして、深夜まで雪が風に流れ続けている。 今日は、何度か雪かきをしたから体が疲れているに違いないというのに、どうしても瞼が重くならず、私は何度も何度も寝返りを打ってはため息を

          歌うひとたち

          バスを降り、自宅に戻る前に、少し離れたところにあるコンビニまでぶらっと、歩いた。 今日は、朝早くから慌しい一日だったので、なんだか足が重くて、痛くて、のんびりとぶらぶらと、歩いた。 先の尖った7cmヒールのミュールを履いていたのだが、足先が痛くて痛くて・・・。 深夜の藍色の空気の中、そろりそろりとゆっくりと、確かめるように丁寧に歩いた。 コンビニで、お水ボトルと梅干、それから、カカオ84%のチョコレートと、もうすぐ無くなりそうだったごみ袋を買い、 往路よりも増して、