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人間とモモと旅人とご挨拶

はじめまして。ユキ ラクシュミナラヤニです。
この名前は、日本の母からと、インドの二人のグルからいただきました。

ドイツ在住の日本人で、メインの生き方が「旅人」です。
そして、人生という旅路の上でのお役目は、瞑想(座る・踊る・歌う・創る)をガイドしたり、スピリチュアルカウンセリングでご縁のある方の人生に寄り添わせていただいたり、エネルギーヒーリングでバランスを整えるお手伝いをしたりしています。

趣味は、書くこと、描くこと、踊ること、歌うこと、写真を撮ること、愛すること、瞑想すること、旅をすること、アイデアを実行すること、自然の中にいること、地球を愛すること、宇宙とつながること、人間観察すること、自分を観察すること、ワタシを生きること。

このnoteという素敵なツールを使わせていただきまして、今と昔のエッセイと、今と昔の詩、今と昔の旅日記と、

そして、

これまで、数えきれないほど旅してきた、魂レベルのミラクルストーリーを、コツコツと自分ペースで書いていきます。

私が表現したいワタシの世界は、「愛はふと気づくもの」。

誰かになにかを訴えるのではなく、何かを変えようと偉そうなことを言うのではなく、または、ファンタジーやオカルトで現実逃避したことではなく、

何気ない日常にある素敵な瞬間・・・ハートのどこかがなんだか響いてるぞ、というような瞬間を切り抜いて(まるで俳句や短歌のように)、

地球上の生き物の中で、人間だけが感じることができるのであろう、繊細で微妙でせつなくて温かい、「感性」という純粋性に触れ、

人間という「社会的な動物」の持つ情熱と冷静の美しさ・・・を、表現していきたいです。

なぜなら私は、人間それぞれの人生を感じるのがとても好きだから。

人間だけが持つ、その人それぞれの色とりどりの人生のお天気模様や、愛から生まれる優しさや温かさや怒りや罪悪感や孤独や満たされた感や繋がりや思いやりや、それらすべての「生きてる感」の美しさを感じること、感じさせていただくことが好きだから。

そういった、光と影が美しく織り交ざりながら描かれていく、ミラクルのような人間それぞれの生きる道が好きです。

命はアドベンチャーであり、人生の舞台はアミューズメントパーク。

だから、好奇心と愛情の目線で、自分自身をリサーチして、そして、出会う人間たちをリサーチしています。


そして、文章や小説を読んでいるときの、心の静けさが好きです。

いや、物語に夢中になっているときは、実際には、ハラハラドキドキしているときもあるのですけれど、そんなときでも私は、心のどこか「特別な場所」にちょこんと座っているような感覚になります。

日常の中で埋もれて忘れてしまっていた場所に戻って、物語と共にゆっくりとした時間を過ごしているかのような。

そんなふうにして、心の特別な場所で私の物語を読んでくださるかたがたに、文章を通して繋がれることも、とても幸せです。


私は子供の頃から本の虜で、小学校では4,5,6年生の時、3年連続、学校全体で図書館利用ナンバーワンの賞をいただいた歴史もあります。

子供時代は、それほど、毎日毎日、読んでいました。

飽きもせず、登下校で歩きながら読んでいましたし、時には、朝から読みだしてランチを食べるのを忘れて夕方まで読んでいるほど、読みふけっていました。

そんな少女のころの私が、図書館で借りて読んだ後、どうしても自分の人生の一部として手に入れたいと感じた本がありました。

ミヒャエル・エンデの「モモ」。

生まれて初めて、自分のおこづかいで購入した本でした。

当時、9歳か10歳くらいだったと記憶しています。

その頃のちっちゃなおかっぱ頭の少女には、とても高価な買い物でした。

ずっしりと重く、少女の顔よりも大きいその本は、彼女の宝物になりました。

厚みのある表紙が魔法の扉のように見えて彼女はとてもトキメキ、何度でも、その板のような頑丈な扉を開いたり閉じたりして、パタン・・・という余韻を残して閉じる、その音や紙に響く感触を楽しみました。

表紙のザラザラした感触や、「モモ」と書いてある文字や飾り絵のような部分が少し窪んでいるのを、指先でなぞるときのガサガサひっかかる感触が好きでした。

あの頃は、本につるつるの紙カバーがかかっていたのかどうか覚えていないですが、少女はきっと、そのカバーを取って、内側の裸の本のままにしておくほうが好きだったのでしょう。

その著者の国ドイツに、なんと今住んでしまっているこのご縁は、偶然の運命ですね、きっと。

そして、11歳の時から詩や小説を書き始めました。

それは、当時の担任の先生から勧められたことでもありました。

私の学校経験の中で、一番お世話になったその先生からは、「非凡なる人生」という一言を書いた、私への送る言葉をいただき、そして、私はその通りの人生を歩んでいます。

その後、ジェットコースターのような人生に翻弄される経験が何度かあり、書くことをお休みする時期を何度か経ましたが、今もまだ書き続けていることを祝福します。


2002年から、バックパッカー・旅人を始めました。

これまで、世界中、ものすごいたくさんのいろんな国に行き、たくさんの人たちと出会い、数えきれないほどの国籍の人たちの話を聞き、不思議な出来事も危険なはめに会うことも甘い時間も感動的な奇跡も、本当に様々経験をしてきました。

いろんなご縁が繋がって、ただの旅人だった私が世界のいくつかの国でお仕事させていただくようになり、そして、20年近く旅をつづけた私は、今ヨーロッパに落ち着いています(ひとまずね)。

旅は、私の人生を豊かに大きく広げて、私を養ってくれました。

今の在り様である私の感性の使い方は、両親ではなく、旅が育ててくれたのだと感じています。


これから、このnoteで繋がるかたたちと、これから出会う自分の中の「未知のワタシ」に、大いなるワクワクと、かすかな緊張と共に、この最初のページを書いています。

1月の寒い日曜日の深夜、暖かな部屋のドイツの自宅にて。


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