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#エッセイ どんな瞬間も礼拝となる

日常のどんな瞬間でも、祈り・セレモニーとなる。


例えば、身体をケアするとき。
オイル選びはものすごく重要。
オイルは皮膚から浸透して、内臓や細胞に働きかけるし、そしてアロマは神経に働きかけるからね。


私は地球(植物)のエネルギーに敏感なので、本物か偽物かすぐにわかる。(私にとって、という意味ね)
ドイツに来てから、こちらの生徒さんがお勧めしてくれた、イギリス製の会社のもので、顔も頭皮マッサージも身体もすべて揃えてます。
身体は一生ものだし、日々成長という名の老化をしていくから、身体に良くないもの使ったら、もう取り返しがつかない。
だから、私の感性が納得するものだけを使います。


毎日のお風呂の後(浴槽には日本の野草ハーブを入れます)、
顔や身体にローズウォーターやオイルを塗るときは、大事な祈り・セレモニーの時。
洗面所に立ってササットチョチョイ、となんてやりません。


ベッドルームのフロアにタオルを敷いて、その上に真っ裸できちんと座り、
まず目の前に使うオイルなどを全部置いて、その植物のスピリットたちに挨拶をして、私の体へのウェルカムを伝えます。


そして、
身体の各部位に、丁寧に感謝を伝えながらオイルを塗っていきます。
塗る、っていうか、手のひらで優しく押し与える感じ。


ありがとう、私の膝。
ありがとう、私の子宮。
ありがとう、私の肩。
・・・順番にすべての部位に感謝を伝えていきます。


顔は、オイルを与えたら、その上から手のひらのエネルギーで癒します。


私たちはこの身体と共に生まれ、共に死んでいく。
そして身体は、どんなに酷使しても無視し続けても、健気に動こうとしてくれる。
この、たった一つの私の最重要パートナーへ、質の良いオイルと蒸留水と共に、毎晩の礼拝です。(オイルや蒸留水作りは錬金術だよね)


何気ない日常のすべては、意識次第でセレモニーとなり、
そして、それに時間と意識を使うことで、毎日は丁寧に積み重ねられ、より意味あるものとなります。

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