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【逆サイドを意識的に認識する】

今日は

『逆サイドを意識的に認識する』

について考察していきます。

1週間前自分の部屋を
断捨離していた時の事でした。

衣類を整頓しているとケースから
黄色の長袖シャツが出てきました。


普段黄色系のシャツは
殆ど着る事はありません。

しかし、手に取った瞬間
着たい氣持ちが湧いていました。


占術が好きな私は

「そう言えば今年は寅年であり
 九星氣学で五黄土星だったなぁ」

「黄色は金運上昇に繋がるラッキーカラーだ」

「ときめきの意味があるから恋愛運も良くなりそう」

etc

咄嗟に黄色のメリットを
思い浮かべました。


衣類に関係なく原色は好きで
特に赤色重視だった事もあり
黄色は変化をつける意味で
目新しさを感じました。

私の好奇心旺盛欲に火が付き
色々な視点から黄色を
取り入れていこうと
決心したのです。


山田洋次監督の
「幸福の黄色いハンカチ」
ではありませんが

「黄色に関するモノコト」を
隈なく探す事で新しい氣付きが
得られるかもしれないと
直感で認識しました。


翌日から
「黄色のモノコト」を
意識的に見つけるように
行動していきました。

すると
面白い事に黄色に関係する

「家」

「車」

「衣類」

「看板」

「書籍」

「標識」

etc

多岐にわたって
「黄色のモノコト」が
目に留まるように
なっていました。


ウォーキング中に
(もちろん黄色のシャツを着て)

「よっしゃぁ!黄色の車を発見出来てラッキー」

「ええっ!飲食店の壁が黄色に変わっているぞ」

「おおっ!黄色のカーディガンを着ている人がいる」

etc

見事「黄色のモノコト」と
シンクロしたので
大はしゃぎしていました。


ほんの少し黄色を意識するだけで
これ程重なる事は凄いと
改めて実感しました。


これがいわゆる

「カラーバス効果」

です。


カラーバス効果とは
ある特定のものを意識し始めると
関連情報が自然と目に
留まりやすくなる心理効果の事。


「color(色)」を「bath(浴びる)」
色の認知に由来するが、色に限らず
言葉やイメージ、モノなど
意識するあらゆる事象に対して起きるとされる。


似たような意味として
下記の概念があります。

「脳幹網様体賦活系(RAS)」

「カクテルパーティー効果」

「頻度錯誤(バーダー・マインホフ現象)」


良い意味で意識的に
アンテナを張って
視野を広げようとする動きが
出来るようになります。

今まで認識していなかった事を
捉えるようになっていくので
新たな学びや氣付きが得られ
アイデア発想にも役立ちます。


一方悪い意味では
人は自分が見たいモノコトだけを
意識的に認識するように動きます。

自分にとって都合の良い
モノコトばかりに偏ってしまい
嫌いなモノコトや苦手な対人関係には
臭いものに蓋をする対応をします。


つまり
「バイアス(偏見)」が生じます。

「バイアス(偏見)」には
多数の種類が存在します。
※今回は割愛します


バイアス(偏見)の共通点として

「自分の考えや視点だけに固執して正当化する」

「他の意見や主張を敵視して排除する動きを取る」

「原理主義的思考に染まり傾聴する姿勢が無い」

etc

一種のアリストテレス思考に陥り
全てを絶対的基準に照らし合わせ
二元論で分断して対立する状態です。


呟く内容として

「自分は何でも知っている」

「自分はその意見に反対だ」

「自分こそが絶対に正しい」

etc

白黒をはっきりさせないと
氣が済まない直線思考です。


固定観念や決めつけが
先行しているゆえに
周囲の状況が見えていません。

盲目状態を脱却する為には
自分以外の考えや意見を参考にして
臨機応変に対処する事です。


意識的に自分と逆サイドの
新しいモノコトを探そうとすれば

「目を逸らしたくなる事実や情報」

「耳が痛くなるお説教的な言葉」

「嘔吐しそうな臭いと苦みのある薬草」

「筋肉がちぎれそうになる位厳しいトレーニング」

etc

必ず居心地の悪い現実に遭遇します。


人間の本能が発動して
瞬間的に避けようとします。

当然と言えば当然です。


潜在意識にある現状維持が
ブレーキをかけて
居心地の良い場所に留めようと
働きかけてきます。

悪魔の囁きです。


悪魔は

「そんなにしんどい事をしなくて良いから
 もっと楽して大いに楽しもうぜ」

「見たくない現実なんか直視しなくて良いぞ
 今のままで居たほうが絶対に安泰だ」

「健康なんか氣にしてもそんなに変わらないぞ
 好き放題食べたい物食べたほうが幸せだ」

あの手この手で作話して
安心・安全・安定領域に
踏み留めようとします。


潜在意識(97%以上)は
爬虫類脳(本能)と
哺乳類脳(感情)に
よって司られています。

爬虫類脳は恐怖や不安を
自動的に認識して
リスク回避しています。

哺乳類脳は人間関係を
自動的に判別しています。


爬虫類脳と哺乳類脳を
意識的にコントロールしようと
する事は正直難しいです。

そこで人間脳のロジックを使って
爬虫類脳と哺乳類脳に指示を出し
潜在意識を引き出すようにします。


要するに論理的思考の段階で
居心地の悪い状況を想像して
対処法を思考しておきます。

後は爬虫類脳と哺乳類脳に
自然と身を委ねていけば
自動的に逆サイドの事も
実践していくようになります。


いきなり居心地の悪い事を
実践しようとするので
拒否反応が出るだけです。

思考(想像)⇒感情⇒行動

この手順です。

『論理&感情&行動のバランスを整える』参照。


ゆえに日頃から逆サイドを
意識的に想像して認識しておく事で
居心地の悪い場所も体験しようと
潜在意識が働いてくれます。

嫌いな事や苦手な事と決めつけず
新しい発見の旅と捉えて
リフレーミングすると
飛び込んでいけるものです。


潜在意識を味方に付けましょう。

最後までお読み頂き
ありがとうございます。


追伸
あなたにとって
「居心地の悪い体験」を
教えてください。

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