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【英語でスピーチ】

今日は『英語でスピーチ』
についてお伝えしていきます。

情報発信というより
個人的な願望です(笑)。

海外に向けて発信しようと
決心したきっかけの1つです。

私が中学2年生の時のことです。

当時英語の担当女性教師が
松岡修造以上に熱い
熱血の方でした。

他の先生よりも常に全力投球で
手を抜くことが嫌いな性格です。


そんな熱血恩師がとある提案を
持ちかけてきました。

それは「英語弁論大会」
出場してみるのはどうか
という内容でした。

全て英語で話すのではないか?
とっさに頭によぎりました。

予感は的中し、そのまさかでした。


そもそもなぜ私を選んだのか
全く見当もつきませんでした。

学力が高い訳でもなくまして
英語を喋れるはずがない。

熱血恩師はいったい
何を考えているのだろうか?


拒否する選択肢はあったのですが
いつもの熱血恩師が妙に笑顔で
穏やかな様子で話しかけてきたので
不思議と断れない状況でした。

はぁっと答えながら
なぜ私なのですか?
と理由を聴いてみました。

すると熱血恩師は私に
あなた剣道してるよね。

それを英語でスピーチして
発信してみたらきっと
興味関心持ってくれるわよ。

確かに武道を英語で発信すると
他にない斬新な感じがあります。

挑戦したい想いもあるけれど
途中で頭真っ白になって
恥ずかしい状態になる可能性もある。

色々な状況が脳裏に浮かび
葛藤していました。


私が悩んでいるのを察した熱血恩師は
核心とも言える理由を話し始めました。

放課後になると通っていた先輩が通う
近所の高校に出稽古に行ってました。

それを知っていた熱血恩師は
部活動で剣道ができない状況を
少しでも解消しようとする配慮を
試みてくれたのでした。

情熱を持って一所懸命に打ち込む姿を
一人でも多くの人に知ってもらったら
影響力を与えられるはず。

野球やサッカーといったスポーツと違い
古来からある日本伝統の武道は
強烈な印象を持ってもらえる。

将来海外で英語で武道に関することを
スピーチする可能性が十分あるわ。

それに備えての予行練習と思えば
あなたにとってかけがえのない経験に
なるから結果は気にせず
思い切ってやってみたらどう。

優しく話しかけていながらも
熱い心とまなざしが印象的でした。

学校で剣道ができないもどかしさを
誰よりも理解してくれていたのです。


教師の中には有段者の先生もおり
剣道部として活動できない訳では
なかったのです。

剣道部を創設したいと同じ道場の盟友と
校長室まで直訴したこともありました。

事故やケガ等の安全性を担保できない
すでに他の部活を受け持っている等の
理由があり、結局認可されなかったです。

そんないきさつがあったので
英語弁論大会に出場することは
熱血恩師からの「ギフト」でした。


ビジネスでもメリットばかり
強引に話しかけてくる
セールスマンを見かけます。

お客さんの立場として
機能性やお得感はあると思います。

しかし、心に全く響いてこないです。

利点ばかり強調されすぎると
かえって自分の商品や会社のことを
伝えようとする姿勢が出てしまい
売り込み感があります。

熱血恩師は人の心を掴むのが上手です。
こちらが自然と行動してしまう
伝え方をしているのです。

本気で真剣に相手のことを考えて
かつ強引でもなくその気にさせる。

コミュニケーションの真髄を
垣間見た瞬間でした。


心を動かされた私は
「Kendo(剣道)」をテーマに
英語でスピーチしました。

英語弁論大会で賞は
勝ち取れませんでした。

賞を取る以上に大舞台かつ人前で
英語でスピーチする機会は
一生に一度あるかどうかです。

そんな素晴らしい機会を
与えてくださった熱血恩師には
感謝しかありません。


あれから25年の時を経て
このタイミングで発信するとは
思いも寄りませんでした。

熱血恩師は私が高校3年生の時に
末期の喉頭がんで逝去されました。

死を迎える直前までかすれ声で
教壇に立って授業をしていました。

命がけで魂を込めて授業する
真の教師の姿です。

熱血恩師は倒れる直前まで
旦那さん以外の周囲には
病気のことを打ち明けて
いなかったとのことです。

口外して弱さを見せたくなかったのと
教壇の上で命尽きるなら本望だと。

こんな熱血恩師は探しても
早々見つからないでしょう。

人生で影響力を与えるとは
こういうあり方なのだなぁと
ひしひしと痛感しました。


私には使命・天命を
授けてくださった
偉大な恩師が2人います。

1人は上記の英語熱血恩師
もう1人はコーチングの師匠です。

コーチングの師匠は
「愛(愛情)」という
素晴らしい価値観を
贈ってくださりました。

師匠はいつも
「Give&Giveの精神」
惜しみなく与える姿勢でした。

決して見返りを求めることなく
自然体で価値提供するあり方です。

コーチングというより
人生の歩み方を
教えてくださった恩師です。

残念ながら3年前
悪性リンパ腫で
逝去されました。

ガンになった時も
ガンは自分への贈り物(ギフト)と
捉えて向き合っておられました。


2人の恩師は決して
責任転嫁することもなく
魂を込めて生き抜いていました。

背中を見せるて語るとは
まさにこのことです。

自分の末裔にもこの生き様を
継承してもらえるように
あり方を見せていきます。

だからこそ
2人の恩師の遺志を引き継ぎ
愛を掲げ海外に向けて
英語でスピーチします。

使命=海外で活躍する

天命=愛を届けること

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


P.S.
standfmの配信が
丁度100回目
ということもあり
英語で発信してみました。

他のポッドキャストでは
90回目になりますこと
ご了承ください。


P.S.S
パブリックスピーキング力を
英語、日本語両方で学べる環境を
整えていくことを計画をしています。


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