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甲斐社長に聞く!社員のみんなから集めた13の質問【後編】

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こんにちは、コミュニケーションデザイン部の五十嵐です。
社員より甲斐さんに聞きたいことを募り、それに対して回答してもらうランチ企画「甲斐社長に聞く!社員のみんなから集めた13の質問」の後編です。

前編ではこれからチャレンジしていきたいことや、ご自身のマインドセットなど会社と自身について語っていただきました。
後編も同じく濃い質問が続いていきます。前編とあわせてこちらもご覧ください。


会社を作って良かったなぁと思うことは何ですか?

一番思ってるのは自分の力で生きていけるっていう自信を持てたことじゃないかなって思っていて、元々は大学卒業したら会社に勤めようという風に思っていて、その頃までは社会がいろんな選択肢を用意してそこに入れるかどうかっていう考え方でいたから。

そのためにやっぱり大学行かなきゃとか企業に就職しなきゃと思ってそのために勉強しなきゃとか、あるいは資格取らなきゃみたいな風に思ってたんですけど意外にそうでもなくて。

結構自分で作っちゃえばそれが社会の中で動き出した。よくよく見たらむしろ自分でできる隙間のほうが大きいんじゃないか。なんかそう思うと勤めるっていう必要無いなと。
もちろん仲間と働くっていうことを否定してるわけじゃなくて僕自身もこのイー・エージェンシーという会社の中では自分個人で何でも好きにやってる訳じゃないんですけど。
ただなかったらなかったら作ればいいっていう風に自信を持てたっていうのは良かったかなと思いますね。

自分の強みを生かすために何をされましたか?

自分自身の強みっていうと、自分の考えていることが比較的受け入れられやすいところがあったのかなと思うんだけど、それをじゃあどうやって最大化しようかなって思った時にはその伝え方の技術というかそういうものは磨いたんでしょうね。

分かりやすく話しをするとか文章書くとか、表現ですよね。

それがないと自分が考えてることが相手に伝わらないのでせっかくいいことを考えて面白いこと考えても伝え方が下手だとうまくいかないから伝え方をうまくなろうというのは意識しましたね。

特に細かいコミュニケーションは結構大事ですよね。関西人だったので素直に思った通りに言ったことが、関西人同士だと嫌味でもなんでもなかったりするんですけど東京に来るとそうではなくて。
やっぱり相手をしっかりどんな人かを考えて、同じことを伝えるのでも違った言葉で伝えたほうがいいっていうのは勉強になったし、そうしたことで考えてることが伝わりやすい人間だったのかなと思います。まだまだ伸ばせる所あると思うんですけど。

誰かに批判をされた時にどのように対応されてますか。

批判に対しては、理屈的には自分なりに大体分析します。だけど分析するだけでそれで自分を傷つけるっていうようなことはしないので、最近はあんまり落ち込まないですかね笑。

落ち込む場面は、僕はもう決めていて、落ち込む時は要するに愛情の問題なんです。すごい愛情持って批判してくれてる人がいたとしたら僕もめっちゃ落ち込んで反省します。

単にとりあえず言っとけみたいな批判については、あんまり意に介さないですね。

だけどすごい想いある人が言ってきたことに自分がまったく気づいてなかったらそれは本当に申し訳なかったと。相手もさぞ嫌な思いをしたし、傷ついたかもしれない。だからそのことについては反省しなきゃって思いますよね。

逆に、自分が誰かに何か批判を言うときとか、叱るときとかは、やっぱり原則として相手に対し愛情があるかどうかですね。愛情がない人には絶対何も言わないようにしますね。自分がされたら嫌ですもんね。
愛情もないのに何か言うとか良くないなと思います。

最近ハマっている趣味はありますか?

最近ハマっているのはキャンプですね。もうタイムリーにこの2週間ぐらいハマってまして。
きっかけはねぶた祭りに誘われて青森に行ってきたんですけど、ホテルが取れなくてそれであればもうキャンプで行こうとなってやってみたんです。

大学の頃はお金がなかったからキャンプによく行ってたんですけど最近またいいなと思いだして。
それで急遽道具を買い始めて、買った以上行かなきゃと思ってて実はこのミーティング終わった後、子供連れて山中湖に行ってきます。(笑)

子供の頃習っていた習い事はありますか。

実は親からいろんなこと習わされてて、公文式とか習字、スイミングも行かされたし、ピアノも習わされて、バイオリンも習わされたかな。 
色々習わされたんですけど、ほぼもう1ヶ月で辞めたんです、嫌いなんでしょうね、人からやらされるのが(笑)

会社名の由来をお聞きしたいです。

「イー・エージェンシー」っていう会社名で、創業の会社は「ジャパンサーチエンジン」という会社です。

その後も関連会社とかいくつか名前つけたんですけど、名前って最高のコミュニケーションツールだと思ってまして、その意味ではもう「名は体を表す」みたいな名前をつけましたね。

ジャパンサーチエンジンっていうのは、当時1995年ぐらいなんですけど、インターネットが黎明期の時にどんなことやろうかなと思った時に、アメリカのYahoo!のジェリー・ヤンって方がスタンフォードで学生の時に研究室のサーバーでやってたサービスがあって それを真似て似たようなものやろうと。
そのディレクトリサービス、日本のサーチエンジンということで、ジャパンサーチエンジンになったんですね。

その後にメディアの事業をやってたんですけど、広告を売ってかなきゃなみたいことがあって、広告を売る会社を作ろうという話になって、デジタルのエージェンシー、広告代理店とか、マーケティング会社とかいうことを考えて、当時はインターネットのデジタルの領域の事業やる会社ってのは「E」の領域と言ってて「E」の領域のエージェンシーっていう意味で「イー・エージェンシー」としました。

今はちょっと逆に分かりにくくなったかもしれないけど、当時はイー・エージェンシーって言えば「あ、デジタルの広告の会社かな」とか、あるいは「マーケティングの会社かな」という風になるので、そういう名前をつけましたね。

その後、会社の経営でも会社のゴールや取り組む事業領域でも、やっぱり名は体を表したものがいいのかなという風に思ってて、今の時代の「エージェンシー」というのはどういう事業領域、アプローチなのかなというのはずっと探求をしてました。

最初の頃はデジタル広告の枠を売ったりしてたんですけど、 結局枠売りっていう意味では電通さんや博報堂さんと変わりないなと思うことがあって、なんかないのかなと思った時に出会ったのがビッグデータなんですよ。

その時にすごく象徴的な本で、DMP入門という本がありまして。 そこの帯で「枠から人へ」っていうキャッチコピーがあったんですよね。 
つまり従来は広告枠を広告会社が手配して、クライアントに売るわけです。
でもこれからは 「こういうことに悩んでる人たち」がターゲットになって、その人たちが大体1万人ぐらいいらっしゃいますよ。みたいなことをエージェンシーが提案していくようになってくという本なんです。それがビッグデータでできるようになるんだと。

それで「あ、これだ」みたいに思って、その時メールの配信とか、レコメンドのサービスとかやってたんで、 ああ、やっぱりここをぐっと掘り下げていったらいいんだっていうふうに思って。
そこからアクセス解析とか、そういうラインナップを増やしていって、CRMとか「人」っていうか「個」ですよね。「個」を軸にエージェンシーっていうのをやってるのかなと思います。これが今のイー・エージェンシーという意味なのかなと思って取り組んでいます。

尊敬している人物はいますか?

尊敬してる人はね、昔からそんなにいたわけじゃないんですよ。 
好きな人っていうことでいうと、司馬遼太郎の本の坂本龍馬ですね。
本物はわからないですけど司馬遼太郎の「龍馬がゆく」に書いてある龍馬は大好きですね。

ただ僕は尊敬とかいうのはやっぱりないんですよね。
これは年を取ればとるほどだんだん増してきたんですけど、誰かを物差しにして生きるっていうことがあんまり好きでもなかった。 
だから、なかなか尊敬の対象を作らなくて、それよりは自分がどう生きていこうかなみたいな。そういうようなことの方が心地いいので。結果的には尊敬という人はあまりいないですね。

ただ、龍馬だったりとか、あるいはいろんな人の行動とか言葉聞いて涙もろい方になってきたので、もうその意味ではリスペクトはしてるので、決して自分だけっていうわけじゃないんですけど。



知ってるようで知らなかった話しやあらためて詳しく聞けた話しなど、今の甲斐さんや会社のことがわかる内容となりました。

前編、後編に渡り今回は13個の質問に回答をしていただきましたが、実は時間切れとなり回答できていない質問もありました。

ぜひ今後も定期的に社員のみなさんの気軽な質問に回答してもらえる機会をつくっていきたいと思っています。
もしこんなこと聞いてみたいというご質問がありましたら気軽にコメントをください。みなさんからのご質問にも回答する企画などもやっていければと思っています。

ご覧いただきありがとうございました!

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