まる えん

まる えん

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もう4年も前の君に

事務所の昭和44年生まれの掛け時計がカチコチ刻む時。 月頭に僕がゼンマイを巻かないと止まってしまうくせに、偉そうに勝手に進むなよな。 なんて時間に文句を言っても仕方…

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5か月前

この間 (2023年12月の記録)

午後3時を過ぎてから気温は下降に転じ、風も出てきた。空がずんずんと暗くなってゆく中、サンダルをつっかけ戸締りに出る。恐ろしいことに12月もあっという間に折り返しだ…

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5か月前

2023年12月3日の深い夜

抵抗の食事 抵抗の咀嚼 抵抗の呼吸 だるい 今日もこめかみに世界をぶら下げて ぶつぶつゆってる うざい 虚空を眺めて 汚れた空白になりさがる きつい 瓦礫の山で…

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6か月前

僕の自然

僕が去年一年で撮った自然の写真 春 ・雪柳と大切な友達の照れ臭そうな笑顔 ・一面の菜の花畑と午後4時の滲む斜光 ・庭で切り取ってきた山吹のばらの散りゆく花弁 ・川沿…

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7か月前

信じること

たとえ今苦しみの中にいても ひとり、闘いに挫けそうになっていても いつか、どこかで いつなのか、どこでなのかも分かりはしないけど きっと かならず 笑顔でいられる …

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7か月前

「雑」という言葉がなんとなく好き。 中学生の時かな、年末に「一年を振り返って漢字一字で表しましょう」というような課題が出された。真っ先に思いついたのが「雑」だっ…

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7か月前

noteを始めてみることにする

ありがたいことだ。ページを開くといちいち色んなことを教えてくれる。「おめでとうございます!バッジを獲得しました!」 noteに登録して早くも一年が経ったらしい。 大…

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2年前
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もう4年も前の君に

もう4年も前の君に

事務所の昭和44年生まれの掛け時計がカチコチ刻む時。
月頭に僕がゼンマイを巻かないと止まってしまうくせに、偉そうに勝手に進むなよな。
なんて時間に文句を言っても仕方がないよね。この時計の黒光りする重厚な枠組みは、僕ら人類が長い歴史を経て獲得した輝かしい功績なんだから。
全く。重苦しい楔だ。
なんだか何事もそうした二面性をもって、何故かなど知る術もなく、現在に繋がっているようだ。きっとそれは仕方のな

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この間 (2023年12月の記録)

この間 (2023年12月の記録)

午後3時を過ぎてから気温は下降に転じ、風も出てきた。空がずんずんと暗くなってゆく中、サンダルをつっかけ戸締りに出る。恐ろしいことに12月もあっという間に折り返しだ。

トイレの鍵を閉めて、鬼子母神堂へ。と、ふと視界の片隅にらしからぬ色が飛び込んだ。
お堂の前の水瓶の中、茶色の落ち葉たちが水を濁らせている。寒空を映したその水面にポツンと一輪、濃いピンクの椿の花が浮かんでいた。
自然のなりゆきでそこに

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2023年12月3日の深い夜

2023年12月3日の深い夜

抵抗の食事

抵抗の咀嚼

抵抗の呼吸

だるい

今日もこめかみに世界をぶら下げて

ぶつぶつゆってる

うざい

虚空を眺めて

汚れた空白になりさがる

きつい

瓦礫の山で遊ぶ子どもたちの笑顔は眩しい

それでもこちら側で生活は続く

自分が自分としてままならない最近。

覗き込めば覗き込むほど、空洞化していく感じ。

そこにあるのは見えているのに歩いても歩いても辿りつかないし、そのうち疲

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僕の自然

僕の自然

僕が去年一年で撮った自然の写真


・雪柳と大切な友達の照れ臭そうな笑顔
・一面の菜の花畑と午後4時の滲む斜光
・庭で切り取ってきた山吹のばらの散りゆく花弁
・川沿いの道をてくてく横切るどこか尊大なカルガモ


・水面に乱反射する太陽に寡黙な釣り人
・河原でギターを弾く「ふり」をする楽しげなカップル
・台風が去った直後の曇天と一服する友達
・瀬戸内の光あふれる海と釣り上げられた魚


・山す

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信じること

信じること

たとえ今苦しみの中にいても
ひとり、闘いに挫けそうになっていても
いつか、どこかで

いつなのか、どこでなのかも分かりはしないけど

きっと
かならず

笑顔でいられる

優しく僕らを包む陽射しの中で
ゆっくり安らかに眠ることができる

そう信じている

それを信じる

それだけ

そうして次の一瞬に踏み出す

雑

「雑」という言葉がなんとなく好き。
中学生の時かな、年末に「一年を振り返って漢字一字で表しましょう」というような課題が出された。真っ先に思いついたのが「雑」だった。一度思うと他のことが考えられなくなるのが僕の常で、センスのよい親友に「つまんな」と一蹴されたにも関わらず、それで提出してしまった。
まあ、考えてみれば確かにつまらんアイデアなんだけど。

「雑」ってあまりポジティブな意味では用いられない

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noteを始めてみることにする

noteを始めてみることにする

ありがたいことだ。ページを開くといちいち色んなことを教えてくれる。「おめでとうございます!バッジを獲得しました!」

noteに登録して早くも一年が経ったらしい。

大学3年にして早くも卒業できるかひやひやしながら、「いやでもなにか、クリエイティブなことをしたい。私にはできるはずだ」と思いながら始めたnote。最初の頃、毎週noteを更新している就活ガチ勢の友達から「君は本も読むし、絶対面白いこと

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