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ひこばえ

お風呂上がりの心に世界が流れ込む
ゆるく、あたたかい心が空籟に、海籟に、森籟に、人籟に、とけ込んでゆく
夏の夜が静まり返るこの世に
わたしひとり。

さっきまでと少し違う
全体として同じだけど、確かにどこか移ろう
その時がやがて訪れる
決してひっくり返りはしないし、かといって澱みもしない
なにかの予感。

君は目覚め、僕に言うだろう。
「素敵だね。」

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