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ダイナマイト・キッド
2020年11月28日 19:31
何も知らないことにして気付かれなければいいとしてちんまりと椅子に座って顔色を見上げて暮らす日々を終わりにしたくて椅子を蹴る立ち上がって踏み出せば冬晴れの硬い青空何処までも行ける気がした何も知らないふりをして気付かれないよう過ごしてひっそりと息をひそめて顔色を窺って生きる日々を逃げ出したくて走り出す息が上がって立ち止まれば燃えるような夕焼け何処へでも行ける気がした
2020年11月27日 18:48
あの頃好きだった あなたの微笑を結局今も忘れられずに 僕は大人になった追い掛けそこなった幸せが乾いて消えてしまうと恐れていつまでも子供でいたいと都合の良い事を子供のせいにしてあの頃好きだった あなたの微笑を結局失くしたままで 僕は大人になった傷つけあう恋もしたけどあなたを失う事だけが怖くて無理して笑った強がりで美しく塗りつぶした心が痛いあれから僕は 幸せになった残
2020年11月26日 17:10
この手のひらに 雪が降ったことを忘れてしまわないうちにこの手のひらで 雪が溶けたことを忘れてしまわないように嫌な事も辛い事も白い空にうずめて必ず迎えに来ると約束もいっしょにこの手のひらに 雪が降ったことを忘れてしまいたくないこの手のひらで 雪が溶けたことを忘れてしまっても嫌な事があっても好きな歌を想って走り続ける事しか今は出来ないから百万粒の雪の粒ひとつひ
2020年11月25日 19:44
まるで顔のない毎日に埋もれていくみたいだ日々の歩みを止めることさえ出来ないまま明日が来る酷い憂鬱が運動靴の紐になって足を心を縛ってゆくまるで顔のない街に埋もれていくみたいだ他人(ひと)の流れに逆らうことさえ出来ないまま朝が来る酷い頭痛が目覚まし時計に起こされて鼓膜を心を揺らしているあんたみたいにはなりたくないんだ枯れ葉ばかりが積もってゆくけどいつか顔のない他人(ひ
2020年11月21日 19:26
隣に居るのは 面影だけ残ったのは あれほど嫌ってたたばこのにおいだけあの忌まわしい煙でさえあなたの内側に容易く滑りこんで虜にする消えてしまいたいのは あたしのほう抱いていたのは 偽りだけ得られたものは あれほど焦がれていた想いのむくろだけあの汚れた時間の中であなたの内側に傷跡一つ残せなかったから溶けてしまいたいのは あたしだけ素肌から失せていく温もりを追いかけ
2020年11月17日 19:16
あなたの異臭に包まれて今夜も部屋は暗くていい身体から染みだしてゆく溶けてゆく愛の証しさえ大好きと大好きの間のちょっとだけ罪悪感あなたの言葉を待ってる今夜の月は冷たくていい心から滲んであらわれる浮き上がる愛の名残さえ大好きと大好きの裏のちょっとだけ背徳感一人では耐えられない二人でも生きられない一つでは生きられない二人では過ごせないあなたの異臭を吸い込んで今
2020年11月16日 17:34
明るい将来 疑う事もせず前向きなつもりで 生きてきたけど振り返ってみれば ロクな事がない全部都合のいいように 塗り替えただけ挫折した 夢ばかり拾い集めて泣いている散らばった あれもこれもかき集めてまたバラまく楽しそうな人ばかり 選んで見つめていた輝いて見える人が 流れる血を拭えば振り向けばそこに 何も残らなかった全部中途半端で 涙も流れなかったあきらめた 恋ばかり思
2020年11月15日 17:22
背負うものさえなければ折れる首などないのに憧れた明日などなければ背負うものさえないのに絡み合う意図を伸ばした足先を紫の閃光が打つ背負うさだめでなければ誰のものでもないのに目映い光さえ浴びなくて背中に傷もつかなくって遠ざかる日々を蹴り上げた爪先蜘蛛の糸を断つ貴女は笑うだろう夜空を走る稲妻が一瞬の光で全てを照らしてゆく様に貴女がいなくなる夜空の色を思って
2020年11月13日 19:15
愛はいつでも色あせないただ通り過ぎてゆくだけ振り返るたびに 美しいだけ真夜中 僕は思い出の曲を聞いてネオンをちりばめた 国道を走ってく退屈な回遊魚と 意味深な白いワゴン展望台は今夜も 持て余す人生でいっぱい愛はいつまでも消えないただしがみついていれば思い出すたびに 綺麗になるけど真夜中 僕はお気に入りの道のりを明かりを追うように ぐんぐんと走ってく退屈な人たちも 忙し
2020年11月12日 18:56
飾らない服を着て 束ねた髪の毛が揺れて涙も 迷いも情けもまだ遠ざかるのを 待っているけど君の選んだ夜は きっと美しいままさこのまま風が 強く吹けば雲も霧も晴れてゆくだろう今は風が 強く吹くから新しい夜を 君は待っていればいい幸せな時間だけ 束ねた赤い花が枯れて涙が 鼓動が傷がまだ消えてゆくのを 待っているけど君の選んだ好きは 何も変えやしないさこのまま恋が 深くなって
2020年11月11日 20:55
何処にも行かないでと言われる代わりに何処にも行けないでいる何も言わないで疲れているんだ、不安と困窮で日々を歩むこともままならない何処にも行けないでと思っている毎日誰にも言えないでいる何も言えなくて疲れてしまったよ、不満と焦燥に日々を蝕まれてばかりで新しいことも、思い出すこともどちらも出来ずに生きている守るものもなく、奪うこともなくただ擦り切れていくだけ何処にも
2020年11月5日 15:19
ボトルに入った水の中で誰かが泣いてる赤いランプが交互に消えるあたしの居場所はどこベランダの片隅でサイレンの街を見渡しても息も出来ない日々の中で誰かが笑う赤い列車が通り過ぎる駅へと向かう雑踏ホームの片隅で映画のように佇んでも風と共にI Walk Beside YouずっとそばにI Walk Beside You居たかったけど違うのって言った日向ぼっこは失敗
2020年11月6日 17:58
貴女の輝く瞳 笑顔かわるがわる 描いて幸せ 願っているよ泣かないで いつまでも どうか貴女は 素敵なままで消えないで いつまでもどうか貴女の 幻を見せてどこにいるの 遠い空の下で二人離れ離れに貴女が零した涙 一粒悲しみの日々を 過ごして今夜も 眠りにつくよ言わないで さよならはいつか貴女と めぐり逢うから泣かないで いつまでもどうか貴女は 素敵なままでどこ
2020年11月3日 17:31
どれほど募らせた 想いもあやまちも迷って ためらってしまった そのときに冬が来て なにもかも 色あせて崩れてゆく愛している それだけで何もかも 何もかも まぶしくてあなただけが すべてだったのそんなあたしは がらくたでした今日までずっと がらくたでしたあれほど好きだった ばら色の毎日も振り向いて あきらめてしまった そのときに夜が来て なにもかも 星空にとけてゆく恋をし