データは誰のものか
昔、とある大学との産学連携プロジェクトで学生たちと、「地域ビッグデータの利活用」についてハッカソンをしたことがあった。このハッカソンのISSUEは、「地域のデータを地域の人たちのために使う」というもので、この背景には、GAFAのような海外のテック・ジャイアントたちが世界中のデータを収集し、自分たちのサービスに適用することで巨万の富を得ている。しかし、その元となるデータはサービスを利用する利用者から発生したものであって、本来は利用者に有益な付加価値として還元されるべきものである