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【軽貨物】運転席で泣いて#03_粉砕!玉砕!大損害!(前編)

▼概要

閲覧頂き誠にありがとうございます。
ドラトーク運営、note担当:濱田 崇裕(ハマダ タカヒロ)でございます。

今回の記事は、運送業におけるドライバーの「体験談」に関する発信でございます。

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この「運転席で泣いて」というコーナーでは、我々の想定を遥かに超えるクレームを量産してきた配送ドライバー達を紹介していきます。

「運転席で泣いて」というコーナーでは、読者様に誤解を抱かせないために本コーナーの趣旨を記載した記事を公開しております。
以下記事の「▼本コーナーをお読みになる前に」という見出しは、必ずお読み頂きたく存じます。

運送業界に所属する私は本当に日々面白く過ごさせて頂いております。
今後この業界に参入を予定されている方々のためにも、軽貨物運送事業のありのままを発信することで、本コーナーの役割を果したく存じますので、何卒本コーナーを暖かく見守って頂けますと幸いでございます。

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▼ドライバー情報

それでは、早速エピソードを語っていきたいのですが、まずは今回の主人公(ドライバー)の情報から公開していきましょう。

ドライバー情報
・コードネーム:ペーパー(ど素人)
・年齢:20代後半
・特徴:本noteの執筆者、ドラトークを運営
・業務内容:大手物流事業者での企業配送

・好きなラジオ:水瀬いのり「MELODY FLAG」
・好きな先輩:
Youtuber「ノーダメージ先輩」

皆様のお気づきの通り、今回の記事で取り上げられるのは、本noteを執筆している私自身でございます。
そうです、自分自身の過去の過ちや失態を、自らの手によって弄り倒していくというストロングスタイルで挑んでおります。

ちなみに、今回のサブタイトルは私の憧れと言っても過言ではない「遊戯王GX:カイバーマン(海馬瀬人)」の至言をパクらせて頂いております。

ちなみに、カイバーマン(海馬瀬人)の至言は以下二つございますので、必ず覚えて下さいね。

・「強靭!無敵!最強!」
・「粉砕!玉砕!大喝采!」

前者の「強靭!無敵!最強!」に関しては、登場が少し先になりそうですが、必ずパクらせて頂くと誓います。

それにしても、この至言達を何度拝見しても意味がわかりませんね。
つまり、それは私がカイバーマン(海馬瀬人)の領域(レベル)に至っていないということなのでしょう。
本当に力不足を本当に痛感させられております。

前者の「強靭!無敵!最強!」に関しては、もはや「小学生が秒で思いつくワード」を並べただけのように見えますが、途轍もなく高い次元で言葉達が躍動しているように思えますね。
しかも「強靭!」に至っては、ゲーム「モンスターハンター」の「ナルガクルガ」にしか昨今は使われない単語ではないでしょうか、凄まじいワードセンスです。

後者の「粉砕!玉砕!大喝采!」に関しては、もう完全に私の理解を超えてきますね。
せっかく粉砕(何かを粉々に砕き倒す)したのに、何故か玉砕(綺麗に砕け散る、潔く死ぬ)し、最後は玉砕したにも関わらず大喝采(大きく拍手をして賞賛する)で締め括る...
自分で解説を書きながらですが、やはり全く意味が分からないですね。
これが私の憧れ「カイバーマン(海馬瀬人)」ということなのでしょう。
待っていて下さい、私は必ずあなたに追いついてみせます。

すみません、つい熱くなってしまいました。
とても話がずれましたね。
それでは、エピソードを語って参りましょう。


▼稼働初日:ペーパー(ど素人)と嘲られし男

さて、あれは少し寒さが感じられるようになった秋頃に起こった出来事でございました。

当時の私は、「配送領域で何か上場できるくらいのインパクトのあるサービスを開発でけへんかなぁ」という目的の元、配送ドライバーとして現場で稼働していましたが、これは現場で稼働し始めてすぐに起こしてしまった事件でございます。
(上記の目的に関する背景などは、以下の記事に記載しております。)

当時の私は以下のような能力値で、配送ドライバーとして稼働しておりました。

・運送業は完全未経験
・ペーパードライバーで運転スキルはゴミ
・地理を覚えるスキルが壊滅的

尚、当時稼働していた現場は朝が非常に早くに物流センターに着車し、そして積込をしに行く必要がありました。
「朝早すぎやろw」と思っていましたが、それくらいに毎回行かないと間に合わないと分かった時の絶望感と言えば、半端なかったですね本当に。

さて、記念すべき稼働初日から着車時間は05:30と現場責任者から告げられまして...早速のこの容赦の無さ、本当に大好きですね。
自宅から物流センターまで1時間程度掛かるため、私の大好きなラジオ番組「水瀬いのり:MELODY FLAG」を流しながら向かいました。

私は声優である「水瀬いのりさん」の大ファンで、「MELODY FLAG」というラジオ番組をいつも楽しませて頂いておりますが、特に「がんばリボン」というコーナーが大好きなんですよね。
「がんばリボン」は、「パーソナリティである水瀬いのりさんがリスナーの悩みに助言したり応援してくれる」というコーナーです。
ただ、ご本人は一生懸命応援して下さっているかもしれませんが、客観的に聞くと非常に適当な応援になっており、最後にパワープレーで「がんばリボンっ!」という一言で締め括って下さいます。
最後のパワープレーが過ぎるところも然りですが、あの適当さが逆に癒しと頑張る気持ちを湧かせてくれるという新感覚の応援を魅せてくれます。
(以下の動画は、丁度「がんばリボン」のコーナーの開始位置でリンクを共有しておりますので、必ず見てくださいね。)

さて、上記の番組達を楽しむこと1時間程度が経過しましたが、おかしいですね...ナビ通りに行っても何度も道をミスり、全然辿り着きません。
余談にはなりますが、一応運転にあまりにも不安があったため、23:00くらいの新宿区歌舞伎町周辺で尋常じゃない量の黒塗りの車に揉まれながら運転の練習をしましたが、全く活きることがありませんでしたね。

こうして、遅刻の連絡をしながらも30分遅れの06:00に到着しました。
この時間になるとほとんどの人が来ていますので、物流センター内は軽バンまみれです。

そして、私の駐車場所を伝えられますが、ここで最初の関門が姿を表しましたね。

そうです...ペーパードライバーはバックから駐車することができないんです。

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バックから駐車する際にミラーは非常に重要な役割を果たしますが、ペーパードライバーはミラーを見ても奥行きなんて分かりませんし、直接目視しても結局奥行きは分かりません。
ミラーを信じてバックするとすぐにぶつかりそうになって急いでブレーキを踏むのですが、目視でバックを確認すると全然ぶつかりそうじゃないんです。
確かに衝突するよりはマシなんですが、もう少し障害物の正確な位置情報を強気で提供してくれてもいいんじゃないかなと思いますが...本当に全く困ったやつ(ミラー)ですよ。
この時期からですかね...ミラーのことを「優しい嘘」と呼ぶようになったのは。

また、ペーパードライバーは駐車時にハンドルを右に切らなければならない場合でも、なぜか左に切っちゃうんですよね。
いや、私はハンドルを右に切っているつもりなんですが、ハンドルが私の意思に反して動きやがるんですよね。
全く以ってハンドルの気持ちを理解できませんし、ハンドルの方から謝ってこない限りは、むしろ僕の方からハンドルの気持ちを理解することは願い下げですよ。
この時期からですかね...ハンドルのことを「ツンデレ」と呼ぶようになったのは。

さて本筋に戻りますが、当然上記の腕前です。
物流センター内で皆さんが積み込みをしている中、私は駐車できずにまるで軽バンで「ブレイクダンス」をかましているくらいに暴れ倒してましたね。
「お?ハンドルこっちか?あ、ちゃうわ。もう一回やり直しや。」みたいなのを一生やってるんですよね。
それはそれは、もうめちゃくちゃ邪魔です。
出ては入ってを何度も繰り返し、ちっちゃい車体を余す所なく使い、全力で何かを表現しようとしているのですが、他人から見れば滑稽なピエロでございました。

しかし、早く駐車をキメ切りたい私の心境はそれどころではございません。
めちゃくちゃ焦り倒しております。
「みんなが私を見ている...早く駐車しなければならない...時間がやばい...」
上記で頭の中を支配された私が取るべき行動は一つしかありません、軽バンでブレイクダンスをするしかないのです。
私は、絶対に起こり得ない衝突との恐怖と、バチバチにガチンコでキャットファイトを展開していたのでした。

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そんな中、救世主(メシア)が現れました、現場責任者です。
「私の軽バンでのブレイクダンスが余りにも滑稽で邪魔である」と他のドライバーからクレームが入ったことで、「こいつ駐車でけへんのかw」ということが判明し、助けに来てくださったそうです。
私は現場責任者に「あ゛あ゛さ゛ま゛ぁ゛ぁ゛す゛!」と全力で感謝したのを覚えております。

そして、現場責任者の指示の元駐車に取り掛かります。
「ようやく最終ラウンドか...決着つけたるわ!!」と意気込んでハンドルを切りましたが、これっぽっちもうまく駐車できませんでしたねw
皆さんもよく覚えておいて下さい。
救世主や仲間が現れたからといって、本人が決して強くなったわけではないとは、まさにこのことだということを。

こうしてまたちょこちょこと小刻みにダンスをする中、ついに痺れを切らした現場責任者から「しっかりせえや!このど素人が!!」という叱咤を頂きましたね。
叱咤を頂いてから10分後くらい掛かって、ようやく駐車できました。
30分前後の駐車という長きに渡る戦いを終えた私は、めちゃくちゃ急ぎで横乗りで業務を見させて頂く先輩の元へ挨拶と手伝いに向かいました。

その後の横乗り以降は、主に運転が絡まないためすんなりと研修が終わり、その日を無事に終了したのでした。


▼さいごに

少し長くなりそうなので、一旦区切らせて頂きます。

次回の記事は、「運転席で泣いて#03_粉砕!玉砕!大損害!(後編)」になりますので、お読み頂けますと幸いです。

本記事が配送ドライバーの皆様にとってのお楽しみとなり、お役に立たてたのであれば幸いでございます。

ドラトークでは、もっと面白い投稿やお役立ち情報が掲載されておりますので、一度利用してみて下さい。

皆様と一緒に軽貨物運送業界を盛り上げて、ドライバーに就業される方の幸福度を上げていきたく存じますので、応援を何卒宜しくお願い申し上げます。

今回は以上となります。
閲覧頂きありがとうございました。

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