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読書家の始め方 中級

"本を読もう!"と思っている人を対象に、自分の経験も含めて、どうやって本に親しむか、好みの本に出会うか、楽しい読書ライフを送るコツをレベル別にノートしようと思います。

▽初級はコチラ

◇中級

対象 本は苦手ではないけど、どう選べばいいか分からない人。ベストセラー位は読むけど、普段は本を読まないという人

・人気の本を読んでみよう 面白さの指標として、賞を受賞したものと言う選び方が有ります。有名な賞をいくつか紹介します。

◇本屋大賞 発表時期 4月 書店員が投票して選びます。

 2020年大賞作品 流浪の月 凪良ゆう

1位から10位が有ります。その年発売された"本好きな人が人に勧めたい本"と言う事で周りに本好きがいない人にもオススメです。

◇直木賞(直木三十五賞) ・芥川賞(芥川龍之介賞)

発表時期 1月15日頃 今年はNEWSの加藤シゲアキさんの「オルタネート」が直木賞候補作になっており話題です。

◇このミステリーがすごい! 発表時期 10月 宝島社が募集した未発表の作品からの受賞になります。

 第19回大賞  元彼の遺言状 新川帆立 (2021年1月発刊予定)

・お気に入りの本屋を探してみよう 本屋にも個性があります。ネットで本を買うのは便利ですが、本屋をブラブラと見て回る楽しさは格別です。個人営業のお店は勿論、チェーン店にも特色があります。最近は椅子が置いてあり、図書館のように軽く読む事も出来る本屋もあるので、あちこちに出掛けて居心地の良い、つい本を買ってしまう、という本屋を探してみて下さい。

好きな作家を読破してみよう 気に入った本が見つかったら、その作家の過去の本を読んでみましょう。エッセイや対談なども、作家の考えや交友関係が知れ、新たな発見があるかも知れません。一冊の本の奥に、何冊もの本があなたを待っています。

・"ジャンル"で読んでみよう 本にはジャンルが有ります。フィクション(架空の物語)、ノンフィクション(史実に基づいたもの)という分け方や、小説ではミステリー、歴史もの、SF、ハードボイルド、ファンタジーなどなど分け方は様々です。好きなジャンルを片っ端から読んでみて、その世界にどっぷりとハマってみるのも楽しみの一つです。

・年齢で読んでみよう 一つのとっかかりとして、作家の年齢が自分と近いものを読んでみましょう。世代に寄って考え方が大きく変わって来ている今、年齢が近いと共感し易かったり、逆に新たな考えを吸収できると思います。

小説なら、主人公の年齢に置き換えても良いかも知れません。生きている時代に寄って、考え方の違いを感じる事が出来そうです。

・季節で読んでみよう 小説を読む時、私は季節が現実とリンクしているものを読むのが好きです。その世界観と同じ空気を感じながら読み進めるのが楽しいです。

最近は、YouTubeに"本要約チャンネル"と言う、過去の名著、ビジネス書など短い動画でポイントを紹介してくれている方のチャンネルが沢山有ります。読んでみたいけど難しそう、と思うものは音声で説明してくれるので、読む前の下準備にとても便利です。皆さん工夫をしてアップしているので、お気に入りを見つけてみるのも良いかも知れません。

本離れ、活字離れが進んでいると思いますが、オーディオブックなど違った形でも、過去の作品、知識、知見に触れられるので、自分に合う形を使って本と触れ合って欲しいなと思います。

次は上級編 "本は友達"です。

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