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別冊 夢想ハウス.にこにこ

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毎月SHOWROOMで朗読配信した後に、朗読した作品、作家について好きに語ります。
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#ホラー

恐怖の胚珠:小酒井不木について

恐怖の胚珠:小酒井不木について

こんばんは。月に一度の別冊夢想ハウス.にこにこです。
2024年、始まりましたね~!
昨年末は、怪奇小説→科学小説へと舵をきった二人の作家、蘭郁二郎と海野十三の作品を読みました。
今年の朗読はじめは、1/12(金)、小酒井不木のじめっと恐い話「犬神」でスタートです!

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不木先生と乱歩先生

小酒井不木は生理学・血清学を専攻とする医学博士である一方

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幻想の客体に体温を:蘭郁二郎について

幻想の客体に体温を:蘭郁二郎について

こんばんは。月に一度の別冊夢想ハウス.にこにこです。
11/17(金)の朗読では、蘭郁二郎「蝕眠譜」を読みました。
いつもタイトル画像に作家の顔写真を入れるのに、蘭先生全然ヒットしなくて…ちょっと寂しい感じ。

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蘭郁二郎の怪しい世界

蘭郁二郎という作家をご存知ですか?
1931年、江戸川乱歩全集の付録冊子「探偵趣味」にて、読者から掌編探偵小説を

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ホラーという脊髄刺激装置:葉山嘉樹について

ホラーという脊髄刺激装置:葉山嘉樹について

こんばんは。月に一度の別冊夢想ハウス.にこにこです。
10/20(金)の朗読では、葉山嘉樹「死屍を食う男」を読みました。

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出会いは「セメント樽の中の手紙」だった

葉山嘉樹といえば…学生の頃に授業で読んだ「セメント樽の中の手紙」。
以前朗読したことがあるけど、コメント欄は凍り付いていた。遣り切れない読後感を共有した思い出…。
葉山嘉樹

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