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Louder Than Words : DRAWING AND MANUAL Documentary Series vol.2 Masaki Miyamoto 前編 | 語ること、語らせること
突然ですが、青年期の私のドキュメンタリー体験といえば、「ザ・ノンフィクション」。それまでの日本のドキュメンタリーは歴史的事象や人物、事件や事故を追う分析系が主流で、2000年以降に始まる「プロジェクトX」や「情熱大陸」といったいわゆる現場系ドキュメンタリーへの潮流となります。その狭間、1995年に始まった「ザ・ノンフィクション」は主題は同じくしているものの、毛色の異なる、いわゆる日の当たらない社会
もっとみるLouder Than Words : DRAWING AND MANUAL Documentary Series vol.2 Masaki Miyamoto 後編 | 観ること、感じること
いわゆるマイノリティと呼ばれる人たちを撮影し、映像に映し出すことで光を当てることをライフワークとしている宮本正樹の仕事について訊く、DRAWING AND MANUAL ドキュメンタリーシリーズ 第二弾、後編です。
(前編はこちら)
クライアントワークからプライベートワークへ
宮本は、クライアントワークにおいては監督だけではなく、取材や事前交渉、ロケーションコーデディネートからスタッフィング
286 games, 850 hours, 60TB and 1 camera : DRAWING AND MANUAL documentary series vol.1 Kazuo Tsujimoto episode#2 見えないものを映すということ
選手の苦悩に焦点を当て厳しいプロの世界の裏側を鮮明に描き出しつつも、翌年への展望へと導いた前作「FOR REAL ー遠い、クライマックス。ー」。自身初の長編ドキュメンタリー映画制作で自らの作品の方向性を考え始めたという辻󠄀本が次作で描きたかったのは、選手ひとりひとりの心の奥。
チームの一員という気持ちで「前年から持ち越した関係値と撮影フォーマットがあったので、映画の全体像を俯瞰でみる余裕があっ
286 games, 850 hours, 60TB and 1 camera : DRAWING AND MANUAL documentary series vol.1 Kazuo Tsujimoto episode#1 超密着ドキュメンタリー
前回は、一般的になぜ今の時代に「ドキュメンタリー」という映像手法がフィットしていて、確実に共感を得るのか5つのキーワードを軸に映画作品を取り上げながらお話ししました。
今回はドローイングアンドマニュアル制作のドキュメンタリー作品を紹介するシリーズ 第一弾として、2年間286試合850時間を一台のカメラで追い、60TBをも超える素材から2つの長編ドキュメンタリー映画を完成させたディレクター 辻󠄀
Documentary Series vol.1 Prologue “ドキュメンタリーのあるところ”
ドローイングアンドマニュアルの映像には、ドキュメンタリー手法でつくられたものが多くあります。
尺の限られたCMはテレビというメディアから抜け出し、WebやSNSをはじめとしたインターネットの大海原へ。その結果、マーケティングの上で導き出されたマス向けの表現方法から、少数の趣味嗜好を持つターゲットに確実に刺さる表現方法へと移り変わりました。得るべきは「インパクト」から「共感」に。
なぜ「ドキュメン