noteを1年続けたら、あんな成長やこんな発見があったよ
早いものでnoteを始めてからいつの間にか1年と1週間程経っていました。ということでこれまでの振り返りや進歩、成果について書きます。早速本題
公開記事総数はこの記事を含め54記事で、気分によって更新したりしなかったりな時期がありましたが平均するとだいたい1週間に1本ペース。
文字総数は大雑把に約210,000文字で(我ながらしゅごい)、1記事当たりの平均は3500文字程度となりました。課題レポートのような分量をここまで維持できていたのは結構嬉しいですね。
ちなみに最も分量の多い記事がコレ。10年前に出たゲームのやり込みマニュアルを自分流に作ってみたもので、何と約17,500文字。見返りも何もないのに良くここまで書けたな…。
始めたての熱量のままで更新頻度を保つことこそ叶いませんでしたが、個人的には単純な記事の量ではなくて、
・自分の思考を言語化する
・分量や語彙をより多く
・良い文章、良いフレーズを書く
といった、質の部分に注目しています。確かに書く能力は習慣化することによって大きく伸びていきますが
それ以上に、書きたいと思ったことを伝わりやすく、そして自分自身がそれを楽しく感じられているかどうかを大切にしてきました。
この能力は当然1年経った今も発展途上・粗削り・道半ばと、ザ・俺流ではありますが、それでも確実に文章力は磨かれていると確信できるものになっています。
運営のオススメにピックアップされたり、自己発信を続ける内にリアルの人付き合いにも読者が増えてきたり。
以下ではnoteを通した僕の1年間の成長の記録を振り返ってみようと思います。
成長&進歩1:単純な文章力と、意見表明力
自分でも恥ずかしさはありますが記念すべき1記事目を成長進歩の比較対象として晒し上げることにします。
パソコン買ったらブログ(=文字を用いた自己発信、意見表明)をやろうとは決めていて、最初に思いついたネタがこれ(何で?)。
お金が簡単に無くなっていくことの儚さとか、贈り物を貰う時の自分の心持ちが子供の頃に比べてだいぶ淡泊になってしまったなとか、そういう悲哀交々を書いたものです。
noteの仕様をまだ分かっていないというのもありますが、伝えたいことが上手く伝わってないというか、ぎこちない。
思ったことを伝えようとしてる割には独り言っぽいというか。ただ書き連ねているだけな感じがします(するよね?)。
では次に、数か月前に書いたこちらの記事を見てみます。
よりによってこれをピックアップするのね~…。
誘われてハマったギャンブルで大負けした時のです。
特殊性癖とも言うべきか、自分にはネガティブな感情のときの方が良い文章が思い浮かんでくるというクセがありまして、そのせいでブーストがかかっているのかどうなのかは知りませんが
1記事目と比べると明らかに文章の質や、伝えたいことを伝えようとして来てる感というか
文章から感じられる迫力、熱量のようなものが冒頭文を軽く目で追っただけでも違うように感じられます(られるよね?)。
このように、書く能力は継続することで個人差はあれどどんどん上達していくのだと思います。また、僕が意識してきた
伝えたいことを、ユーモアを交えつつ順序良く組み立てていく
という工夫は、話す能力も養ってくれていることに気付きました。書くことを続けていると、手応えをいつ掴めたのかははっきりとしないんですが
いつの間にか思ったことをすぐ、かつ分かりやすく伝えたり、面白いと思ってもらえるようなフレーズの使い方だったり、話を組み立てる能力が明らかにnote始めたての1年前よりも自覚できるレベルで上がっている、というのが分かりました。
これも説明するのは難しいんですが
ごちゃごちゃ話す→寄り道や迷子でだらしなくオチに着地するというよりかは、
導きたいオチがある→それを踏まえた上で正しく迂回するみたいな感じで、ゴールありきのスタート的発想に転換していったイメージ。
成長&進歩2:記事の小バズり&まとめブログ掲載から学んだ、文章の整合性&読み手の意識
さて、ここでダッシュボードをご覧いただくと
一つだけ閲覧数が突出している記事がお分かりになると思います。
☝こちらはnoteを始めてから2か月くらいのもの。この記事も独り言というか、自分の中の思い出を整理する感じで軽く書いたものなんですが
☝こんな感じで何の運命のイタズラか運営のオススメ記事にピックアップされまして、それから今日までちょくちょく閲覧数が増えていっています。さしずめメインウェポンってやつですね。
僕がモチベーションを保っていられるのはもしかするとこの記事の成功体験のお陰かもしれません。自慢できるのがこれしかないとも言えるんだけど。
閑話休題。それからしばらく経って今年の9月、自分の記事と意外な所で再会することになります。
何が起こったかというのを1から解説しますと、まず「人気ブログランキング」という細かいカテゴリごとに分けられたいろんなブログを閲覧できるサイト(サービス?)がありまして
その中の「オンラインゲーム」内の「ドラクエ10」カテゴリのランキング2位「エルおじ速報」というブログは、5ちゃんねるのドラクエ10関連スレッドから話題のレスを抽出してまとめる、という
所謂まとめサイト的な形式で運営されています。情報収集の習慣があるドラクエ10プレイヤーなら殆どが目にしたことのあるサイトです。
で、僕の記事がこのサイトにまとめられていたという訳ですね。
当然僕もプレイヤーですからこのサイトにはお世話になっていましたが、まさか自分の書いた記事が5ちゃんねるで話のネタになっているとも、他サイトにまとめられるとも思いませんでした。見つけた時の心臓バクバクが凄かった。
他には、twitterでもドラクエ10プレイヤーの方に僕の記事を見つけてもらって、界隈でほんの少しだけ拡散されたりとかもありました。
読まれた数だけ賛否も分かれてたりしていましたが、それ以上に嬉しかったのは記事自体のテーマ云々よりも「読ませる文章です」とか「気持ちが伝わってきます」といった、僕が綴った言葉自体への感想です。
不特定多数の人に読まれるということが
・内容や表現が適切かどうか
・より多くの人を納得させられるものか
・単純に、読みやすい文章か
といった点に気を配るきっかけになったように思います。
人はふつう、寝ぐせがついたまま、パジャマを着たままで出かけたりすることはしませんし、誰かに振る舞う料理は可能な限り美味しそうに、綺麗に盛り付けようとするはずです。
それと同じように、この経験を通して僕の文章は単なる自己満足に留まらず、今まで以上にそれを読む側の感覚を意識したものになっていきました。
成長&進歩その3:自己開示を続けることで自分の軸を得る
多くの方はネット上では匿名あるいは現実とは異なった名前を使って、不都合や不利益が生じないよう、異なった居場所を得られるよう、リアルとネットが切り離されるようにしているはずです。
しかし僕はnoteのアカウントを実名にしていたり、SNSに僕のnoteのリンクを紐づけていたりと、本来であれば現実の人間関係や思想信条とは異なった自己表現や意見表明が可能であるにも関わらず、リアルとネットの人格を統一するようにしています。
現実で僕と繋がっている人であれば、誰でも僕の頭の中を覗き見できる、つまりあんな情報やこんな情報を他ならぬ僕自身があずかり知らぬ間に得ることが出来てしまう、というのは普通結構なリスクであるように思われますが、僕の場合は
切り口はどうであれ、それ以上に、自分という人間あるいは自分の文章や考えに興味を持ってくれる人間がいるということをとても有り難いことだと考えています。
以前も書いた気がしますが
文章の世界に自分を留めているうちは、それを読んでくれた人に対して、そのお礼という形で自分という人間をありのままさらけ出すことに決めています。
「ジョハリの窓」的に考えれば、僕はそうした普通とは異なる形の自己開示の形をとることで「隠された自己」「誰からもまだ知られていない自己」を減らし「公開された自己」を広げようとしています。
好きなものや考えたことを「現実の自分の人格」として表現する
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第三者の目によるフィードバックを通じて、自分らしさを再認識したり強化したり。間違っていたら正す。
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続けるうち、自分を表現することに対する怖気や恥ずかしさのようなものが無くなっていき、良いのか悪いのか置いておいて自信がつく
というように、曲がっていた背中がピンと整っていくような感じで、自分らしさが透徹していくような、軸ができたような感覚がこの1年間で得られたような気がしますね。調子乗っちゃって。
まとめとあとがき
・書き続ければ、語彙力や文章力は確実に磨かれていく
・読み手を意識するともう一段階レベルアップできる
・上の二つを続けることで、自分らしさが形づくられていく
大きいところを書き出すとこんな感じです。
その他の発見としては、記事のテーマが他人に向けたものか独り言なのかで無意識的に「です・ます」「だ・である」が使い分けられていたりとか
敢えて難しい言い回しや捻くれた表現を背伸びして文章に混ぜがちとか
いろんな気付きがありましたが、それは置いといて…
歩くペース(投稿頻度)も歩き方(記事の内容)も人の数だけあると思います。というか何なら別に書くことじゃなくても、そもそもnoteというプラットフォームじゃなくても構わないと思います。
しかし何か物事を長く続けていけば、その道を振り返ったときに「あの時はこんなことがあった」と各々がしみじみ深く感じ入ることができるでしょうし、それは続けた人だけが臨むことのできる景色であると思います。
2年目もぼちぼち頑張ります。貯めてるだけでネタもいっぱいあるよ。
P.S. 僕の文章のことポエムって言うのキズつくのでたまにやめたりたまにやめなかったりしてください。
本当の本当におしまい
どうしようもなく下らなくて、だけれど面白い何かに使わせて頂きます