見出し画像

耳鳴り潰し114

 子どもたちのデイ・サービスの日。と同時に私の定期健診。病院への道のりの途中で忘れ物を思い出して急いで家に取りに帰る。また急いで病院へ向かう。暑すぎる。熱中症に注意していても、こういうイレギュラー時に人は倒れてしまうのだろう、と実感する。

 定期健診とはいっても、脳脊髄液の状態は通常の状態に回復しているので、検査はなく問診のみ。前回の検診時は酷い体調だったがその後随分マシとなり、これならばもう大丈夫だろうと、リハビリの負荷を重くしたところ、あまり調子がよろしくないといったことを話す。頭や首に負担をかけているわけではないから、この暑さのせいかもしれない。しかし先生としては「結局本人にしかわからないことですからね」と言うしかないことだ。

 耳鳴りについては、半年経過して変わらないのならもうずっとこのままだろうとのこと。この連載の継続が決定する。

 帰りに業務スーパーに寄っただけでもうダウン。処方してもらった痛み止めは後日取りにいくことにする。少し遠回りすれば以前の職場を外から眺められて現在の様子を見れるのだが、その「少しの遠回り」が不可能な体調に陥っていた。頭の締め付けがここ最近で一番酷いことになる。

 よたよたと家に帰り付き、シャワーを浴びて水分と塩分を補給し、昼食後横になる。日々のルーティンの中にいれば問題ないが、イレギュラーを入れると、入れた分だけ休息しなければいけなくなる。ならば日々ルーティンの中で過ごせばいい。今回は単純に暑すぎるのと、忘れ物のせいで無駄に動いてしまったせいでもあるが。

 起き出した後、子どもたちが帰ってくるまでまだ時間があったのであれこれ進めようとしたが、やはり進まず。かろうじてメンバーシッププランを作成して申請するところまで。あまりクリエイティブなことができそうになかったので、「酷暑」のイメージ画像を「みんなのフォトギャラリー」向けに生成したりする。

ルーティンの中で積み重なっていくものの一つのまとめ。
架空書籍紹介(85冊目~91冊目)

 夕方雷と大雨。すぐ近くに落ちたらしく凄まじい雷音が響いた。電気もちかちかと瞬いた。

 送りの車が家の前に着いた時に娘が「グランドファーザー!」と私に向かって呼びかけた。先生に「それ違うんじゃない?」とツッコまれていた。

 プロ野球を見なくなってから、見たかった展開になっているらしく、佐藤輝明の特大ホームランの映像をネットで見てしまう。しかしまた見始めるほどのエネルギーがないので、伊坂幸太郎「あるキング」を読み始める。野球の話。


入院費用にあてさせていただきます。