見出し画像

耳鳴り潰し116

 夜中の三時過ぎに目が覚める。まだ眠りたい。頭も痛い。しかし耳鳴りが大きすぎて眠れない。一日の終わりであれば疲れで誤魔化して眠ることができるのに、五時間以上寝た後では再び眠ることは難しい。どうにか二度寝した際には、逆に寝不足感に襲われてしまうのだ。

 というわけで朝一(現在)で伊坂幸太郎「あるキング」読了。伊坂幸太郎作品の中で一番好きかもしれない。作者のあとがきで「いつも以上に、自分の好きなように書いた作品」とあったので、つまりは普段は「完全に自分の好きなように書けるわけではない」ということかもしれない。

 外が暑すぎるせいで、家の中での遊びのバリエーションが増えてきた。この日は唐突にラップバトルが始まった。娘が言い出した「サングラスをかけて寝ている店員。商品を盗む悪い人」という設定で、私が店の物を盗む。しかし顔認証(?)が必要とかで店員のサングラスを持ち上げると、目を開けており、ずっとこちらを観察していた、という遊び。

 なんだそれは。

 店員役を息子に交代した時、手持ち無沙汰だった私が、何となくおもちゃのスプリングを持ってシャカシャカ鳴らし始めた。「タン、タン、タンタンタン」とリズムを刻む。それに合わせて私が演じる泥棒役が「盗んでない、買おうとしていたところだ。しかし財布には三十円しかない。明日金を持ってくる」といった内容を、ラップ調で言う。店員役の息子も同じリズムに合わせて、ラップ調でこちらを追い込んでくる、という遊び。

 なんだそれは。

 最終的に警察官三百万人とロロノア・ゾロとゴクウブラックに店が包囲されてしまう。

 このリズムなんだっけ、と思ったら頭脳警察「生成流転」だった。

 百人一首のイメージ生成画像(41~50)追加。飽きてきたけれど、資料としての意味や、ここから派生したいろいろがあるので、続けてる意味はあるんだ、といったことをイースタンユースを歌いながら書いている。

 夜、近所で行われている大きな花火大会の音が聞こえてくる。しかし過去に観に行った際のいい思い出があまりないのと、人混みに混ざりたくないのと、私は上を見上げられないのと、娘は大きな音が苦手なのと、といった理由で、音だけを聞く。本当は様々な経験をさせてあげた方がいいのだろう。コロナ禍や自分の病気のせいにして、外での楽しみを奪ってしまっているのかもしれない。将来子どもたちに恨まれるだろうか。

 メンバーシップ申請が通ったので、近々その記事も書きます。

 そういえばウルトラマンジード24話を観た。この次が最終回。娘の誕生日を祝っている途中で出動するウルトラマンゼロと、それを見送る家族の様子に涙が出た。


この記事が参加している募集

入院費用にあてさせていただきます。