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母がニルヴァーナを聴いている/自由律俳句風に作品を紹介

母がニルヴァーナを聴いている

角田光代「ロック母」


作品のあらすじや感想や登場人物の心境やら、とにかくなんでもいいから作品を紹介してみよう、自由律俳句風に、という企画。

本を読んでもあまり感想書かなくなったな。
でも作品の良さは伝えたいな。

自由律俳句再開したいけど、生活サイクルがほとんど同じで詠めることが少ないな。

という二つの想いが重なりあって生まれたのが、冒頭に詠んだ一句。本当に作中でニルヴァーナを爆音で流す年老いたお母さんが出てくる話。

他にもいくつか。


人を殺すよりも鞠を蹴っていたい

伊東潤「国を蹴った男」


私が歌っていたのはゲットワイルドです

佐川恭一「受賞第一作」


夏目君の家に行ったことはない

森鷗外「夏目漱石論」


稲垣潤一さんのドラムに触れる

西村賢太「芝公園六角堂跡」


theピーズ聴きながら逃げてた車のことですね

絲山秋子「逃亡くそたわけ」


自分が死んだ理由を探しています

平野啓一郎「空白を満たしなさい」


親の代わりがパンクロックでしたので

石川宏千花「拝啓パンクスノットデッドさま」


本に限らず何にでも使える。
その気になれば誰でも出来る。
うちの母はニルヴァーナを聴いていない。



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