プレゼン

読む・書く・話すを短くまとめる要約術!

どうも。道楽(DORAKU)です。

皆さんは人と喋ったりする時に話が上手くまとまらなかったり、
前置きが長くなり相手に「結局何が言いたいの?」と言われた経験は無いでしょうか?
あるいは読んだ本の内容を思い出せず苦労した経験は無いでしょうか?

以前、紹介した速読のテクニックでは本を効率的に読む方法をご紹介致しました。(前回の話は下記を参照。)

今回は、速読術でご紹介したテクニックの1つ『要約力』について具体的な方法と誰でもすぐに使えるテクニックをご紹介致します。

また、後述で紹介する要約テクニックは読書に限らず、仕事の報告書や大人数を前にしたプレゼン、日常の会話にも使えますので是非ご活用ください。

▼目次

▼はじめに
人は相手の話を70~90秒しか聞いていない事実
▼基礎編
①話の上手い人は「情報整理」と「抽象化」のプロ
②要約の最小単位「4部構成」
▼応用編
①4部構成の4つのパターン
②4部構成で読む
③4部構成で書く
④4部構成で話す
▼まとめ
4部構成はすべてに通じる要約術

▼はじめに
人は相手の話を70~90秒しか聞いていない事実

ニュースキャスターのほとんどは、1つの報道内容に対して1分10秒から1分30秒にまとめられて伝えていることをご存じでしょうか?
実はひとつの情報を伝える場合、70秒~90秒が最も相手に伝わりやすいと言われています。
なので、ニュースの報道のほとんどは大体70秒~90秒にまとめられているのです。
逆に言えば、話を聞く人の集中力は1分~2分ぐらいまでしか続かず、それ以上にダラダラ長く話してしまうと相手にはほとんど伝わっていないのです。

▼基礎編
①話の上手い人は「情報整理」と「抽象化」のプロ

お笑い芸人、起業家、講演家。多く人の心を掴み奮い立たせるメッセージを上手に伝える話のプロたちは「情報整理」「抽象化」に優れています。

情報整理とは話を「起承転結」の項目に分けたり、余分な情報をそぎ落とし、伝えたい情報だけを1つ1つのフレームに分け相手に伝えます。

また、伝える技術のみならず本や論文、相手の会話から何を伝えたいのか本質を探るのにも長けています。
例えば、ビジネス書ではいくつかの事例を挙げ相手の想像を働かせる内容を提示しますが「根本の筆者が伝えたいメッセージは何だったのか? 」と聞かれると多くの人が事例だけを覚え、伝えたい本質を見逃してしまいます。

これが話の上手い人とそうでない人を分ける大きな差になります。

②要約の最小単位「4部構成」

では、話のプロではない大半の人たちはどうしたら要約力を鍛えらえるのか?「情報整理」や「抽象化」の能力を鍛えるべきか?
実はもっと単純かつ容易に出来る方法があります。

それが今回ご紹介する『4部構成』になります。

実は、物語や小説、論文やビジネス書のほとんどは『4部構成』で説明でき、この『4部構成』こそが最も余分な情報をそぎ落とし無駄なく相手へ論理的に伝える為の技術になるのです。

『4部構成』で最も有名な「起承転結」を例にとって見てみましょう。
「起承転結」を使って日本おとぎ話「桃太郎」に当てはめると下記のようになる。

起:桃から桃太郎が生まれる。
承:鬼が悪さをしているので、仲間を集める。
転:鬼が島に乗り込み、退治する。
結:財宝をもって村へ帰還する。

いかがでしょうか?「昔々、ある所に~」の導入部分から始まる文章と比べてかなり話をまとめる事が出来ております。
もちろん詳細に話を知りたい人には、昔々(時代)や犬・サル・キジ(仲間)などの登場人物などを細かく説明する必要があるが、要約では余分な情報は省くのが最大のコツです。

そうする事で、本来伝えたいメッセージが霞むことなく相手に伝えられるのです。

▼応用編
①4部構成の4つのパターン

それでは実際に読む・書く・話す・まとめるで有効な『4部構成』の4つのパターンを見ていきましょう。

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