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かな@文章をたくさん書く
2022年2月2日 20:42
恋愛✕旅小説 舞台はキューバのバラデロ。カリブ海は、日差しがあまりにも強く、世界で一番キラキラした海だと思った。そこで飲んだキューバリブレのアルコール度数の高さとか、甘ったるさとか。平凡な男女二人が、まるで映画の中の主人公かのように勘違いしてしまうのも仕方ない、最高のシチュエーションだった。そして、「人生で一番のromânticoな思い出になるね」という言葉。今から思うと笑えるくさ
2022年2月4日 19:51
瑠璃に必要なことは、「謙虚さ」だね。と、夫に言われた。そう言われて反論できなかった理由は、確かに私は傲慢な女だから。とびっきり美しいわけでもないのに、もちろん聡明なわけでも、甘やかされて育った家庭環境とそれなりにうまくいった人生は私の自己肯定感、というなの傲慢さを育むのに十分すぎる環境だった。友達は言う。「でも、たった一人の人生のパートナーくらいは、とびっきり甘やかしてくれてもいい
2018年4月16日 14:23
地下鉄の中で、”たおやか”の言葉の意味を調べた。≪ 姿・形・動作がしなやかでやさしいさま。たわやか。 「 −な乙女」 「 −な山の峰々」 「 −な舞の手振り」 三省堂 大辞林 ≫たわやかと私が言ったのは、間違いではなかったのだなと心の中で思う。スマホから顔を上げると、目に映るのはくたびれた会社員の寝顔。16時を過ぎた地下鉄には、外回りで疲れた顔をした大人たちが多く乗っている。地下鉄だ