ドンマツオ

ドンマツオです。 ズボンズのリーダーです。 好きなものはロック音楽です。

ドンマツオ

ドンマツオです。 ズボンズのリーダーです。 好きなものはロック音楽です。

最近の記事

ドンマツオ、モードチェンジに苦労する。

 この間ドンマツオグループでライブやったのが先週の金曜日だったのだけど、5日ほどたってようやくまたズボンズをやるモードに戻ってきた。去年まではThe 9Oz、DMG、ソロ弾き語りと3つのモードをひと月の中でやるという分裂的な時期もあったが、歳のせいなのか、ズボンズという中心の求心力の強さの影響か、音楽の使い分けを難しく感じるこの頃なのです。  見た目にはどれも同じ様なものじゃないか、と誰もが思うかも知れないけれど、ボクの気持ちの有様がまったく違う。ソログループはロックの歴史

    • 夜中に、目を覚ますと。

       毎晩、寝てから夜中に一度目を覚ます。その後すぐ寝付くということは無く、長いときは1時間以上寝付けず、本を読んでいたりすることもあれば、そのまま起きてしまうこともある。だいたい三分の二くらいの確率で再度寝れるのだが、面白いことに、目を覚まして意識が微睡んでいる10分くらいの間に、様々な「解答」を発見することがある。  大抵それらは、このところずっと頭を悩ませている物事に対しての答である。どうしても決まらなかった歌詞の一部であったり、イベントのブッキングの内容であったり、スケ

      • ボブディラン的登山法。

         朝起きたらレオから、この曲前やった時はこういうコード進行だったけど、今回のテイクでは違う進行になっていて、どうしますか?という連絡が入っていた。というのも、昨日1人でリハやっていて、そのやり直した同じ曲の音源を「当日やるかも」と送っていたからである。  同じ曲なのにコード進行が違う。展開が変わったり、付け加えられたりしている、ことは、ボクには良くあることなので、基本的にメンバー誰も驚きはしない。またか、と少しだけ呆れられるだけである。(レオは、ボクが忘れてるんじゃないかと

        • 新しい実験を始めるとき。

           昨日はドンマツオ(new)Groupのリハで…とは言っても、動かない主要メンバー(bass レオ&drums Ouiee)と3人で入った。DMGでリハ入りするのは珍しいことである。  「持っている情報は最小限、演奏が始まったら兎に角音楽に付いて行く」という、あるような無いようなコンセプトを元にしているので、リハなんかやって確認してはイケナイのである。リハで上手くいってしまうと、その通りにステージでやろうとしてしまうからである(それのどこが悪い?と思う人も多かろうけれど)。

        ドンマツオ、モードチェンジに苦労する。

          スーパーパワーを出すには。

           明日、一月以上振りにズボンズのライブだ。人に「ライブは緊張しないか?」と訊かれることもあるが、大抵「無い」と答える。しかし実は、まったく無いではない。ある不安は常にあり、それは「今日このステージで力を出し切れるか」である。力を出したければ出したいだけ出したら良かろう、と簡単なものでもなく(荷物をヨイショと運ぶ訳では無いのだから)演奏している最中に、しっかりと音楽の中に入り込まなければならない。  音楽の中に入り込むというのは、一種のトランス状態になることである。そういうフ

          スーパーパワーを出すには。

          スペックを上げる。

           韓国での子供の教育競争が、やたらと厳しいという話。良い大会社に入るために、良い学校を出てなければならず、その為に子供の頃から大変に勉強し、習い事もし、それらすべてが子供の「スペック」を上げるためだということが常識なのだそうだ。  子供達は(当然)塾に通い、夜遅くまで勉強した後に、習い事をやりに行く。水泳だとか、バイオリンだとか。もちろん、夜はとんでもなく遅くなるが、朝になると一応学校には行かなければならないため、その役に立たないと考えられている授業中に寝るのだそうだ。先生

          スペックを上げる。

          社会の変な需要に、ドンマツオ首を傾げる。

           サビカラ、とはなんだろうか。サビだけ歌うカラオケだそうで、びっくり仰天である。曰く「効率よく、おいしい部分だけ」とのこと。驚くなー、いやーやはり若者の時間感覚というか、ニーズに応えるのも大事なので……とか真に受けていると、文化もズタボロにされてしまう勢いではないか!(◎_◎;)(そもそも効率よく、とか、おいしい部分というのは、音楽に対して使う言葉でないし、このような詭弁使いに騙されてはいけない)  ちなみにボクの曲で考えてみると、Highway A Go-Goなら「Yea

          社会の変な需要に、ドンマツオ首を傾げる。

          ズボンズ進捗。

           ズボンズは、このひと月の間はライブも無く、ぼちぼちとスタジオに入ってるうちに新曲もたまってきていて、アルバム制作突入まであと数歩といったところだ。  考えてみたらボクが最後に本格的にアルバム作りをしたのが、かれこれ5年以上前。その間も曲作りやレコーディングをやっていたけれど、どれも突発的というか、思いついたらすぐにという感じで、あまり練り上げることを良しとしていなかった。なんというか「練り上げる」という作業が、この時代の自分にとって意味のある事でなかったからである。(むし

          ズボンズ進捗。

          ドンマツオ、憤懣やるかたなし。

           こんなことを、ザザッとこの雑なブログで書くことでは無いけれど、今日の新聞で「東電、柏崎原発に核燃料装填を申請」の見出しを見て「おいおいそろそろいい加減にしたらどうなんだ」と怒り呆れ気持ちいっぱいなのである。どうしても、どう考えても納得がいかないのは、人間に処理できない核燃料を絶対的に抱えてしまう原子力発電という、どう考えても未来の無い、というか未来に存在させてはならない発電システムを、マジでまだ続けるつもりなんですか?というところであり、これはどんな人にとってもマジで簡単に

          ドンマツオ、憤懣やるかたなし。

          ありがとう、エリザベス・ストラウト。

           時々、月に一回くらい理由なく寝付けない夜があって、昨晩がそうだった。身体は眠い信号を出しているので、あっちにゴロゴロこっちにゴロゴロとしながら寝付こうと試みるが、1時間以上過ぎた気がして(時計は見ない)諦めて本を読むことにする。  今はエリザベス・ストラウトを集中的に読んでいて、最後の一冊の終わりに近づいていたので、一気に読んでしまうことにした。とても胸に沁みる物語を書く作家である。  一人の中年の女性を中心に、住んでいるエリアの住民それぞれの視点や物語を描くことで、人

          ありがとう、エリザベス・ストラウト。

          ドンマツオの散髪法。

           かれこれ20年以上、髪は自分で切っている。途中、カッコつけたい気分だった頃は、当時のメンバーの勧めで原宿の美容院まで切ってもらいに行ってたが、結局帰ってから自分でちょこちょこと切り直したりするので、いつの間にか行くのをやめてしまった。他人からは「よく後ろも自分で切れますねー」と言われるけれど、そもそもクセのある髪なので、適当に切っていてもそれほどおかしくはならない、というか、おかしいといえば全体がおかしいので、目立たないというか。  朝起きると派手に寝癖がついていて、ドラ

          ドンマツオの散髪法。

          人類の叡智の使い方。

           さて今日は、AIによるボイスクローニングのニュースである。SNSなどで、アップされているある人の音声をAIに学ばせることで、本人そっくりの喋り方を学ばせ、フェイクニュースや詐欺に活用(?)するそうである。怖い。もしマッタさんから電話あって、フェイクマッタから「帰りにシュークリーム5個買ってきて」と頼まれたら、間違いなく騙されるであろう。(「五万円振り込んで!」くらいでも、騙されるかもなー)  あと、オアシスの曲をジョンレノンに歌わせるとか、最近のストーンズの曲を昔のミック

          人類の叡智の使い方。

          人の頭の中が読める時代。

           大谷選手にまつわる件は相変わらずタイムラインを騒がしているが、昨日から出てきたのは#ビートルズを語る資格である。  頭ごなしに「語る資格無し!」と言われると不愉快ではあるけれど、それを批判する人たちの揚げ足取りもまた不快な上に数が多く、元のツイート主がちょっと可哀想でもある(高名なロック評論家である)。ボクもまた若い頃は「ストーンズ嫌いな奴はロック出来ない!」と言ってドラマー(プログレ好き)を首にした経験があるだけに、痛し痒しである(しかもそれは学生のビートルズコピーバン

          人の頭の中が読める時代。

          お金はどこに消えていくの?

           昨日からの続きで、色々とニュースを見ているとギャンブルというのも恐ろしいもんじゃなー注ぎ込んだ巨大なお金は一体どこに吸い込まれていくのだろうか、しかし考えてみれば、親父もパチンコや競艇に入れ込んでいたよなーと思い出す。  ボクが小さい頃(4,5歳と思う)、昼間に親父に連れられてパチンコ屋に行った時のことを良く覚えている。  親父は特に子煩悩な人では無く、どうして仕事中であった筈のその時間に息子をそのような場所に連れて行ったのか、今考えると不思議だ。当時はまだ一発々々を指

          お金はどこに消えていくの?

          ドンマツオ、あれこれ。

           今日は、オリンピックのレスリングに出場して金メダル獲得する夢を見ました。どんな深層意識が渦巻いているのか、さっぱり分かりませんが。  ツイッターXでは大谷選手関連のニュースがいっぱいです。とんでもない額のお金をギャンブルに投入するもんだとぽかーんとしてしまうけど、お金というものは実に不思議なものです。まったく普通の結論ですが、巨大なお金は「良いこと」に使わないと全然役に立たない、どころか災難であると言うことなんでしょうねー。  さて、ズボンズは先日スタジオ入りして更に3

          ドンマツオ、あれこれ。

          ドンマツオ、ビートルズと出会った頃。

           その昔、くるり岸田くんに「ドンさんからはビートルズの影響は全然感じられないっすね」と言われて、いやいやおれはむしろストーンズよりもビートルズから音楽に入った人間で、高校生の頃はビートルズ以外の音楽は聴きもしなかったのだ、と答えていた(ふーん、とあまり納得してなさそうに彼は返してきたが)。  ボクのビートルズとの出会いは中学生の頃で、学校の掃除の時間に何故かPenny Laneのデパートインストバージョンが流されていて、知らず知らずに覚えていたのであった(まあそれ以外でも子

          ドンマツオ、ビートルズと出会った頃。